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ミオグロビン

万有引力の法則を発見した17〜18世紀のイギリスの物理科学者アイザック・ニュートンはあるとき株相場に興味を持ちました。

そして、株相場の法則性を発見しようといろいろ研究をして、実際に応用してみると必ず失敗しました。

ニュートンはあるとき嘆息して「株相場の法則を発見するのは、引力の法則を見つけるよりずっと難しい」といったそうです。

18世紀ではそうでしょうね。

21世紀の今ではコンピュータが発達していますから、小さな株売買を繰り返して、どう転んでももうけがでるようなプログラムが開発されているそうですが…。

ところで、ミオグロビンは1960年に初めてイギリスのケンドルーとペルツによってマッコウクジラからX線解析でその構造が解明されました。

そのときにもやはりコンピュータを使いましたから、コンピュータさまさまですよね。

ミオグロビンとは

ミオグロビンは筋色素、筋肉ヘモグロビンともいわれ、骨格筋心筋にある、ヘモグロビンによく似た、赤いヘムタンパク質です。

骨格筋は姿勢の維持などに重要で赤く見えるので赤筋ともいう遅筋と、すばやい収縮に適しているとされていて白く見えるので白筋ともいう速筋から構成されています。

ミオグロビンは遅筋に多く含まれています。

ミオグロビンの働き

ミオグロビン血液赤血球に含まれるヘモグロビンより酸素親和性が高く、筋肉の中で酸素を代謝に必要なときまで貯蔵しています。

一般に動物の筋肉が赤いのはこのミオグロビンのためですが、濃い赤身の牛肉1g中に15㎎ほど含まれています。

クジラやアザラシ、イルカなど水中に潜るほ乳類は大量の酸素が無酸素状態でも必要なため、これらのほ乳類の筋肉にはとくに豊富に含まれています。

ミオグロビンはヘモグロビンと似ていますので、ミオグロビンが尿中に排泄されると試験紙法の尿潜血検査で陽性を示します。

また、血液検査でミオグロビンを検査することで次の疾患を見つけることができます。

  1. 心筋梗塞
    • 心筋梗塞(しんきんこうそく)は冠動脈の血管の内側にコレステロールなどのアテローム(粥状)のプラーク(隆起)や血栓ができて血液の流量が下がり、心臓の筋肉に酸素や栄養が行き渡らなくなり筋肉が壊死してしまう疾患です。
    • 心筋梗塞は心臓の筋肉が壊死を起こすことにより、心筋中のミオグロビンが血液中に放出されて高値を示します。
    • 心筋梗塞の発症後約1〜3時間でミオグロビンの値が上昇し始め、6〜10時間でピークとなり、1〜3日で正常に戻ります。
    • ミオグロビンは骨格筋疾患でも高値となるためクレアチンキナーゼのように心筋に対する特異性はありません。
    • しかし、ミオグロビンは心筋梗塞の検査で用いられるクレアチンキナーゼの値よりも早くピークに達しますので、心筋梗塞の早期診断に用いられることがあります。
  2. 骨格筋疾患
    • ミオグロビンは筋ジストロフィー、筋炎などのような筋疾患の場合、筋肉の崩壊が起こりますので、血液中に放出されて高値を示します。
    • また、激しい運動後や出産時は、ミオグロビンが一時的に高値を示すことがあります。
  3. 甲状腺疾患
    • 甲状腺はあごの下にある甲状軟骨、ノドボトケの下の気管の外側にある、柔らかくて触ってもほとんどわからない器官です。
    • 甲状腺からは全身の細胞の代謝率を上げる作用がある重要なホルモン甲状腺ホルモンが分泌されています。
    • 甲状腺に障害がありますと、甲状腺機能亢進症のバセドウ病や甲状腺機能低下症の橋本病になることがあります。
    • ミオグロビンは甲状腺機能低下症により筋障害が起こりますので、高値を示すことがあります。
  4. 腎不全
    • 腎不全は腎炎などの疾患のため、血液を濾過する腎臓(じんぞう)の糸球体の網の目がつまってしまう疾患です。
    • 腎不全になると腎臓(じんぞう)の機能が落ち、老廃物を十分排泄できなくなります。
    • 腎不全などの腎機能障害により排泄障害が起きますと血液中にミオグロビンが溜まってしまうため高値を示すことがあります。

食肉の色

牛肉などの肉の赤色はおもにグロビンとヘム色素からなるミオグロビンに由来しています。

ミオグロビンの量が多い肉は濃い赤色になりますので、牛肉は豚肉に比べてミオグロビンが多く、赤色が濃くなります。

と殺直後の牛肉に含まれるミオグロビンのヘム色素に含まれる鉄は還元型で、紫がかった赤色をしています。

それが、時間の経過とともに空気中の酸素と結合することで、オキシミオグロビンとなり、鮮紅色となります。

さらに牛肉のミオグロビンの酸化が進みますと、メトミオグロビンに変わり、肉は褐色になります。

加齢にともない、牛肉のミオグロビンの量は増加しますので、子牛よりも成牛の肉の方の色が濃くなります。

また、牛肉を加熱すると、肉の色が赤色から褐色に変化するのは、ミオグロビンが熱によって変性し、変性メトミオグロビンになるからです。

ハムやソーセージの色が加熱しても変色しないのは、製造工程で添加される亜硝酸塩と硝酸塩などの発色剤の働きによってミオグロビンのヘム鉄がニトロソ化されて安定するためです。

ミオグロビンのまとめ

ミオグロビンは筋色素、筋肉ヘモグロビンともいわれ、骨格筋や心筋にある、ヘモグロビンによく似た、赤いヘムタンパク質です。

ミオグロビンは血液の赤血球に含まれるヘモグロビンより酸素親和性が高く、筋肉の中で酸素を代謝に必要なときまで貯蔵しています。

一般に動物の筋肉が赤いのはこのミオグロビンのためですが、濃い赤身の牛肉1g中に15㎎ほど含まれています。

クジラやアザラシ、イルカなど水中に潜るほ乳類は大量の酸素が無酸素状態でも必要なため、これらのほ乳類の筋肉にはとくに豊富に含まれています。

ミオグロビンはヘモグロビンと似ていますので、ミオグロビンが尿中に排泄されると試験紙法の尿潜血検査で陽性を示します。

また、血液検査でミオグロビンを検査することで、心筋梗塞、骨格筋疾患、甲状腺疾患、腎不全などの疾患を見つけることができます。

なお、健康食品やサプリメントとしてのグルコサミンを含む健康食品やサプリメントはあくまでも健康食品ですので、医薬品ではありません。

期待される効能もエビデンス(医学的根拠)が認められていません。したがって、効能を保証することはできませんのでご注意ください。

体調の悪い方、すでに疾患にかかっている方、妊婦の方、高齢者の方、児童などは摂取する前に必ず医師などの専門家にご相談ください

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