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唐辛子(とうがらし)
19〜20世紀のドイツの探検家アルベルト・フォン・ル・コックは中国の敦煌(とんこう)に古い文書があるという噂を聞きました。
敦煌に行こうか行くまいか迷ったル・コックは銅貨を放り上げて占いました。
表がでて、それはノーを意味しましたので、ル・コックは敦煌に行くことを止めました。
こうして、敦煌文書発見の名誉はイギリスの探検家オーレル・スタインのものになりました。
ル・コックも占いなどに頼らず、さっと敦煌にいっておけば、敦煌文書発見の名誉が与えられたのです。
敦煌といえばシルクロードで有名ですが、絹をヨーロッパに運んだと同時にウズベキスタンあたりから、インド原産の胡椒(こしょう)を中国にもたらしました。
胡椒もシルクロードでインドからウズベキスタンを経て、ヨーロッパに輸出されていたのを、シルクロードを経て中国に還流した形になります。
ところで、唐辛子は英語でレッド・ペッパーといい、ペッパーがつきますが、胡椒であるペッパーとは関係がありません。
唐辛子は探検家コロンブスがアメリカ大陸を発見したときに、持ち帰ったのですが、コロンブスはアメリカを西インドであると信じていたので、インドの赤い胡椒ということでヨーロッパに広まったからです。
なお、胡椒はインド原産の香辛料で、唐辛子より1,000年以上前にはヨーロッパに持ち込まれていたものです。
唐辛子とは
唐辛子(とうがらし)は中南米を原産とするトウガラシの果実からつくられる辛味のある香辛料です。
トウガラシは植物の方をさし、唐辛子は香辛料の方になります。
栽培されているトウガラシにはいろいろな品種があり、鷹の爪、ピーマン、シシトウ、パプリカなども含みますが、ピーマン、シシトウ、パプリカには辛味がほとんどありません。
唐辛子の用途
唐辛子は料理に辛味をつけるために使われますが、胃の機能を高める健胃剤、凍瘡(とうそう)や凍傷の治療剤、育毛剤としても利用されます。
唐辛子はビタミンAとビタミンCが豊富なことから夏バテの防止に効果が高く、また殺菌作用があり食中毒を防ぐともいわれていますので、とくに熱帯などの暑い地域で多く使われています。
唐辛子の成分
唐辛子の辛味の成分はカプサイシンといわれる成分です。
カプサイシンは粘膜や皮膚などの弱い部分に付着すると痛みを引き起こしますので、食べ慣れている若年層はともかく、年配の方には敬遠されることもよくあります。
カプサイシンは体内で吸収されると脳にまで血液で運ばれ、内臓感覚神経に働きかけ、副腎の髄質のホルモンであるアドレナリンの分泌を活発にさせます。
また、アドレナリンは自律神経の交感神経に働きかけて、発汗や強心作用を促します。
唐辛子は過剰摂取するとガンを発症する可能性があります。
カプサイシンは単体では発ガン性はありませんが、他の発ガン物質といっしょに摂取すると胃ガンや食道ガンなどのガンの発症の確率が高くなることが確認されています。
それはカプサイシンが血液の白血球のリンパ球のNK細胞の活動力を低下させ、ガンに対する免疫力が低下するからだそうです。
ですから、大量にカプサイシンを含んだ激辛料理をいつも食べることは止めた方がいいでしょう。
唐辛子のまとめ
唐辛子は中南米を原産とするトウガラシの果実からつくられる辛味のある香辛料です。
唐辛子は料理に辛味をつけるために使われますが、胃の機能を高める健胃剤、凍瘡や凍傷の治療剤、育毛剤としても利用されます。
唐辛子の辛味の成分のカプサイシンは粘膜や皮膚などの弱い部分に付着すると痛みを引き起こしますので、食べ慣れている若年層はともかく、年配の方には敬遠されることもよくあります。
カプサイシンは体内で吸収されると副腎の髄質のホルモンであるアドレナリンの分泌を活発にさせ、自律神経の交感神経に働きかけて、発汗や強心作用を促します。
唐辛子は過剰摂取するとガンを発症する可能性があります。
カプサイシンは単体では発ガン性はありませんが、他の発ガン物質といっしょに摂取すると胃ガンや食道ガンなどのガンの発症の確率が高くなることが確認されています。
それはカプサイシンが血液の白血球のリンパ球のNK細胞の活動力を低下させ、ガンに対する免疫力が低下するからだそうです。
ですから、大量にカプサイシンを含んだ激辛料理をいつも食べることは止めた方がいいでしょう。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
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