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歯周病

大正から昭和にかけての詩人で小説家の室生犀星(むろうさいせい)がある料理屋に行きました。

料理屋の女性が犀星の顔をつくづくと見て、「あなたはどうしてそういうお顔で、ああいうことが書けるのかしら…」といいました。

すると、室生犀星は「そりゃあ顔で書くのじゃないから、顔ばかり見ていてもわからないよ」と答えました。

もっともですね。

確かに詩や小説は顔では書きません。

頭の中でストーリーを考えて書くのですからね。

でも、小説を読んで、こんな面白い小説は誰が書いたのだろうと思って巻末の作者の写真を見たら、がっかりした方は多いのではないでしょうか。

「人間は40歳を越えたら自分の顔に責任を持たなければならない」といったのはアメリカのリンカーン大統領でした。

やはり、面白い小説はそれなりの自分の顔に責任を持った人物が書いて欲しいと思うのは私だけでしょうか。

ところで、歯周病は歯垢(プラーク)が原因でなる疾患です。

歯垢(プラーク)は毎日の歯みがきで予防できますから、歯周病にならないように自分の歯に責任を持って歯みがきをしましょう。

歯周病とは

歯周病は歯周病菌という細菌の感染によって引き起こされる歯肉、つまり歯茎の炎症の疾患です。

歯みがきで歯ブラシによる歯肉溝と呼ばれる歯と歯肉の境目の清掃が行き届かないでいると、歯垢(プラーク)が蓄積し、歯垢(プラーク)に多くの歯周病菌などの細菌が生息するようになります。

歯垢(プラーク)の中の歯周病菌がつくりだす内毒素LPS(リポポリサッカライド)によって、歯肉が攻撃され、歯肉から出血したり、歯肉の周辺が炎症を起こし、赤くなったり、腫れたりします。

そして、炎症がさらに進行すると歯周ポケットと呼ばれると歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台の歯槽骨が溶けて歯が動くようになります。

そこまで炎症が進行してしまいますと、最後は抜歯しての治療をしなければいけなくなってしまいます。

歯周病の原因

口の中にはおよそ300〜500種類の細菌が生息しているといわれています。

この細菌はふだんあまり悪いことをしませんが、歯みがきのブラッシングが十分でないとか、糖質を摂りすぎると細菌がネバネバした物質、歯垢(プラーク)をつくりだし、歯の表面にくっつきます。

この歯垢(プラーク)は粘着性が強くうがいをした程度ではおちません。

この歯垢(プラーク)1㎎の中には10億個の細菌が住みついているといわれ、ミュータンス菌などの虫歯菌や歯周病菌は内毒素LPS(リポポリサッカライド)や乳酸などの酸をだすことにより、虫歯や歯周病を引き起こします。

歯垢(プラーク)は取り除かないとカルシウムを含む唾液(だえき)によって硬くなり、歯石といわれる物質に変化し歯の表面に固くくっついてしまいます。

歯石は歯みがきのブラッシングだけでは取り除くことができません。

この歯石の中や周りにさらに細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素をだし続けるのです。

また、次のことも歯周病を進行させる要因となりえます。

歯周病はまず歯肉炎になり、それから歯周病になります。

歯肉炎は健康な歯肉がピンク色をしているのに対し、炎症を起こしているので、赤色の歯肉になるのが特長です。

また、歯みがきのブラッシングで歯肉から出血します。

赤く腫れた歯肉と歯の間に歯垢(プラーク)がたまり悪化していきます。

歯周が炎症を起こしている歯周病にまで進行すると、赤色の歯肉は赤紫色になり、さらに腫れます。

歯みがきのブラッシングで出血はもちろん、膿まででるようになります。

また、歯と歯の間が広がり、食べ物がよく詰まるようになります。

赤紫色になった歯肉は退縮してしまい、歯が長く見えるようになります。

歯周ポケットが深くなり歯槽骨が溶けていきます。

歯周病の治療

歯周病の原因は歯垢(プラーク)ですので、歯垢(プラーク)をためない、増やさないことが歯周病の治療の基本です。

そのためには次のことが大切です。

  1. 正しい歯みがきのブラッシングを毎日実行することです。歯の表面を歯垢(プラーク)のない状態にしておきます。
  2. 歯肉の中にまで入っている歯石を完全に取り除き、さらに歯の根の表面を滑らかにして炎症を引き起こす細菌を徹底的に除去します。
  3. 痛んだ歯肉、骨を治療して健康に近い歯肉にします。
  4. 歯の健康の保持のために歯科医師などによる専門的な歯のクリーニングなどのメンテナンスを定期的に受けます。

ところで、歯周病は糖尿病と関係があります。

以前から歯周病は糖尿病の合併症の1つではないかといわれていました。

歯周病の方が糖尿病に必ずしもなるわけではありませんが、糖尿病の方は歯周病にかかっている方が多いということがわかってきました。

さらに歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという関係もわかってきました。

歯周病菌は腫れた歯肉から容易に血管内に侵入し、全身に回ります。

血管に入った歯周病菌は血液中の白血球などの力により死滅しますが、歯周病菌の死骸の持つ内毒素LPS(リポポリサッカライド)は血管内に残り、血糖値に悪影響をおよぼします。

血液中の内毒素LPS(リポポリサッカライド)は、体脂肪の脂肪組織や肝臓からTNF-α(アルファ)という成分をたくさんださせます。

TNF-αは血液中の糖質の取り込みを抑える作用もあるため、血糖値を下げる膵臓(すいぞう)から分泌されるホルモンインスリンの働きを阻害してしまうのです。

歯周病を合併した糖尿病の患者に抗菌薬を用いた歯周病治療を行ったところ、血液中のTNF-α濃度が低下するだけではなく、血糖値のコントロール状態を示すヘモグロビンA1c値も改善しました。

つまり、歯周病を治すと糖尿病が改善されていくということです。

また、歯周病菌はインフルエンザウイルスの感染を助長しているという研究が発表されました。

歯周病菌の一つがインフルエンザウイルス感染を助長している可能性があるとの研究結果を、日体大の落合邦康教授(口腔細菌学)らのチームがまとめた。

口の中の細菌には、抗ウイルス薬を効きにくくしたり、ウイルスの増殖を助けるものもあり、インフルエンザ対策での口のケアの重要性が注目される。

インフルエンザウイルスは、人の細胞表面にくっつくと細胞内に取り込まれるが、そのままでは感染する能力がない。

増殖するためには、特定の酵素の働きで、ウイルスのたんぱく質に変化が起きることが必要になる。

チームは、昨冬流行したA香港型(H3N2)ウイルスで実験。

このウイルスは呼吸器系の細胞にある酵素の働きで感染能力を得ることが分かっているが、細胞とウイルスに歯周病の原因となる「ジンジバリス菌」の培養液を混ぜると、酵素を混ぜた時と同じように、細胞へのウイルス感染が広がった。

さらに、ジンジバリス菌がつくる複数の酵素のうち「ジンジパインRPg」が、ウイルスに感染能力を持たせることも突き止めた。

2015年6月24日(水)毎日新聞

歯周病のまとめ

歯周病は歯周病菌という細菌の感染によって引き起こされる歯肉、つまり歯茎の炎症の疾患です。

歯肉の周辺が炎症を起こし、赤くなったり、腫れたりします。

そして、炎症がさらに進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台の歯槽骨が溶けて歯が動くようになります。

そこまで炎症が進行してしまいますと、最後は抜歯して骨の治療をしなければいけなくなってしまいます。

歯周病の原因は歯垢(プラーク)ですので、歯垢(プラーク)をためない、増やさないことが歯周病の治療の基本です。

正しい歯みがきのブラッシングを毎日実行し、歯の表面を歯垢(プラーク)のない状態にしておくことが大切です。

また、歯の健康の保持のために歯科医師などによる専門的な歯のクリーニングなどのメンテナンスを定期的に受けることも大切です。

歯周病は糖尿病とも関係があり、歯周病の治療は糖尿病の治療にも役立っています。

さらに、歯周病菌はインフルエンザウイルスの感染を助長しているという研究も発表されています。

なお、健康食品やサプリメントとしての消臭サプリメントはあくまでも、健康食品ですので、医薬品ではありません。

期待される効能もエビデンス(医学的根拠)が認められていません。したがって、効能を保証することはできませんのでご注意ください。

体調の悪い方、すでに疾患にかかっている方、妊婦の方、高齢者の方、児童などは摂取する前に必ず医師などの専門家にご相談ください

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