健康食品・サプリメントの泉
グリコーゲン
古代ギリシャの哲学者プラトンがアテネの郊外に開いた学園アカデメイアは有名になり、ギリシャ各地から人間が大勢集まってきました。
その中にはアクシオチアという向学心に燃えた女性もいました。
しかし、女子の入学は許可しないことになっているときいて、彼女は男装してアカデメイアにもぐりこみました。
今でいう、もぐり入学ですね。
いい根性をしています。
しかし、男装しても男子と女子とでは筋肉の量がちがいますから、そのうちにバレたでしょうね。
筋肉の量のちがいはグリコーゲンの量のちがいで、走る持久力も歩く持久力も男性の方が女性よりも上回っているのが一般的です。
もちろん、鍛えてそこらの男性よりもパワーも持久力もある女性はいますが…。
グリコーゲンとは
グリコーゲンとは糖原質とか動物デンプンとも呼ばれる単糖類であるブドウ糖からなる多糖類の1つです。
グリコーゲンは全身の細胞に広くみられ、とくに肝臓と筋肉に多く分布しています。
グリコーゲンはすぐにブドウ糖に変換でき、ブドウ糖からエネルギーへと変換してエネルギーを取りだすことができます。
グリコーゲンの生成
食物を食べるとデンプンなどの糖質は唾液(だえき)や膵液(すいえき)に含まれるアミラーゼなどの消化酵素によってブドウ糖に消化・分解されます。
分解されたブドウ糖は小腸から吸収され、門脈を通って肝臓に運ばれます。
肝臓に運ばれたブドウ糖は肝臓内でグリコーゲンや中性脂肪に変換されて貯蔵されますが、必要に応じてグリコーゲンからブドウ糖に再合成されて血液中に放出され、いろいろな組織にエネルギーとして供給されています。
食物から摂ったブドウ糖が血液中にとけ込んで全身に運ばれることで、エネルギー源として働き、私たちの脳や筋肉、内臓、皮膚などの全身の細胞が動いて生命が維持される仕組みになっています。
この血液中のブドウ糖は血糖と呼ばれていますが、血糖の量は食物を摂取すると増えていきます。
血糖は膵臓(すいぞう)からインスリンというホルモンが大量に分泌されるため、食後1〜2時間をピークにだんだん減っていきます。
インスリンは脂肪組織における糖の取り込みと利用促進、脂肪の合成促進・分解抑制などの働きがあります。
インスリンは血液中のブドウ糖の濃度を抑制し、血液中のブドウ糖を中性脂肪に変えて脂肪細胞に蓄える働きもあります。
肝臓では食後に過剰になったブドウ糖を糖質の摂取が少なくなった場合に備えて、肝臓や筋肉組織にグリコーゲンや中性脂肪に変換して一時的に蓄えています。
グリコーゲン・ローディング
カーボ・ローディングとも呼ばれるグリコーゲン・ローディングは体内に糖質をグリコーゲンとしてため込むことによって筋肉の力をだせる時間を長くする方法です。
運動前に筋肉にグリコーゲンを多く蓄えるほど、持久力が上がることがわかっています。
まず、大会や試合などの1週間ほど前から運動量を減らしてグリコーゲンの消費を抑えます。
そして、3日ほど前から大量の糖質を摂取して、グリコーゲンを筋肉や肝臓に蓄えるという方法が主流のようです。
また、単に糖質をたくさん摂るより、いったん筋肉のグリコーゲンを消耗させてから摂るほうがいいという説もあります。
なお、余談ですが、グリコは江崎グリコ(株)の登録商標で、玩具つきキャラメルです。
グリコという商品名は成分として含まれているグリコーゲンに由来しています。
それは創業者である江崎利一氏が牡蠣(かき)の煮汁からグリコーゲンを採取し、グリコーゲンをキャラメルの中に入れた栄養菓子のグリコを製造・販売したからなのです。
グリコーゲンのまとめ
グリコーゲンとは糖原質とか動物デンプンとも呼ばれる単糖類であるブドウ糖からなる多糖類の1つです。
グリコーゲンは全身の細胞に広くみられ、とくに肝臓と筋肉に多く分布しています。
グリコーゲンはすぐにブドウ糖に変換でき、ブドウ糖からエネルギーへと変換してエネルギーを取りだすことができます。
肝臓では食後に過剰になったブドウ糖を糖質の摂取が少なくなった場合に備えて、肝臓や筋肉組織にグリコーゲンや中性脂肪に変換して一時的に蓄えています。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
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