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カロテノイド
20世紀のハンガリー系イギリス人の探検家マーク・オーレル・スタインは中央アジアの探検調査でシルクロードの存在の証明をしました。
そして、スタインはタクラマカン砂漠の南にあるホータンを調査中、現地人に医師と間違えられました。
現地人が薬剤をもらいにぞくぞくとスタインのもとにつめかけましたが、彼らはその謝礼をスタインに払うどころか、当然のような顔をして施しを要求したそうです。
損の上に損を重ねることを盗人(ぬすびと)に追い銭(せん)といいますが、病人に追い薬剤でしょうか。
まあ、ペルーの考古学者のフーリオ・C・テーヨも現地人の通報ででかけてみて、遺跡が見つからなくても怒らず、「これが考古学だ」といいました。
スタインも想定の範囲内だと割り切っていたのかもしれませんね。
ところで、カロテノイドは緑黄色野菜などに含まれる脂溶性の成分ですが、現在のところ約750種類ほども発見されています。
カロテノイドは抗酸化作用が効能の想定の範囲ですが、まだまだ未知の効能があるようです。
カロテノイドとは
カロテノイドはカロチノイドともいい、黄色や橙色、赤色、紫色などの天然色素で動植物に広くみられる色素です。
カロテノイドは植物ではケールやホウレン草、ニンジン、トマト、柿などの緑黄色野菜や果実などにβ(ベータ)-カロテンやリコピンなどのカロテン、ルテインなどのキサントフィルとして多く含まれています。
魚介類ではカニやエビ、サケ、イクラなどにアスタキサンチンというカロテノイドとして多く含まれています。
カロテノイドの働き
β-カロテンは紫外線によって発生した活性酸素を抗酸化作用によって無害化して、皮膚などのシミやソバカスの原因となるメラニンの発生を抑制する効能が期待できます。
ルテインの抗酸化作用は紫外線から目を保護し、緑内障や白内障の眼疾患を予防するという効能が期待できます。
β-カロテン、リコピン、ルテインは活性酸素や過酸化脂質を除去して、細胞を活性化する作用があり、ガンや老化防止(アンチエイジング)に効能が期待できます。
また、リコピンの抗酸化作用は血液中の悪玉といわれるLDLコレステロールが血管内でたまって酸化するのを防ぐ効能が期待できます。
そのため、リコピンは動脈硬化の予防、狭心症や心筋梗塞(しんきんこうそく)・脳梗塞(のうこうそく)の予防、生活習慣病の予防の効能が期待できます。
アスタキサンチンは近年の研究で非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の予防や抑制など、肝臓病などに効能が期待できるとわかってきました。
α-カロテンとβ-カロテン
カロテノイドは中心のカロテンという同じ化学構造の部分に両サイドの一部異なる部分がくっついた構造になっています。
両サイドの部分がβ構造であるものをβ-カロテンといい、片方がε(イプシロン)構造のものをα(アルファ)-カロテンと呼んでいます。
α-カロテンもβ-カロテンも同じ緑黄色野菜などに多く含まれていますが、量的にはβ-カロテンの方が多く含まれています。
期待できる効能にも多少違いがあり、ビタミンAへの変換率はα-カロテンはβ-カロテンの約半分ほどしかありません。
しかし、抗酸化作用はα-カロテンの方がβ-カロテンの約10倍も強いという報告があります。
α-カロテンは緑黄色野菜などにβ-カロテンと一緒に含まれていますので、緑黄色野菜や青汁などを摂取することで摂取できます。
カロテノイドのまとめ
カロテノイドはカロチノイドともいい、黄色や橙色、赤色、紫色などの天然色素で動植物に広くみられる色素です。
カロテノイドは植物ではケールやホウレン草、ニンジン、トマト、柿などの緑黄色野菜や果実などにβ-カロテンやリコピンなどのカロテン、ルテインなどのキサントフィルとして多く含まれています。
魚介類ではカニやエビ、サケ、イクラなどにアスタキサンチンというカロテノイドとして多く含まれています。
カロテノイドは活性酸素を抗酸化作用によって無害化して、過酸化脂質を除去して、細胞を活性化する作用があり、ガンや老化防止(アンチエイジング)に効能が期待できます。
また、カロテノイドは血液中の悪玉といわれるLDLコレステロールが血管内でたまって酸化するのを防ぐ効能が期待できます。
そのためカロテノイドは動脈硬化の予防、狭心症や心筋梗塞・脳梗塞の予防、生活習慣病の予防の効能が期待できます。
カロテノイドでも魚介類に含まれるアスタキサンチンは近年の研究で非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の予防や抑制など、肝臓病などに効能が期待できるとわかってきました。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
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