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マクロファージ
19世紀後半から20世紀初頭にかけてのアイルランドの劇作家バーナード・ショーがあるときマンガについて語ったことがあります。
「自分に似ているマンガなんて見た試しがない。…いやケシカラン話だが、自分に似ているマンガとしては申し分のないのを見た。ところがその自分に似ているマンガが動くのだ。鏡がそこにあったのだ」と。
そりゃ、鏡に映っているのは自分の顔ですから、似ているはずですよね。
ところで、マクロファージも分裂して増えることがありますが、分裂した2つのマクロファージは鏡に映したようにそっくりなのでしょうか。
マクロファージとは
マクロファージは白血球の一種で、身体の中を動くときにはアメーバのように身体を自由に伸び縮みさせて動きます。
マクロファージは大食細胞とも呼ばれています。
マクロファージは血液中の白血球の単球から分化し、免疫機能の中心的役割を果たしています。
体内での生存期間は約2か月ほどです。
マクロファージの働き
マクロファージは体内に侵入した細菌やウイルスなどのほか、死んだ細胞やガン細胞も補食して消化し、分解します。
このマクロファージの機能を食作用、あるいは貪食作用といいます。
炎症の初期は血液の好中球が炎症に関係しますが、終期になるとマクロファージが集まってきて、死んだ細胞や侵入した細菌などを食作用により処理します。
ところで、個人的な話になりますが、私は腰の椎間板ヘルニアをわずらっていました。
わずらっていましたというのは、今は完治して、日常生活に全く支障がなくなっているからです。
手術療法を行ったのではありません。
薬物療法とストレッチなどのリハビリテーションを5年近く行った結果、MRIの画像によれば、ヘルニアが消失して、走ることもできるくらい回復しました。
薬物療法に使った薬剤はノイロトロピンとメチコバールという薬剤です。
ノイロトロピンは痛みやしびれを抑える薬剤で、メチコバールはビタミンB12として傷んだ神経を回復させるビタミン剤です。
薬物療法を開始後、痛みは劇的に治まり、脚のしびれは緩やかに回復していきました。
この治療は椎間板の外殻である繊維輪から外へもれでたヘルニア、髄核をマクロファージが異物として貪食して、ヘルニアを消失させるという治療なのです。
つまり、自分の身体の自然治癒力を利用して椎間板ヘルニアを治しているわけです。
そのときに問題になる腰などの激痛はノイロトロピンが抑えているわけです。
ノイロトロピンはウサギの皮膚にできたできものから抽でされた薬剤で、痛みを抑える仕組みはまだよくわかっていないそうですが、その効能ははっきりと出ています。
メチコバールは抗貧血作用のほかに、体内でのタンパク質の利用を高め、神経組織を修復し、感覚機能や運動機能の障害を改善する働きがあります。
ともあれ、私の椎間板ヘルニアはこれで完治しました。
ノイロトロピンもメチコバールも徐々に減らしていき、今はまったく摂取を止めていますが、腰痛がなくなりました。
ただし、太ももの裏側のハムストリングスを伸ばすストレッチだけは毎朝起床直後と毎晩寝る前に行っています。
ストレッチをしておかないとまた椎間板にストレスがかかり、椎間板ヘルニアが再発しそうな気がするからです。
これで、あの激痛から永遠に逃れられると思えば、たやすいことです。
あの痛みは椎間板ヘルニアになった方にしかわからないでしょうね。
なにしろ身動きもできなくなるくらいでしたからね。
なお、ビタミンB12は市販品もありますが、ノイロトロピンは医師の処方箋がないと手に入らない薬剤です。
ノイロトロピンは日本臓器製薬(株)が特許を持っていますので、サプリメントどころか市販品の薬剤もありません。
マクロファージの機能の異常
マクロファージの機能の異常は人体の免疫システムの多くの疾患に関係しています。
マクロファージは過剰に活発化すると、炎症して壊死した組織を覆ってしまい、肉芽腫を形成することがあります。
マクロファージは血管壁にたまった変性コレステロールを処理します。
しかし、変性コレステロールがマクロファージの処理能力以上ある場合、血管壁の下にマクロファージは潜り込んだまま泡沫化してその場に沈着してしまいます。
そして、マクロファージとコレステロールは粥(かゆ)状の隆起となってアテローム性動脈硬化の原因になってしまいます。
また、リステリア、赤痢菌、チフス菌、レジオネラ、結核菌やエイズの病原体であるヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、マクロファージによって貪食されてもその食作用を回避する機能を持っています。
そして、マクロファージによる殺菌を免れた病原体は、そのマクロファージ細胞内部に細胞内感染します。
マクロファージ自体は強い殺菌作用を持っていますが、マクロファージ内部には抗体やその他免疫による攻撃が到達しません。
したがって、細菌やウイルスなどの病原体が感染したマクロファージは病原体をマクロファージ内に保存してしまいます。
マクロファージは病原体をマクロファージ内に持って全身に運んだりすることで、その細菌やウイルスなどの疾患の発症に関与してしまいます。
例えば、チフス菌は腸の腸管に侵入したあと、腸間膜リンパ節のマクロファージに感染し、血液中に入り込んで、全身性の菌血症を起こします。
また、結核菌やエイズの病原体であるヒト免疫不全ウイルス(HIV)では、マクロファージ内に感染した病原体が長期に渡ってマクロファージ内に潜伏します。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の場合、感染後10年以上の長い年月が経ってから重い病状が現れることになります。
マクロファージのまとめ
マクロファージは身体の中を動くときにはアメーバのように身体を自由に伸び縮みさせて動く、免疫機能の中心的役割を果たしている大食細胞とも呼ばれている白血球の一種です。
マクロファージは体内に侵入した細菌やウイルスなどのほか、死んだ細胞やガン細胞も補食して消化し、分解します。
マクロファージの過剰に活発化するマクロファージの機能の異常は人体の免疫システムの多くの疾患に関係し、マクロファージは過剰に活発化すると、炎症して壊死した組織を覆ってしまい、肉芽腫を形成することがあります。
マクロファージは血管壁にたまった変性コレステロールを処理します。
しかし、変性コレステロールがマクロファージの処理能力以上ある場合、血管壁の下にマクロファージは潜り込んだまま泡沫化してその場に沈着してしまいます。
そして、マクロファージとコレステロールは粥状の隆起となってアテローム性動脈硬化の原因になってしまいます。
マクロファージ自体は強い殺菌作用を持っていますが、マクロファージ内部には抗体やその他免疫による攻撃が到達しません。
したがって、細菌やウイルスなどの病原体が感染したマクロファージは病原体をマクロファージ内に保存してしまいます。
マクロファージは病原体をマクロファージ内に持って全身に運んだりすることで、その細菌やウイルスなどの疾患の発症に関与してしまいます。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
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