健康食品・サプリメントの泉

歯垢(プラーク)

明治の日本の初代総理大臣、伊藤博文(いとうひろぶみ)はあらゆる書類に自ら手を入れるので、政務はとどこおるばかりでした。

そこで、外務大臣の西園寺公望(さいおんじきんもち)は「伊藤閣下は英語がご堪能だから、原文のままご覧いただきたい」と書類をそのまま差しだしました。

そのため、外務省の書類は加筆されず、すぐ戻ってきたそうです。

西園寺公望の作戦勝ちですね。

ところで、歯垢(プラーク)もどうやって取り除くかをきちんとした作戦にしておかないと取り除けません。

歯垢(プラーク)とは

歯垢(プラーク)の表面に付着している、白色または黄白色のネバネバした物質で、食べカスではなく、細菌と代謝物のかたまりです。

食事などで口の中に入った細菌は歯に付着しても多くの場合は唾液(だえき)に流されてしまい、胃液で死滅してしまいます。

しかし、歯と歯肉(しにく)、つまり歯と歯茎(はぐき)のすき間や歯と歯の間など唾液(だえき)の流れが悪い場所に付着すると増殖を始め、徐々に歯垢(プラーク)を形成します。

歯垢(プラーク)1㎎には300種類以上、数億〜10億個以上の細菌が棲息しています。

虫歯の原因となるミュータンス菌はとくに歯に付着しやすい細菌です。

ミュータンス菌はうがいやマウスウォッシュ程度では取れない付着力が強い歯垢(プラーク)を食後8時間くらいで形成します。

ミュータンス菌などの虫歯菌や歯周病菌は乳酸などの酸や内毒素LPS(リポポリサッカライド)をだすことにより、虫歯や歯周病を引き起こします。

そればかりか、歯周病菌の内毒素LPS(リポポリサッカライド)は心筋梗塞(しんきんこうそく)や糖尿病など命に関わる疾患の原因になることもあります。

歯垢(プラーク)のリスク

  1. 虫歯
    • 歯垢(プラーク)の中のミュータンス菌は食物の中の糖質を取り込み、乳酸などの酸をつくりだし、歯を溶かします。
    • 溶かされた歯は唾液(だえき)の力で元に戻りますが、歯垢(プラーク)が長く歯についていると歯に穴が空いてしまい元に戻ることができなって虫歯になります。
    • なお、虫歯菌は母親から子どもへ唾液(だえき)から感染します。
  2. 歯周病
    • 歯垢(プラーク)の中の歯周病菌がつくりだす内毒素LPS(リポポリサッカライド)によって、歯肉が攻撃され、歯肉から出血したり、歯肉の周辺が炎症を起こし、赤くなったり、腫れたりします。
    • そして、炎症がさらに進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台のである歯槽骨(しそうこつ)が溶けて歯が動くようになり、歯が抜けてしまいます。
    • これが歯周病です。
    • 大人の約80%が歯周病といわれていて、歯垢(プラーク)を取り除くことで歯周病の予防や改善をすることができます。
  3. 歯石
    • 歯石は歯垢(プラーク)に唾液(だえき)に含まれるカルシウムなどが付着して固い石状になったものです。
    • 歯みがきなどで磨き残した歯垢(プラーク)に唾液(だえき)のカルシウムが付着して小さな穴だらけに石灰化します。
    • 小さな穴の部分にはもちろん歯周病菌や虫歯菌が住み着いたままですので、虫歯や歯周病が進行していきます。
    • その石灰化して穴だらけの軽石のような歯石になった歯垢(プラーク)の上にさらに新たな歯垢(プラーク)ができます。
    • すると、その新しい歯垢(プラーク)が唾液(だえき)のカルシウムにより石灰化して軽石のような歯石を形成します。
    • このようにして、歯石はどんどん成長していきますが、歯や歯肉に密着した最下層の歯石の穴の歯周病菌や虫歯菌も増殖していきますので、歯周病や虫歯が進行していきます。
    • 歯石は歯垢(プラーク)のようにデンタルフロスや歯間ブラシで取り除くことはできません。
    • 歯石ができると歯科医院にいって歯科医か歯科衛生士によって取り除いてもらわないといけなくなります。
  4. 口臭
    • 歯垢(プラーク)に含まれる細菌が食物残渣(しょくもつざんさ)を発酵させて臭いのする腐敗ガスをだすため、口から臭いとなってでてきます。
    • また、歯垢(プラーク)によって起こった虫歯や歯周病によっても特有の口臭がします。
    • この口臭は歯垢(プラーク)や歯石を取り除き、虫歯や歯周病を治療すると歯垢(プラーク)による口臭は消臭することができます。
  5. 心筋梗塞
    • 歯垢(プラーク)の中の歯周病菌は、歯周ポケットから歯肉の中に入り込み、毛細血管から大きな血管へ、そして心臓へと送られて全身をめぐります。
    • 心臓に発症する細菌性心内膜炎のほとんどは、口の中の細菌が原因です。
    • そして、歯周病菌が血液に感染すると、血栓ができやすくなり、動脈硬化の原因となり、心筋梗塞を引き起こしやすくなります。
  6. 誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)
    • 食べ物や唾液(だえき)を飲み込んだとき、誤って気道へ入ってしまい、歯周病菌などが気管支に感染することによって発症します。
    • とくに、高齢の方、寝たきりの方は、吐きだしたり、咳をしたりといった動作が難しくなっていくので、歯周病菌などを身体の中にだすことができず、肺炎を発症しやすくなります。
  7. 糖尿病
    • 歯周病と糖尿病は相互に関係しています。歯周病は歯周病菌によってつくられた内毒素LPS(リポポリサッカライド)が血糖値を下げるインスリンの働きを抑制するため、糖尿病を悪化させます。
    • 糖尿病は歯周病菌だけでなく細菌などの病原体に対する免疫力が低下するため、細菌が感染、繁殖しやすくなり、歯周病を悪化させていきます。
  8. 妊婦の方のリスク
    • 妊娠中は、女性ホルモンの分泌が増えて細菌が増殖しやくなることや、悪阻(つわり)でなかなか歯みがきができないなど歯周病が進行しやすくなります。
    • 母親が歯周病になっている場合、低体重児出産や早産となる確率が7倍以上になるといわれています。

歯垢(プラーク)を取り除くために

  1. デンタルフロスや歯間ブラシを使用
    • 歯ブラシだけで磨いても歯と歯の間に隠れた歯垢(プラーク)まで届かないので約60%の歯垢(プラーク)しか取ることができません。
    • 歯と歯の間に隠れた歯垢(プラーク)まで取り除くためには、デンタルフロスや歯間歯ブラシが必要になります。
    • デンタルフロスや歯間歯ブラシを1日1回、一緒に使うことによって、約80%の歯垢を取り除くことができるようになります。
  2. 歯磨き粉を使用
    • 歯磨き粉に含まれる発泡剤や研磨剤が歯垢(プラーク)を取り除きやすくしてくれます。
    • そして、歯垢(プラーク)や歯石をつきにくくしてくれる効果もあります。
  3. ふつうの硬さの歯ブラシを使用
    • 歯ブラシが軟らかいものだとなかなか歯垢(プラーク)は取り除けないですし、歯ブラシが硬いものだと歯や歯肉を傷つけてしまう恐れがあります。
    • 歯肉や歯に痛みがない限りはふつうのものがおすすめです。
  4. 歯ブラシの使い方
    • 歯垢(プラーク)は歯にベタベタとくっついているため、うがいでは取り除けません。
    • しかし、歯ブラシでゴシゴシ強くこすると、歯ブラシの毛が横になって寝てしまうため、かえって磨き残しがでてきます。
    • 毛先を直角に当てて、10回以上優しくこすりましょう。

歯垢(プラーク)のまとめ

歯垢(プラーク)は歯の表面に付着している、白色または黄白色のネバネバした物質で、食べカスではなく、細菌と代謝物のかたまりです。

歯垢(プラーク)1㎎には300種類以上、数億〜10億個以上の虫歯菌や歯周病菌などの細菌が棲息しています。

ミュータンス菌などの虫歯菌や歯周病菌は乳酸などの酸や内毒素LPS(リポポリサッカライド)をだすことにより、虫歯や歯周病を引き起こします。

そればかりか、歯周病菌の内毒素LPS(リポポリサッカライド)は心筋梗塞(しんきんこうそく)や糖尿病など命に関わる疾患の原因になることもあります。

歯垢(プラーク)を取り除くためにはデンタルフロスや歯間ブラシを使用する、歯磨き粉を使用する、ふつうの硬さの歯ブラシを使用する、歯ブラシの使い方を工夫することが大切です。

なお、健康食品やサプリメントとしての消臭サプリメントはあくまでも、健康食品ですので、医薬品ではありません。

期待される効能もエビデンス(医学的根拠)が認められていません。したがって、効能を保証することはできませんのでご注意ください。

体調の悪い方、すでに疾患にかかっている方、妊婦の方、高齢者の方、児童などは摂取する前に必ず医師などの専門家にご相談ください

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