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心筋梗塞
大正から昭和の小説家、直木三十五(なおきさんじゅうご)が「武蔵非名人論」、小説家、菊池寛(きくちかん)が「武蔵名人説」で派手に論争したことがありました。
宮本武蔵が剣術の名人か名人でないかを両人が論争したものですが、吉川英治(よしかわえいじ)は菊池寛の「武蔵名人説」に同調しました。
すると、直木三十五が「どこが名人か」と吉川英治に開き直りましたので、吉川英治は「僕は作家だから小説で書く」と逃げました。
これが吉川英治の傑作「宮本武蔵」になったということです。
吉川英治は気も心臓も弱かったのでしょうか。
それでは簡単に心筋梗塞で心臓マヒを起こしたかも知れませんね。
心筋梗塞とは
心筋梗塞(しんきんこうそく)は冠動脈の血管の内側に粥状の隆起、アテロームや血栓ができて血液の流量が下がり、心臓の筋肉、つまり心筋に酸素や栄養が行き渡らなくなり筋肉が壊死してしまう疾患です。
心筋梗塞は狭心症とならんで心不全を起こす虚血性心疾患のうちの1つです。
通常は急性に起こる急性心筋梗塞のことを指します。
心筋梗塞は心臓マヒとか心臓発作とも呼ばれています。
動脈硬化の状態になると動脈の内側にコレステロールが蓄積されてアテロームが発生します。
アテロームは長い時間をかけて大きくなり血液を流れにくくします。
突然アテロームが破れると血管内で血液が固まり血栓ができます。
血栓は心臓の冠動脈をふさぎ、あるいは流れていってさらに細い動脈に詰まります。
詰まった血栓は血流を遮断し、酸素や栄養分を心臓の筋肉へ送ることができなくなります。
こういう状態で発生した血栓による心臓の疾患は狭心症と心筋梗塞をあわせて虚血性心疾患といわれます。
なお、狭心症は完全に血流が遮断されてなく、心筋が虚血状態に陥っていますが壊死にまでいたっていない心筋梗塞の前段階の疾患ことです。
心筋梗塞の症状
心筋梗塞を起こすと、強い胸の痛みや苦しさが15分以上持続しますが、心筋の虚血状態が解消されなければ数時間以上続きます。
顔面蒼白になり、冷や汗、血圧の低下、脈拍の上昇などがあり、意識不明になることもあります。
75歳以上の高齢者や糖尿病などを併発している方の場合、20%程度で痛みがない無痛性心筋梗塞を起こすことがあります。
糖尿病の方では心筋梗塞を発症した方の21〜41%が無痛性とされ、糖尿病を併発していない場合は、6〜15%との研究報告があります。
痛みを感じなくなる原因は、脳血管障害や糖尿病性神経障害による自律神経障害が多いと考えられています。
自覚症状がないまま心筋梗塞が進行するため、発見時にはすでに重篤な状態となっている場合も多くあります。
心筋梗塞を起こす要因
心筋梗塞を起こす要因としては次のようなものがあります。
- タバコ
- 高コレステロール血症(とくに高LDLコレステロール血症)
- 糖尿病
- 高血圧
- 家族の方に狭心症・心筋梗塞の方がいる
- 加齢(男性45歳以上、女性65歳以上)
- ストレス
- 肥満
- 性差(男性の方が女性よりも高いリスクがある)
- 痛風(高尿酸血症)
- 血液透析をしている
- 高ホモシステイン血症
- 歯周病
心筋梗塞の検査と治療
心筋梗塞の検査には心臓超音波検査、心電図、心臓カテーテル検査などがあります。
心筋梗塞の治療は急性期には絶対安静が原則です。発症後急性期には致死的な不整脈が起こりやすく死亡のリスクが非常に高くなります。
また、心筋の虚血の時間が長引くほど心筋の死滅が進み心機能の回復が不可能になっていきます。
心筋梗塞を疑った場合は発症者から目を離さず、すぐに救急車を呼ぶこと、発症者の意識がなく脈もない場合にはためらわずに心臓マッサージを行うことが必要です。
心筋梗塞を起こしてから心臓マッサージなどを行わず5分以上経過しますと脳などが酸欠で回復不能のダメージを受け、社会復帰ができなくなります。
そのため、救急隊の到着を待たず直ちに心臓マッサージなどの救命処置を開始する必要があります。
心筋梗塞の急性期の一般的治療として数日間の安静・絶食、鎮痛剤・安定剤の投与、酸素吸入が必要です。
また、急性期に治療が成功して安定期に入った場合は糖尿病や高血圧、脂質異常症などが併存することが多いため、これらに対する検査・治療、生活習慣病の予防の教育などが中心となります。
心筋梗塞のまとめ
心筋梗塞は冠動脈の血管の内側に粥状の隆起、アテロームや血栓ができて血液の流量が下がり、心臓の筋肉、つまり心筋に酸素や栄養が行き渡らなくなり筋肉が壊死してしまう疾患です。
心筋梗塞を起こすと、強い胸の痛みや苦しさが15分以上持続しますが、心筋の虚血状態が解消されなければ数時間以上続きます。
顔面蒼白になり、冷や汗、血圧の低下、脈拍の上昇などがあり、意識不明になることもあります。
心筋梗塞を疑った場合は発症者から目を離さず、すぐに救急車を呼ぶこと、発症者の意識がなく脈もない場合にはためらわずに心臓マッサージを行うことが必要です。
心筋梗塞を起こしてから心臓マッサージなどを行わず5分以上経過しますと脳などが酸欠で回復不能のダメージを受け、社会復帰ができなくなります。
そのため、救急隊の到着を待たず直ちに心臓マッサージなどの救命処置を開始する必要があります。
心筋梗塞の急性期の一般的治療として数日間の安静・絶食、鎮痛剤・安定剤の投与、酸素吸入が必要です。
また、急性期に治療が成功して安定期に入った場合は糖尿病や高血圧、脂質異常症などが併存することが多いため、これらに対する検査・治療、生活習慣病の予防の教育などが中心となります。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
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