健康食品・サプリメントの泉

コレステロール

「舞姫」「山椒大夫」などを書いた明治の小説家、森鴎外は医師でもありました。

ところが、鴎外は医師のくせに医師が嫌いでした。

鴎外は晩年に腎臓(じんぞう)を患いましたが、検尿もなかなかさせませんでした。

鴎外の妻が泣いて頼むとやっと承知しましたが、尿の入ったビンにつけて、ある医師に送った鴎外の手紙は「……これは小生の小水には御座なく、妻の涙に御座候」だったそうです。

医師が医学を信用していないのですかね。

それとも、不養生が恥ずかしかったからとか。

これではコレステロール値が高い医師が続出するのも当たり前ではないでしょうか。

コレステロールとは

コレステロールとは細胞膜を構成する物質の1つです。

コレステロールは広く体内に分布して、代謝やビタミン合成、ホルモン合成などのさまざまな生命現象に関わる重要な脂質、つまり脂肪です。

体内のコレステロールの半分以上は食物から摂り込まれるのではなく、体内の肝臓や皮膚で合成されます。

肝臓で合成されたコレステロールは血漿(けっしょう)に含まれるリポタンパク質と呼ばれる粒子を媒体として全身に輸送されます。

リポタンパク質とは

リポタンパク質とは中性脂肪やコレステロールなどの脂質が血液の中にあるときの形で、脂質とタンパク質が結合したものです。

リポタンパク質は中性脂肪とコレステロールをたくさん含んだ球状の粒子になっています。

リポタンパク質には超低比重リポタンパク質(VLDL)、低比重リポタンパク質(LDL)、高比重リポタンパク質(HDL)、超高比重リポタンパク質(VHDL)があります。

VLDLやLDLが中性脂肪を失ってさらに小さくなったリポタンパク質をそれぞれ、IDL、small dense LDLといい、ともに動脈硬化の原因物質といわれています。

LDLは一般にはLDLコレステロールと呼ばれ、リポタンパク質の中でもコレステロール含有量がとくに多く、悪玉コレステロールとも呼ばれています。

LDLが酸化・変性・糖化することによって白血球のマクロファージ(大食細胞)に取り込まれ、マクロファージの機能を変化させることにより動脈硬化を発症すると考えられています。

さらに小さいsmall dense LDLは小さいために血管壁に浸透しやすく狭心症心筋梗塞(しんきんこうそく)などの虚血性心疾患に関係することもだんだんわかってきています。

HDLは一般にはHDLコレステロールと呼ばれ、血管内皮に蓄積したコレステロールを回収し、動脈硬化を抑える働きをしますので、善玉コレステロールとも呼ばれています。

血液検査でチェックされるコレステロールは総コレステロール、HDL、LDL、LDL/HDL比です。

血液中の総コレステロールの適正値は130〜219㎎/㎗で、HDLの適正値は40〜75㎎/㎗、LDLの適正値は70〜139㎎/㎗、LDL/HDL比が1.5以下であれば健康状態です。

コレステロールは体内の代謝やビタミン、ホルモンの合成に関わっていますが、肝臓から各組織へのコレステロールの血液中の輸送はLDLが担当し、各組織から肝臓への輸送はHDLが担当します。

HDLによって肝臓に回収されたコレステロールは肝臓で再生されます。

LDLとHDLの違いはコレステロールを体内輸送する際における、コレステロールと複合体をつくるリポタンパク質の種類によるものです。

リポタンパク質の種類によってLDLとHDLの大きさが異なりますが、コレステロール自体の大きさの違いではありません。

コレステロールの働き

代謝に関する酵素は細胞膜にあることが多く、コレステロールは代謝などの生命維持活動に必須な役割を果たす脂質です。

また、生体膜のしなやかさを与える物質でもあります。

動脈硬化になると動脈の内側にコレステロールが蓄積されてプラークと呼ばれる粥状の隆起が発生しますが、そのプラークにもコレステロールはたくさんあります。

体内では肝臓で1日あたり800㎎のコレステロールを産生し、その半分は胆汁の新たな生成に使用されています。

胆汁は胆管を経由して十二指腸で腸管内に分泌されます。

胆汁は脂肪を分解して胃液膵液(すいえき)に含まれる脂肪を分解する消化酵素リパーゼの役割を助けますが、ほとんどは小腸において再吸収されることになります。

コレステロールが胆汁中に結晶化すると胆石の原因になります。

食物繊維を多く含む食物は食物繊維が胆汁の胆汁酸を吸着しますので、小腸で吸収されず、コレステロールや他の脂質も巻き込んで体外に排泄されます。

そのため、食物繊維は脂肪の消化、吸収を抑制するのに役立つと考えられています。

コレステロールはビタミンAビタミンDビタミンEおよびビタミンKなどの脂溶性ビタミンの代謝にも重要な役割を果たしています。

たとえば、ビタミンDはコレステロールが中間物質に変化し、これに紫外線が当たることによって生成されます。

コレステロールは副腎皮質ホルモン女性ホルモン男性ホルモンの性ホルモンなどのステロイドホルモンが合成されるときの主な原料でもあります。

コレステロールは肝臓、脊髄(せきずい)、皮膚などの組織にたくさんありますが、体内コレステロール量のうち、約4分の1が脳にあり、約3分の1が脳を含めた神経系にあるという報告もあります。

コレステロールは脳内の神経信号伝達にも寄与しています。

脳内の灰白質と白質のうち、神経繊維の多い白質にコレステロールがたくさんあります。

ところで、植物性油は体内のコレステロールを減少させるという効能が期待できる油です。

植物油にはフィトステロールというコレステロールによく似た脂質があり、食物によって体内に消化吸収されますが、吸収率がコレステロールよりもはるかに少なくなります。

小腸からの胆汁としてのコレステロールの吸収は約40%程度ですが、フィトステロールは体内に5%以下でしか吸収されません。

フィトステロールをいっしょに摂取することで、卵黄などによく含まれている食物のコレステロールの吸収量を減らすことができ、血中のコレステロール濃度やLDL濃度の低下を助けます。

また、フィトステロールは体外に排出されるときに同時にコレステロールを一緒に排出させます。

つまり、肉料理など動物性の脂質を摂取するときには、オリーブ油などの植物性油を同時に摂取するとコレステロールの吸収が抑えられ、体内のコレステロールを減少させることが期待できるということです。

コレステロールのまとめ

コレステロールとは細胞膜を構成する物質の1つです。

コレステロールは広く体内に分布して、代謝やビタミン合成、ホルモン合成などのさまざまな生命現象に関わる重要な脂質、つまり脂肪です。

体内のコレステロールの半分以上は食物から摂り込まれるのではなく、体内の肝臓や皮膚で合成されます。

肝臓で合成されたコレステロールは血漿に含まれるリポタンパク質と呼ばれる粒子を媒体として全身に輸送されます。

リポタンパク質にはVLDL、LDL、HDL、VHDLなどがあり、LDLは一般にはLDLコレステロールと呼ばれ、動脈硬化の原因になるので悪玉コレステロールとも呼ばれています。

HDLは一般にはHDLコレステロールと呼ばれ、血管内のコレステロールを回収するので善玉コレステロールとも呼ばれています。

食物繊維を多く含む食物は食物繊維が胆汁の胆汁酸を吸着しますので、小腸で吸収されず、コレステロールや他の脂質も巻き込んで体外に排泄されます。

そのため、食物繊維は脂肪の消化、吸収を抑制するのに役立つと考えられています。

植物性油にはフィトステロールというコレステロールによく似た脂質があり、食物によって体内に消化吸収されますが、吸収率がコレステロールよりも遥かに少なくなります。

フィトステロールをいっしょに摂取することで、卵黄などによく含まれている食物のコレステロールの吸収量を減らすことができ、血中のコレステロール濃度やLDL濃度の低下を助けます。

また、フィトステロールは体外に排出されるときに同時にコレステロールを一緒に排出させます。

つまり、肉料理など動物性の脂質を摂取するときには、オリーブ油などの植物性油を同時に摂取するとコレステロールの吸収が抑えられ、体内のコレステロールを減少させることが期待できるということです。

なお、健康食品やサプリメントとしてのお茶を含む健康食品やサプリメントはあくまでも健康食品ですので、医薬品ではありません。

期待される効能もエビデンス(医学的根拠)が認められていません。したがって、効能を保証することはできませんのでご注意ください。

体調の悪い方、すでに疾患にかかっている方、妊婦の方、高齢者の方、児童などは摂取する前に必ず医師などの専門家にご相談ください

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