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甲状腺ホルモン

18世紀のイギリスの詩人で文献学者のサミュエル・ジョンソンが2巻からなる辞典を独力で書き上げました。

某夫人がこの辞典を「みだらな言葉が1字も入っていなくて大層結構ですわ」とほめました。

すると皮肉なジョンソン「よくその点ばかりを詳細にお調べ下さいましたね」と某夫人にいったそうです。

たしかに、みだらな言葉を調べるための辞典ではありませんからね。

しかし、某夫人に対する嫌みですね。

甲状腺ホルモンの分泌量が減少するとやる気がなくなり、無気力になるそうですが、某夫人はやる気満々で甲状腺ホルモンがでまくっていたのですね。

甲状腺ホルモンとは

甲状腺ホルモン甲状腺から分泌されるホルモンで、全身の細胞の代謝率を上げる作用がある重要なホルモンです。

甲状腺ホルモンは脳下垂体から分泌されるTSH、つまり甲状腺刺激ホルモンの働きによって分泌が促進されます。

甲状腺はあごの下にあるノドボトケ(甲状軟骨)の下の気管の外側にある、柔らかくて触ってもほとんどわからない器官です。

甲状腺は食物中のヨウ素から甲状腺ホルモン、T3、つまりトリヨードサイロニンとT4、つまりサイロキシンの2種類を合成し、血中に分泌しています。

しかし、厳密にいうとT3もT4もは血液中ではアルブミンなどのタンパク質と結合した状態であってホルモンとしての作用がありません。

甲状腺ホルモンとして機能するのはアルブミンなどのタンパク質と結合していないFT3、つまり遊離トリヨードサイロニンとFT4、つまり遊離サイロキシンです。

FT4は末端の細胞でFT3に変換されてホルモンとしての作用を発揮します。

甲状腺ホルモンの働き

甲状腺ホルモン自律神経をコントロールし、全身の細胞の新陳代謝を促進して、全身の細胞を活性化し、エネルギーを産生させています。

また、甲状腺ホルモンは産生したエネルギーを使って体温の調節も行い、寒さに耐える力を作っています。

甲状腺ホルモンはの働きを活性化し、やる気をださせています。

そして、心臓や胃腸などの全身の各器官の働きを活性化して食欲を増進させています。

甲状腺の疾患

甲状腺の異常による疾患はバセドウ病と橋本病があります。

バセドウ病

バセドウ病は甲状腺が全体的に腫れる甲状腺機能亢進症の代表的な疾患です。

バセドウ病は自分の身体の免疫が自分の甲状腺に反応して起こる臓器特異的自己免疫疾患です。

バセドウ病は20〜30代の若い女性に多く見られる一方、小児から高齢者、男性も発症することがある疾患です。

バセドウ病では自分の甲状腺に対する免疫反応によって甲状腺細胞の表面にある抗体が甲状腺を刺激して甲状腺ホルモンが過剰に分泌されます。

バセドウ病は甲状腺ホルモンが過剰に分泌された結果、自律神経の交感神経の働きが異常に活性化されることにより発症します。

バセドウ病は多量に汗をかく、疲れやすい、動悸がする、手が震える、暑さに弱い、しっかり食べているのに体重が減少するなどの症状があらわれます。

そのほか、バセドウ病の症状の1つに、眼球がでてくる眼球突出があります。

にも免疫反応を起こして、目の後ろの脂肪組織が増加するとか、目を動かす筋肉が肥大したりします。

その結果、眼球突出や眼瞼後退(がんけんこうたい)になり、ものが2つに見える複視が起きることがあります。

バセドウ病は血液検査を行い、血液中の甲状腺ホルモンの種類と量の検査を行ってバセドウ病と診断します。

あるいは、微量の放射線ヨードが入った検査剤を服用し、甲状腺への集合状況をチェックしてバセドウ病と診断します。

バセドウ病の治療はまず、甲状腺ホルモンを抑える薬剤を投与します。

投与期間は3〜5年ほどかかりますし、蕁麻疹(じんましん)などのアレルギー症状や肝機能障害、白血球減少などの副作用を起こすことがあります。

そのほかに甲状腺の大部分を切除する手術療法があります。

首に傷あとが残りますが、手術療法の場合、90%弱は甲状腺機能が正常に戻ります。

しかし、5%ほどが甲状腺機能低下症に、5%ほどがバセドウ病を再発することがあります。

そのほか、バセドウ病の治療には放射線療法があります。

放射線療法といっても放射線をビームで甲状腺に当てるわけではありません。

放射性ヨード、つまりアイソトープのカプセルを内服すると放射性ヨードが胃腸で吸収されます。

吸収された放射性ヨードが甲状腺に集まり、甲状腺の中から甲状腺の細胞に放射線を当てて甲状腺の細胞を破壊するわけです。

放射線療法は治療の効果がでるまで数か月かかり、手術療法のように数週間ほどで効果がでるわけではありません。

また、放射線療法は年を経るごとに甲状腺機能低下症へ移行する方が増える欠点があります。

甲状腺機能低下症になると、副作用はないとはいえ、甲状腺ホルモン剤をずっと死ぬまで服用しなければなりません。

橋本病

橋本病は慢性甲状腺炎ともいいますが、甲状腺に慢性の炎症が起きている疾患です。

橋本病は甲状腺の疾患の中でもとくに女性に多く、20代後半以降や30、40代の女性の方が多く、幼児や学童がまれに発症することがあります。

橋本病は甲状腺に炎症が起きている疾患で、自己免疫の異常が原因で起きる炎症です。

橋本病の原因は自己免疫の異常ですが、何がきっかけでこのようなことが起こるのか、まだはっきりとわかっていません。

橋本病はリンパ球が異常を起こして、甲状腺組織を攻撃してしまい、発症するといわれています。

橋本病は甲状腺ホルモンの合成に異常がないこともありますが、たいていは合成が低下します。

甲状腺ホルモンの低下症状としては粘液水腫と呼ばれる身体、とくに手や顔が浮腫(むく)む症状があります。

その浮腫(むくみ)は指で押してもへこみが元に戻るのが橋本病の特徴です。

その他、橋本病はノドが腫れて声が枯れる、皮膚が乾燥する、身体の代謝が減って寒さに弱くなる、夏は暑さを感じず、汗もあまりでなくなるという症状がでることがあります。

また、橋本病は無気力になる、よく寝る、動きがにぶくなる、話し方も遅くなる、食欲が減るがむくみのため体重は増えるという症状がでることがあります。

橋本病は以前、生体検査をして疾患を確定していましたが、血液検査の精度が年々進歩してきて血液検査だけで正確な診断もできるようになってきています。

橋本病の原因は自己免疫の異常ですが、自己免疫の異常を治療して橋本病を治療することはできません。

橋本病の治療は炎症によって生じる甲状腺の腫れと甲状腺機能の異常に対して行われます。

つまり、橋本病の治療は薬物療法として甲状腺ホルモン剤の投与が行われます。

この甲状腺ホルモン剤は量が適正でなければなりません。

多すぎても少なすぎても骨量の減少や不整脈など、身体に異常がでる場合がありますので、医師などの専門家の指導に従って治療を受ける必要があります。

甲状腺ホルモンのまとめ

甲状腺ホルモンは甲状腺から分泌されるホルモンで、全身の細胞の代謝率を上げる作用がある重要なホルモンです。

甲状腺ホルモンは自律神経をコントロールし、全身の細胞の新陳代謝を促進して、全身の細胞を活性化し、エネルギーを産生させています。

また、甲状腺ホルモンは産生したエネルギーを使って体温の調節も行い、寒さに耐える力をつくっています。

甲状腺ホルモンは脳の働きを活性化し、やる気をださせています。また、心臓や胃腸などの全身の各器官の働きを活性化して食欲を増進させています。

甲状腺の異常による疾患はバセドウ病と橋本病があります。

バセドウ病は甲状腺が全体的に腫れる甲状腺機能亢進症の代表的な疾患です。

橋本病は慢性甲状腺炎ともいいますが、甲状腺に慢性の炎症が起きている疾患です。

バセドウ病も橋本病も女性に多い疾患で、自己免疫の異常によって発症する疾患です。

バセドウ病の治療は薬物療法や手術療法、放射線療法が行われ、橋本病はおもに薬物療法が行われます。

なお、健康食品やサプリメントとしてのプラセンタはあくまでも、健康食品ですので、医薬品ではありません。

期待される効能もエビデンス(医学的根拠)が認められていません。したがって、効能を保証することはできませんのでご注意ください。

体調の悪い方、すでに疾患にかかっている方、妊婦の方、高齢者の方、児童などは摂取する前に必ず医師などの専門家にご相談ください

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