健康食品・サプリメントの泉

クエン酸

「瀧の白糸」「夜叉ヶ池」などを書いた明治から昭和の小説家、泉鏡花はたいへんな雷(かみなり)嫌いでした。

泉鏡花はあるとき外出先で雷にあいましたが、真っ青になった泉鏡花はいきなり車屋(人力車の車夫の家)にとび込み人力車に乗りました。

泉鏡花は右で雷が鳴ると「左へ!」、左で雷が鳴ると「右へ!」と人力車の上で怒鳴りました。

そのため、雷が鳴り止むまで2時間も人力車を走らせ、車夫も泉鏡花もクタクタになってしまいました。

でも、泉鏡花は車屋の家の中で雷が鳴り止むまで、ただじっとしていればよかったのでは?

じっとしていられない性分だから、こうなったのですね。

疲労困憊(ひろうこんぱい)の泉鏡花と車夫にクエン酸入りのドリンクを飲んでもらうと、早く疲労回復したでしょうね。

クエン酸とは

クエン酸は梅干しや黒酢、レモンやオレンジなどの柑橘類に多く含まれる有機化合物で有機酸のヒドロキシ酸の1つです。

クエン酸は梅干しやレモン、オレンジの酸っぱい味のもととなっています。

クエン酸は工業的にはサツマイモのデンプンなどの糖質などを原料とし、麴(こうじ)カビで発酵させてつくります。

クエン酸の働き

クエン酸はTCAサイクルとも呼ばれるクエン酸回路において、体内でエネルギーを産生するときに重要な働きをしています。

食物から摂取されたデンプンなどの糖質は消化酵素アミラーゼなどの働きによってブドウ糖となり、その後筋肉などで酵素やビタミンなどの補酵素の働きによってエネルギーを産生します。

そのエネルギーを産生するときにブドウ糖は乳酸やオキサロ酢酸、クエン酸をはじめとした数種類の酸に変化し、またクエン酸に戻るというサイクルを形成します。

このTCAサイクルによってエネルギーが産生されるとともに、老廃物を体外に排泄することができます。

ところで、乳酸は運動によって筋肉中のグリコーゲンやブドウ糖などが使われるときに同時に生成されます。

この乳酸が蓄積することによって、ふだん中性である筋肉が酸性に傾き、同時に血液も過剰に酸性になるアシドーシスという状態になります。

このとき、体内に蓄積された乳酸は肝臓においてブドウ糖などの再合成に利用され、エネルギー源となって血液循環によって各組織へ運ばれます。

この一連の過程を乳酸回路またはコリ回路といいます。

つまり、乳酸はエネルギー源として再利用されるのです。

従来は、乳酸は疲労物質ではないかといわれていましたが、最近の研究で実は逆に疲労を回復させる物質であることがわかりました。

乳酸回路は骨格筋の、コリ回路は血流を通じた肝臓の回路です。

つまり、乳酸回路またはコリ回路はTCAサイクルよりもエネルギー産生の速度が速いので骨格筋などの筋肉で、全身のエネルギー産生はクエン酸のTCAサイクルで行われています。

疲労回復にクエン酸

クエン酸の効能の中でよく知られているのが疲労の軽減や早期回復です。

筋肉は収縮によってブドウ糖を乳酸に変えるときのエネルギーを力としてだしますので、エネルギーを消費します。

そのエネルギーの全部が力に変わるのではなく、75%以上は熱になってしまいます。

とくに、筋肉は重いものを支えるような収縮するときはエネルギーが全部熱となって放散されます。

この熱と内臓の平滑筋による熱の発生が体温のもとになっているわけですが、ホルモンホメオスタシス(恒常性)の維持の機能により、体脂肪などの中性脂肪が燃焼と保温の役目をして体温を維持しているわけです。

運動を続けていると、骨格筋などの筋肉が疲労し、クエン酸のTCAサイクルも働きが低下することによってエネルギー産生も低下します。

クエン酸を十分に摂取することでTCAサイクルが活性化され、乳酸を再度エネルギー源であるブドウ糖に速やかに再生することが期待できます。

なお、黒酢にはクエン酸が多く含まれていて、少し糖質を足すことで、運動後やその他の疲労から効率よく回復することが期待できます。

クエン酸のまとめ

クエン酸は梅干しや黒酢、レモンやオレンジなどの柑橘類に多く含まれる有機化合物で有機酸のヒドロキシ酸の1つです。

クエン酸はTCAサイクルとも呼ばれるクエン酸回路によってエネルギーが産生されるとともに、老廃物を体外に排泄することができます。

クエン酸の効能の中でよく知られているのが疲労の軽減や早期回復です。

クエン酸を十分に摂取することでTCAサイクルが活性化され、乳酸を再度エネルギー源であるブドウ糖に速やかに再生することが期待できます。

黒酢にはクエン酸が多く含まれていて、少し糖質を足すことで、運動後やその他の疲労から効率よく回復することが期待できます。

なお、健康食品やサプリメントとしての酢・黒酢はあくまでも、健康食品ですので、医薬品ではありません。

期待される効能もエビデンス(医学的根拠)が認められていません。したがって、効能を保証することはできませんのでご注意ください。

体調の悪い方、すでに疾患にかかっている方、妊婦の方、高齢者の方、児童などは摂取する前に必ず医師などの専門家にご相談ください

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