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網膜

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは「ファウスト」「若きウェルテルの悩み」などを書いた、18世紀から19世紀のドイツの詩人で劇作家で小説家です。

そのゲーテが活躍した19世紀の初めごろはヨーロッパではまだ暖房設備がよく整っていなくて、冬の寒さが身にこたえることは相当なものでした。

たとえば、ゲーテは「冬になると首をくくり、春が来ると復活できたらよいのだが…」といいました。

そうですね。

あまり寒いと冬眠でもできればと私もゲーテの立場だったらそう思ったでしょう。

冬になって目の網膜に映る世界の色が白だけというのも味気ないですし。

網膜とは

網膜とはのもっとも内側にある透明な膜です。

外部の物体で反射した光は、角膜から目の中に入ってきて、網膜に像を結び、像が神経信号を経てに像として認識される仕組みになっています。

網膜はカメラに例えるとフィルムカメラならフィルム、デジタルカメラならCCDイメージセンサーにあたります。

目の仕組みはカメラに似ていて、強膜(きょうまく)と脈絡膜(みゃくらくまく)がボディ、角膜と水晶体がレンズ、虹彩(こうさい)は絞り、網膜はフィルムやCCDイメージセンサーにあたります。

強膜はいわゆる白目の部分で、目のもっとも外側にあります。

強膜は硬い殻の役割を果たして眼球が破壊されることを防ぎ、光を遮断する働きがあります。

脈絡膜は強膜と網膜の間にある層で、血管が通り、眼球全体に栄養分を供給しています。

角膜は目のもっとも外側にあって、光を眼球内部へと屈折させて集光し、網膜で像を結ぶ手助けをしています。

また、角膜は眼球内にゴミが入るのを防ぎ、保護する役割もあります。

水晶体は目に入った光を屈折させて焦点を合わせるカメラのレンズにあたる部分です。

カメラのレンズは距離を変えることによってピントを合わせますが、水晶体は厚みを変えることで焦点調節を行っています。

網膜の構造

網膜に達した光は、視細胞といわれる錐体細胞(すいたいさいぼう)と杵体細胞(かんたいさいぼう)が光を感じとって、そこで神経信号に変換されます。

変換された信号は神経節細胞へと伝えられ、視神経を通じて大脳皮質の視覚中枢へ伝えられ、視覚として認識されます。

網膜はさまざまな細胞からなる10層の層から構成されていて、目の内側から色素上皮層と視細胞、水平細胞、双極細胞、アマクリン細胞、神経節細胞になっています。

前述のように視細胞は大きく分けて錐体細胞と杵体細胞2種類の細胞があります。

錐体細胞は1つの目で約600万個あり、明るいところで働きます。

錐体細胞は短波長(青)の光をおもに感じるS錐体、中波長(緑)の光をおもに感じるM錐体、長波長(赤)の光をおもに感じるL錐体の3種類があり、その組合せで色を識別することができるようになっています。

しかし、錐体細胞は比較的低感度なので十分な光がないと神経信号をだすことができませんので、暗いところで色が見にくいのはこのためです。

これに対して、暗いところで働くのが杵体細胞です。

杵体細胞は1種類しかなく、明暗の感覚を識別し、非常に高感度で、わずかな光でも神経信号をだすことができます。

網膜には中心窩(ちゅうしんか)という網膜の中心部に錐体細胞の密度が非常に高く、小さくくぼんでいる部分がありますが、網膜の中でももっとも解像度が高く、色や形がよく見える部分です。

杵体細胞は1つの目で約1億個あり、錐体細胞よりも個数が多く、網膜全体に広く分布しています。

中心窩にはありませんが、その周辺には多く分布しています。

また、中心窩の周囲には黄斑(おうはん)という血液が多く集まり、キサントフィルという黄色の色素が局在しているので、瞳孔側から見ると濃く丸く見える部分があります。

黄斑変性症(おうはんへんせいしょう)

黄斑につくられる新しい血管が破れ、視神経に異常が起こって目が見えなくなっていく疾患を黄斑変性症といいます。

とくに加齢とともに黄斑に異常が起こる変性症を加齢黄斑変性症といい、高齢者に多い疾患です。

黄斑変性症の原因は活性酸素により、黄斑につくられる新しい血管が破れ視神経にダメージを与えるためであるといわれています。

黄斑変性症の治療法はレーザー光で新しい血管を焼き固める、外科手術で新しい血管を摘出するなどの手術療法があります。

しかし、黄斑変性症の治療法として確実なものは現在のところありませんし、治療も黄斑変性症の進行を食い止める治療となります。

なお、加齢黄斑変性症は初期段階で抗酸化作用のあるビタミンミネラルを摂取することで進行を遅らせることや予防できることがわかってきました。

緑黄色野菜のホウレン草やケール、ブロッコリー、アスパラガス、柑橘類の実の皮、ソバなどに多く含まれるポリフェノールのルテインは目の網膜にある抗酸化物質です。

そのため、ルテインは加齢黄斑変性症の進行や予防に対する影響が大きいと考えられています。

実際にルテインが不足すると加齢黄斑変性症にかかるリスクが高まりルテインを十分に補うことでリスクが軽減することが報告されています。

緑内障(りょくないしょう)

緑内障は青底翳(あおそこひ)ともいわれる目の疾患です。

白内障の症状が目のレンズである水晶体が白く濁ることによって起こるのに対して、緑内障は網膜神経節細胞が死滅して視野が欠けていく進行性の目の疾患です。

緑内障は視神経の変形と視野欠損などの視野異常が生じ、いったん視野欠損が生じると欠損した視野の回復は難しく、最終的には失明してしまうことが多い疾患です。

しかも緑内障は片目が発症してももう1つの目が視野を補うため、視野欠損に気づきにくく、緑内障の末期になって気がつくことが多いのです。

緑内障は眼圧の検査、隅角の検査、眼底の検査、視野の検査などを行い、治療法を決定します。

しかし、死滅した網膜視神経の再生は難しく、iPS細胞などによる視神経再生の技術の臨床応用が待たれます。

視神経再生が今のところできませんので、現在は緑内障の進行を遅らせる対症療法が行われます。

緑内障の具体的な対症療法には眼圧を下げるために、点眼液、内服剤、点滴などの薬物療法、レーザー手術などの手術療法があります。

網膜剥離(もうまくはくり)

網膜剥離は網膜に穴があく、網膜裂孔(もうまくれっこう)の周囲から網膜がはがれて、その部分が光を感じなくなり、視力が低下する疾患です。

加齢や糖尿病網膜症などの一部の疾患や、頭部・眼球への物理的ショックが原因で起こります。

いったん網膜剥離が起きると、時間とともに剥離の範囲が広がります。

また、剥離した網膜の細胞には栄養や酸素が十分に届かないので、徐々に機能が失われていきます。網膜細胞の機能が完全に失われてしまうと失明してしまいます。

そのため、網膜裂孔など網膜の異常が確認されたら、すぐに治療をすることが大切です。

治療にはレーザーで網膜を接着することや外科手術で眼球をシリコーンのひもで縫いつける、目の硝子体(しょうしたい)を取り除いた後、ガスを注入して網膜を膨らませ、接着する手術療法もあります。

網膜のまとめ

網膜とは目のもっとも内側にある透明な膜です。

外部の物体で反射した光は、角膜から目の中に入ってきて、網膜に像を結び、像が神経信号を経て脳に像として認識される仕組みになっています。

網膜はカメラに例えるとフィルムカメラならフィルム、デジタルカメラならCCDイメージセンサーにあたります。

網膜の黄斑に異常が起こって目が見えなくなっていく疾患を黄斑変性症といいます。とくに加齢とともに黄斑に異常が起こる変性症を加齢黄斑変性症といい、高齢者に多い疾患です。

黄斑変性症の原因は活性酸素により、黄斑につくられる新しい血管が破れ視神経にダメージを与えるためであるといわれています。

治療法もレーザー光で新しい血管を焼き固める、外科手術で新しい血管を摘出するなどの手術療法があります。

しかし、治療法として確実なものは現在のところありませんし、治療も黄斑変性症の進行を食い止める治療となります。

緑内障は青底翳(あおそこひ)ともいわれる目の疾患です。

白内障の症状が目のレンズである水晶体が白く濁ることによって起こるのに対して、緑内障は網膜神経節細胞が死滅して視野が欠けていく進行性の目の疾患です。

緑内障は視神経の変形と視野欠損などの視野異常が生じ、いったん視野欠損が生じると欠損した視野の回復は難しく、最終的には失明してしまうことが多い疾患です。

しかも緑内障は片目が発症してももう1つの目が視野を補うため、視野欠損に気づきにくく、緑内障の末期になって気がつくことが多いのです。

緑内障は眼圧の検査、隅角の検査、眼底の検査、視野の検査などを行い、治療法を決定します。

しかし、死滅した網膜視神経の再生は難しく、iPS細胞などによる視神経再生の技術の臨床応用が待たれます。

視神経再生が今のところできませんので、現在は緑内障の進行を遅らせる対症療法が行われます。

緑内障の具体的な対症療法には眼圧を下げるために、点眼液、内服剤、点滴などの薬物療法、レーザー手術などの手術療法があります。

網膜剥離は網膜に穴があく、網膜裂孔(もうまくれっこう)の周囲から網膜がはがれて、その部分が光を感じなくなり、視力が低下する疾患です。

加齢や糖尿病網膜症などの一部の疾患や、頭部・眼球への物理的ショックが原因で起こります。

いったん網膜剥離が起きると、時間とともに剥離の範囲が広がります。

また、剥離した網膜の細胞には栄養や酸素が十分に届かないので、徐々に機能が失われていきます。

網膜細胞の機能が完全に失われてしまうと失明してしまいます。

そのため、網膜裂孔など網膜の異常が確認されたら、すぐに治療をすることが大切です。

治療にはレーザーで網膜を接着するほか外科手術で眼球をシリコーンのひもで縫いつける、目の硝子体(しょうしたい)を取り除いた後、ガスを注入して網膜を膨らませ、接着する手術療法もあります。

なお、健康食品やサプリメントとしてのヒアルロン酸を含む健康食品やサプリメントはあくまでも健康食品ですので、医薬品ではありません。

期待される効能もエビデンス(医学的根拠)が認められていません。したがって、効能を保証することはできませんのでご注意ください。

体調の悪い方、すでに疾患にかかっている方、妊婦の方、高齢者の方、児童などは摂取する前に必ず医師などの専門家にご相談ください

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