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大腸菌

ドイツのベルリンに行ったデンマークの童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンは「赤ずきん」などの童話で有名なグリム兄弟の兄ヤコブを訪問しました。

しかし、ヤコブがアンデルセンの名前も著作も知らないといいましたので、アンデルセンはがっかりしました。

アンデルセンがグリム兄弟に献呈した本もあるといいますと、今度はヤコブがドギマギして「実はまだあれは読んでいないのです」といいました。

ヤコブはアンデルセンのことを駆けだしの童話作家と思っていたのですね。

でも、グリム童話は民話を集成しただけのものという評価もありますから、童話作家としての創作力からすればアンデルセンの方が上だと思いますが。

ところで、赤ずきんを食べてしまうオオカミは肉食動物ですが、リアルオオカミはシカなどの草食動物を腸などの内臓から先に食べます。

オオカミなどの肉食動物は草食動物の内臓のビタミンなどの栄養と消化酵素などの酵素を自分自身で利用するために内臓から食べるのです。

当然、大腸も食べますが、オオカミが大腸菌で下痢をしたとか、腹痛を訴えたとかという話は聞きません。

それは大腸菌すべてが病原性大腸菌でないということと、オオカミには人間よりもはるかに細菌に対する抵抗力があるからです。

大腸菌とは

大腸菌はおもに大腸の結腸に寄生する腸内細菌で、健康な人間の腸内にもいるグラム陰性の細菌です。

大腸菌は便の大部分を占め、本来、人間に対して無害なばかりかビタミンの産生も行う、人間にとって有益な部分もある細菌です。

しかし、大腸菌は腸以外の臓器に侵入すると下痢や泌尿器の感染症などを起こすことがあります。

また、大腸菌には無毒株と有毒株があり、有毒株のいくつかは大腸菌は人間に対して病原性があります。

大腸菌は糞便(ふんべん)による汚染の有無の指標とされ、水質検査に用いられ、水道水基準では検出されないことが原則となっています。

大腸菌の働き

大腸菌はその名のとおり、大腸の結腸にもっとも多く棲んでいますが、小腸から大腸にかけての腸内フローラと呼ばれる部分にも多く棲息しています。

人間は大腸菌とある意味、共生関係にあり、人間は食物の食物繊維などを大腸菌にエサとして与えています。

人間は食物繊維を消化できませんので、大腸菌が食物繊維を発酵・分解してできた酵素やミネラル、ビタミンを食物から摂取するミネラル、ビタミン以外にも利用しています。

大腸菌が産生するビタミンにはビタミンB1ビタミンB2ビタミンKなどがあります。

小腸の回腸は4mほどの長さで、消化・吸収も行いますが、パイエル板などの腸管特有の免疫機構が発達しています。

大腸菌はパイエル板での免疫力の強化にも役立っています。

また、大腸菌は変異を起こしやすく、身近な菌ということもあって、昔からよく研究され利用されています。

最近では糖尿病治療剤としてのインスリンの産生に大腸菌が利用されています。

インスリンは膵臓(すいぞう)にあるランゲルハンス島という組織のβ(ベータ)細胞から分泌されるホルモンです。

インスリンの生理的な働きはおもに血液中のブドウ糖の濃度、血糖値を抑制し、常に一定範囲に保つことです。

インスリンの量が少ないとか、インスリンが分泌されていてもうまく働くことができなくなるとかで、血糖が一定値を超えて高い状態、高血糖が続きますと糖尿病になります。

糖尿病の治療法の薬物療法はインスリンを皮下注射するもので、そのインスリンを遺伝子組み換えの大腸菌に産生させているのです。

病原性大腸菌

大腸菌の有毒株のなかでも下痢や腸炎などの原因となるものをとくに病原性大腸菌といいます。

本来、大腸菌は腸管の中に棲息していて、大腸菌の無毒株は疾患を起こすことはありません。

しかし、大腸菌の中にはとくに病原性が強くて下痢症の原因となるものがあり、これを下痢原性大腸菌といいます。

さらに下痢原性大腸菌の中には、腸管病原性大腸菌、腸管侵入性大腸菌、腸管毒素原性大腸菌、腸管出血性大腸菌があります。

1996年の夏ごろ、腸管出血性大腸菌O-157による感染症が流行し、死者がでました。

腸管出血性大腸菌O-157に感染すると菌がだすベロ毒素によって、大腸から出血し、血の混じった下痢便があります。

腸管出血性大腸菌O-157はウシ、ブタなどが保菌していて、その糞便などに汚染された肉やその肉を使った2次汚染された食物を介して感染したものです。

腸管出血性大腸菌O-157は幼児や高齢者が感染しやすく、溶血性尿毒症症候群や脳症になると、致命的になることもあります。

腸管出血性大腸菌O-157は75℃の熱を数分間加えると死滅させることができますので、食物を十分加熱することで感染を予防できます。

腸管出血性大腸菌O-157が突然に出現したのは、大腸菌を有害菌として排除しすぎたためだと思われます。

腸管出血性大腸菌O-157は日本をはじめとする先進国だけに出現しています。

それは、清潔な社会を徹底して追求し、抗生物質や消毒剤を乱用したことで腸内から大腸菌の棲息に適切な環境を奪ってしまったからです。

1996年の夏ごろ起こった、腸管出血性大腸菌O-157集団食中毒事件の感染者は子どもが大半でした。

しかし、超清潔志向で育てられている子どもは重症化し、清潔志向とは無縁の、泥んこ遊びをよくする子どもは無症状でした。

大腸菌というと汚い、怖いというイメージがありますが、もともと人間と共生しているという部分がありますので、極端に清潔にして排除してしまうと、別の病原菌に感染することになります。

大腸菌のまとめ

大腸菌はおもに大腸の結腸に寄生する腸内細菌で、健康な人間の腸内にもいるグラム陰性の細菌です。

大腸菌は便の大部分を占め、本来、人間に対して無害なばかりかビタミンの産生も行う、人間にとって有益な部分もある細菌です。

しかし、大腸菌は腸以外の臓器に侵入すると下痢や泌尿器の感染症などを起こすことがあります。

また、大腸菌には無毒株と有毒株があり、有毒株のいくつかは大腸菌は人間に対して病原性があります。

大腸菌の有毒株のなかでも下痢や腸炎などの原因となるものをとくに病原性大腸菌といいます。

病原性大腸菌の中にはとくに病原性が強くて下痢症の原因となるものがあり、これを下痢原性大腸菌といいます。

さらに下痢原性大腸菌の中には、腸管病原性大腸菌、腸管侵入性大腸菌、腸管毒素原性大腸菌、腸管出血性大腸菌があります。

1996年の夏ごろ、腸管出血性大腸菌O-157による感染症が流行し、死者がでました。

腸管出血性大腸菌O-157は75℃の熱を数分間加えると死滅させることができますので、食物を十分加熱することで感染を予防できます。

大腸菌は糞便(ふんべん)による汚染の有無の指標とされ、水質検査に用いられ、水道水基準では検出されないことが原則となっています。

遺伝子を組み換えた大腸菌は糖尿病の治療に使うインスリンの産生に利用されています。

なお、健康食品やサプリメントとしての乳酸菌を含む食品はあくまでも、健康食品ですので、医薬品ではありません。

期待される効能もエビデンス(医学的根拠)が認められていません。したがって、効能を保証することはできませんのでご注意ください。

体調の悪い方、すでに疾患にかかっている方、妊婦の方、高齢者の方、児童などは摂取する前に必ず医師などの専門家にご相談ください

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