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ターンオーバー
柳田泉(やなぎだいずみ)は大正から昭和の翻訳家で英文学者です。
少年時代、柳田泉は読書少年で知られていましたので、友人たちも本を買うときには「何を買うか」と柳田泉に相談に来ました。
すると、柳田泉は自分がその時、買いたいと思っていた本の名前を教え、友人がそれを買うと、その友人が読む前に借りて読むのでした。
なるほど、指南料として読ませてもらうわけですね。
でも、そんなことをすると、ほかの友人たちも読ませろと迫って、結局その本を買った本人が読むのは最後になったりして。
余談ですが、私も昔からマンガが好きで、マンガの単行本を収集していたことがあります。
手塚治虫や横山光輝、石ノ森章太郎などの単行本をよく集めていました。
そして、それらを友人に貸したら、友人のそのまた友人にまた貸しされて、離散してしまい、私のところには返ってこなかった単行本もあります。
こういうのはきちんと返却されるようなサイクルにしないとダメなのでしょうが、友人のことですから、強くいいにくいのですね。
ところで、ターンオーバーは皮膚の表皮の細胞の新陳代謝のサイクルです。
ターンオーバーは速さの差はありますが、確実に繰り返されるサイクルです。
私のマンガの単行本の友人たちへの貸しだしのサイクルもこのようになりました。
つまり、離散してしまったマンガの単行本は新しく買うしか補充する方法がなかったのです。
ターンオーバーとは
皮膚の表皮の細胞の生まれ変わり、つまり皮膚の表皮の新陳代謝のサイクルをターンオーバーといいます。
表皮は絶えず入れ替わっているため、表皮が汚れ、傷ついてもはがれ落ちることによって、きれいな表皮に生まれ変わっています。
皮膚には表皮、真皮、皮下組織がありますが、表皮は内側から基底層、有棘層、顆粒層、角質層と4層構造になっています。
基底層で生まれた細胞は形を変えながら表面に押し上げられていき、無核となり死んだ状態で角化細胞となります。
この角化細胞は、また新しい細胞に押し上げられるようにして表皮の表面まで上がっていきます。
そして、最後は垢(あか)となって自然にはがれ落ちます。
この繰り返しをターンオーバーといいます。
ターンオーバーの周期
皮膚の基底層から顆粒層までは14~42日、角化細胞となってはがれ落ちるまで14日程度ですので、28~56日程度が目安となります。
また、ターンオーバーの周期には個人差があり、ふつう加齢とともに新陳代謝の機能が低下し、30~40代では45日程度はかかるといわれています。
年をとるにつれて、ちょっとした傷も治りにくくなっていくのはそのためです。
皮膚がくすむ、シミが増えた、シミが濃くなったなどの症状がターンオーバーの機能が低下していることを現わしています。
また、ターンオーバーは遅すぎても早すぎても皮膚のトラブルの原因となります。
ターンオーバーが遅い場合は角質が皮膚にたまってくすんだりするほか、薄皮を重ねたようなごわつきがでてきます。
また、洗顔をしすぎるほか、ピーリングなどの角質ケアばかりしていると、ターンオーバーが早くなってしまいます。
ターンオーバーが早くなると、表皮細胞は核を持ったまま表面に押し上げられた状態となります。
すると、表皮細胞が未熟な細胞のまま表面に上がり、皮膚がごわごわしている状態になります。
当然、皮膚がごわごわしている状態では皮膚の水分を保持することが難しく、いわゆる「乾燥肌」になってしまいます。
ターンオーバーの正常化
ターンオーバーを正常にし、皮膚をきれいにするためには日常生活習慣を見直すことが必要です。
つまり、睡眠をよくとる、規則正しい生活をする、バランスの取れた食事をとる、ストレスをためないなどのことを行うことが大切です。
「乾燥肌」はワセリンやクリームで皮膚の表面を滑らかにすること、丁寧に保湿と保護をして皮膚を洗いすぎないようにすることが「乾燥肌」の正常化につながります。
ターンオーバーのまとめ
皮膚の表皮の細胞の生まれ変わり、つまり皮膚の表皮の新陳代謝のサイクルをターンオーバーといいます。
皮膚には表皮、真皮、皮下組織がありますが、表皮は内側から基底層、有棘層、顆粒層、角質層と4層構造になっています。
基底層で生まれた細胞は形を変えながら表面に押し上げられていき、無核となり死んだ状態で角化細胞となります。
この角化細胞は、また新しい細胞に押し上げられるようにして表皮の表面まで上がっていきます。
そして、最後は垢となって自然にはがれ落ちます。
この繰り返しをターンオーバーといいます。
皮膚の基底層から顆粒層までは14~42日、角化細胞となってはがれ落ちるまで14日程度ですので、28~56日程度が目安となります。
また、ターンオーバーの周期には個人差があり、ふつう加齢とともに新陳代謝の機能が低下し、30~40代では45日程度はかかるといわれています。
年をとるにつれて、ちょっとした傷も治りにくくなっていくのはそのためです。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
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