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貧血

19世紀から20世紀にかけて活躍したアイルランドの劇作家バーナード・ショーに舞踊家のイサドラ・ダンカンが勇敢にもいい寄りました。

「あなたの頭脳と私の肉体を受け継いだ子どもができたらすばらしいとお思いになりません?」

バーナード・ショーは「だが、あなたの頭脳と私の肉体を受け継いだ子どもができるかもしれませんよ」と答えました。

そうですね。

優性遺伝するとは限りませんからね。

劣性遺伝して身体の弱い貧血を起こして寝込んでばかりいる子どもができないとも限りません。

貧血とは

貧血(ひんけつ)は血液中の赤血球ヘモグロビンの濃度が大人の男性で14〜18g/㎗、女性で12〜16g/㎗の適正値よりも減少した状態をいいます。

血液の赤血球のヘモグロビンは全身の細胞に酸素を運んでいますので、赤血球が減少すると全身の細胞の酸素が不足して、酸欠、つまり酸素が欠乏した状態になります。

全身の細胞が酸欠を起こすと、貧血特有のだるさや頭痛などの症状が現れます。

女性の1割が貧血であるともいわれるのは生理によって毎月血液を失うからで、貧血は女性にとってはたいへん身近な疾患あるといえます。

貧血の種類

  1. 鉄欠乏性貧血
    • ヘモグロビンは酸素と結合するヘムという物質とグロビンというタンパク質が結合してできています。
    • ヘムの合成には鉄が必要であり、鉄は胃液に含まれる胃酸により吸収されやすい形に変化して、十二指腸小腸から吸収されます。
    • 何らかの原因でミネラルの鉄分が不足し、鉄欠乏症が起こるとヘモグロビンの産生がうまくいかなくなります。
    • すると、赤血球1個あたりのヘモグロビンが減って赤血球の大きさが小さくなり鉄欠乏性の貧血を起こします。
    • ふつう、貧血というと鉄欠乏性貧血のことをさし、貧血の90%以上が鉄欠乏性貧血です。
    • 鉄欠乏性貧血は血液検査の血清鉄、不飽和鉄結合能、総鉄結合能の適正値より診断できることがあります。
  2. 再生不良性貧血
    • 再生不良性貧血は血液中の血球成分の白血球、赤血球、血小板のすべてが減少する疾患です。
    • 再生不良性貧血の重症度が低い場合には、貧血と血小板減少だけがあり、白血球数は正常近くに保たれていることもあります。
    • 白血球には好中球、リンパ球、単球などがありますが、再生不良性貧血で減少するのはおもに細菌感染から守る重要な働きをしている好中球です。
    • 再生不良性貧血の場合、骨髄(こつずい)を調べると骨髄組織は多くの場合、脂肪に置き換わっていて、血球がつくられていません。
    • そのため、貧血症状や免疫力低下による感染症、血小板減少による血液凝固作用の低下による出血などが起こります。
  3. 溶血性貧血
    • 溶血性貧血とは赤血球の寿命が短くなって、正常な状態より早く消失してしまい、骨髄の造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)の造血能力が追いつけなくなって貧血を起こす疾患です。
    • ふつう赤血球には約120日の寿命がありますが、この寿命が15〜20日以下と異常に短縮した状態を溶血といいます。
    • 赤血球の寿命が短くなっても、骨髄ではふつうの状態の6〜8倍、赤血球をつくる能力があります。
    • 赤血球の寿命がどんどん短くなり、溶血を起こすまでは貧血は起こりません。
    • 赤血球の寿命が15〜20日より短くなるとしだいに貧血が起こります。
  4. 悪性貧血
    • 鉄欠乏性貧血が鉄の欠乏によって起こるのに対して、悪性貧血ビタミンB12が欠乏して起こる貧血です。
    • ビタミンB12もまた赤血球を造るのに必要なビタミンなのです。
    • 以前は悪性貧血の原因がわからず、治療ができませんでしたが、今ではビタミンB12の注射で治すことができるようになりました。
    • ビタミンB12は赤芽球生成のほか、上皮細胞、胃の粘膜、神経細胞の成長にも関与しますので、悪性貧血では舌炎や萎縮性胃炎、知覚障害も起こります。
    • 変わったところでは腸内細菌や寄生虫がビタミンB12を消費しつくすことで起こるほか、胃を手術で全摘後3~7年経ってから悪性貧血が起こることがあります。
  5. ビタミンB12と葉酸の欠乏による貧血
    • ビタミンB12や葉酸は細胞の核の中にあるDNAを合成するのに必要なものです。
    • DNA(deoxyribonucleic acid)はデオキシリボ核酸とも呼ばれる細胞の核の中にある核酸の一種で遺伝子の本体です。
    • DNAには生物の身体の構築や生命活動に必要なタンパク質などをつくるための設計図が書かれています。この設計図の部分のことを遺伝子といいます。
    • 遺伝子は遺伝形質を規定する因子であり、親から子へと遺伝する、あるいは細胞から細胞へと伝えられる形質、つまり性質を決定します。
    • 人間の細胞の核の中には23対、つまり46本の染色体がありますが、DNAは染色体の中にあって、二重らせん構造を持ち、染色体の中に細かく折りたたまれています。
    • ビタミンB12や葉酸が欠乏すると、赤血球の産生の際に細胞の分裂・増殖がうまく進まず途中で赤血球になるはずの細胞が死滅してしまいます。
    • また、骨髄の中に赤血球になれなかった前段階の赤芽球(巨赤芽球)もたくさんたまってきます。
    • それでこの貧血のことを巨赤芽球性貧血とも呼んでいます。
  6. 赤芽球癆(せきがきゅうろう)
    • 赤芽球癆は再生不良性貧血のうち、赤血球だけが減り、白血球と血小板が正常な範囲にある貧血です。
    • 赤芽球癆は再生不良性貧血と同様に骨髄の造血幹細胞の異常が原因で発症します。
    • つまり、骨髄でつくられる赤血球が激減して貧血症状を起こす疾患です。
    • 赤芽球癆はウイルスや薬剤によって造血幹細胞が障害を受けて発症する疾患です。
    • また、胸腺に腫瘍ができてリンパ球が造血幹細胞を攻撃することで発症する自己免疫疾患の場合もあります。
  7. 骨髄異形成症候群(MDS)
    • 骨髄異形成症候群(MDS)は骨髄中の造血幹細胞自身に異常が起こったため、赤血球、白血球、血小板などの血球成分がうまくつくられない疾患です。
    • 骨髄異形成症候群(MDS)は白血病に移行することがあるという特徴を持ち、以前は前白血病(ぜんはっけつびょう)と呼ばれていました。
  8. 白血病
    • 白血病はガン化した白血球の芽球が正常の血液細胞のように分化せず、完全に成熟しない段階の白血球が無制限に増加します。
    • 白血病は白血球が無制限に増えて、赤血球や血小板などの正常な血液細胞が減少する血液のガンと呼ばれる疾患です。
    • かつては不治の病の代名詞のような疾患でしたが、現在では、早期に適切な治療を行うことによって、完全寛解(かんかい)や治癒することができます。

貧血の予防と改善

貧血はたかが貧血と考えないで、自分の貧血の原因を正しく突き止めることが大切です。

また、貧血の正しい知識を身に着けることで、貧血を予防するほか改善していくこともできます。

貧血の中でもっとも多い鉄欠乏性貧血は、全身に酸素を運搬する赤血球を構成するヘモグロビンの減少が関わっています。

ヘモグロビンは鉄を原料としており、鉄分が不足することで体内が酸素不足になることで、だるさや頭痛などの症状が現れます。

鉄分は体内にも蓄えられているため、不足することですぐに貧血症状は現れませんが、不足してから補充しにくいのです。

鉄欠乏性貧血は毎日の食生活から鉄を摂取することで防ぐことができます。

しかし、鉄の多い食品を摂取するだけでは不十分で、鉄の吸収を助けるタンパク質やビタミンCも同時に摂取することが大切です。

また、赤血球をつくるのに欠かせないビタミンB12と葉酸の摂取も必要になります。

ビタミンB12は肉類、魚介類、乳製品などの動物性タンパク質に豊富に含まれていますし、葉酸もホウレン草やモロヘイヤ、ブロッコリーなどに豊富に含まれています。

貧血のまとめ

貧血(ひんけつ)は血液中の赤血球のヘモグロビンの濃度が大人の男性で14〜18g/㎗、女性で12〜16g/㎗の適正値よりも減少した状態をいいます。

血液の赤血球のヘモグロビンは全身の細胞に酸素を運んでいますので、赤血球が減少すると全身の細胞の酸素が不足して、酸欠、つまり酸素が欠乏した状態になります。

全身の細胞が酸欠を起こすと、貧血特有のだるさや頭痛などの症状が現れます。

貧血には鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血、溶血性貧血、悪性貧血、ビタミンB12と葉酸の欠乏による貧血、赤芽球癆(せきがきゅうろう)、骨髄異形成症候群(MDS)、白血病などがあります。

貧血はたかが貧血と考えないで、自分の貧血の原因を正しく突き止めることが大切です。

また、貧血の正しい知識を身に着けることで、貧血を予防するほか改善していくこともできます。

なお、健康食品やサプリメントとしての酢・黒酢はあくまでも、健康食品ですので、医薬品ではありません。

期待される効能もエビデンス(医学的根拠)が認められていません。したがって、効能を保証することはできませんのでご注意ください。

体調の悪い方、すでに疾患にかかっている方、妊婦の方、高齢者の方、児童などは摂取する前に必ず医師などの専門家にご相談ください

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