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クリーム
江戸時代の俳人で画家の与謝蕪村(よさぶそん)が毎日、京都東山の六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)に参詣しました。
六波羅蜜寺の住職がよろこんで「ご信心の厚いことで…」とほめました。
すると、与謝蕪村は「いや、私は絵を拝見に来ていますので…」と苦笑しました。
実は、六波羅蜜寺には中国の明(みん)の董其昌(とうきしょう)の描いた山水の図がありました。
与謝蕪村は仏様を拝みにくるのではなく、絵を拝みに来たわけですね。
片目は仏様を、もう片目で絵を見る、ヤブニラミ信心でしょうか。
ところで、乳液とクリームですが、どちらも役目が似ています。
それで、どちらを使おうかと、両方並べて見ているとヤブニラミになるかも知れませんね。
クリームとは
クリームとは基礎化粧品の1つで、一般的には保湿クリームのことをいいます。
化粧品の基剤として水分を使い、グリセリンやトレハロース、ヒアルロン酸などを配合したものが多いです。
保湿クリームの基本的な役割は、皮膚の水分が逃げないよう、化粧水や美容液を浸透させた皮膚に蓋(ふた)をすることです。
一般的に洗顔後は、化粧水、美容液、乳液、クリームの順で基礎化粧品を使います。
乳液とクリームの違いは水分と油分のバランスの違いで、乳液のほうは水分が多めであり、クリームは油分が多めで重くしっとりとします。
保湿クリームは使用する量を手に取り、両手のひら全体に伸ばし、自分の体温で温めます。
そうしてから、顔の上に伸ばし、両手で顔を包むように塗り込んでいくと、温められた分、馴染みがよく、保湿成分が皮膚に吸収されやすくなります。
クリームの使用
化粧品の利用者の年齢や皮膚の状態、季節によっても皮膚などの保湿機能は違います。
化粧水、または乳液だけで皮膚の保湿ができる方もいらっしゃいますが、冬の乾燥した時期や、年齢を重ねた方など皮膚の保湿機能が十分でない方は乳液の前に美容液を使います。
化粧水が失われた皮膚の角質の水分を補給するのとは異なり、美容液は皮膚にうるおいを与えるだけではなく、セラミドやエラスチン、ヒアルロン酸などを配合していて皮膚のみずみずしさを保つ働きがあります。
化粧水と美容液が皮膚にうるおいを与え、皮膚のみずみずしさを保っている状態をキープさせるのが乳液です。
さらに、「乾燥肌」の方や、シーズンによってはクリームを使いますが、洗顔後は、化粧水、美容液、乳液、クリームの順番を守ることがスキンケアにはとても重要です。
なお、こだわる方は基礎化粧品を1つのメーカーで揃え、ライン使いと呼んだりします。
クリームは必要?
クリームは乳液とくらべるとどうしてもべたつき感がありますので、それが苦手な方は乳液を使ってクリームを使わない方もいらっしゃいます。
夏場などは紫外線が強烈ですので、外出の多い方は紫外線よけにもクリームは必要です。
夏の保湿、朝のスキンケアなんかにはさっぱり使える乳液を使って、夜のスキンケアは日中のダメージの修復や皮膚にしっかりうるおいを与えて密閉するためにクリームを使うといった使いわけもできます。
私は美容部員や化粧品メーカーの回し者ではありませんが、保湿は複数のアイテムを重ねるほど強化されるので、乳液とクリームのダブル使いをすべしというのが本当だと思います。
それは、皮膚や毛髪などは若いときからしっかり手入れをしていないと、年を取ってからよくしようと思ってもできないからです。
若さを取り戻そうとしてもできないように、皮膚や毛髪の傷みの回復は難しいのです。
もちろん、個人それぞれで、ご自身が稼いだお金を食事や旅行や遊びに使うことももちろん自由です。
ストレスの解消や知識の増加に使うのもよいでしょう。
でも、人間は第一印象として見てくれを大切にします。
容姿は生まれながらものは仕方がないとしても、皮膚や毛髪の手入れの状態、服装などの感性は若いときの努力で後に大きな差がつきます。
異性との付き合いや就職、後輩へのアドバイスができるなど、後の人生を大きく左右することになります。
クリームも使う余裕のある方は絶対に使うべきです。
たとえ、クリームがべとついたりして気に入らなかったり、化粧品を使う面倒さが1つ増えたとしても。
クリームのまとめ
クリームとは基礎化粧品の1つで、一般的には保湿クリームのことをいいます。
保湿クリームの基本的な役割は、皮膚の水分が逃げないよう、化粧水や美容液を浸透させた皮膚に蓋(ふた)をすることです。
化粧品の基剤として水分を使い、グリセリンやトレハロース、ヒアルロン酸などを配合したものが多いです。
一般的に洗顔後は、化粧水、美容液、乳液、クリームの順で基礎化粧品を使います。
乳液とクリームの違いは水分と油分のバランスの違いで、乳液のほうは水分が多めであり、クリームは油分が多めで重くしっとりとします。
化粧水、乳液、美容液、クリームなどどんな化粧品にもいえることですが、必ずパッチテストをしましょう。
これは乳化剤(界面活性剤)が多く配合されている美容液などはアレルギー反応を起こす方もいることや、製品によって皮膚に合わないとか、その時の体調の変化で、ある日突然アレルギーを起こすケースもあるからです。
パッチテストは塗ったあと、3日は様子をみましょう。これは化粧かぶれが接触皮膚炎の一種であり、接触皮膚炎の反応は丸2日後に現れやすいからです。
なお、健康食品やサプリメントとしてのコラーゲンを含む健康食品やサプリメントはあくまでも健康食品ですので、医薬品ではありません。
期待される効能もエビデンス(医学的根拠)が認められていません。したがって、効能を保証することはできませんのでご注意ください。
体調の悪い方、すでに疾患にかかっている方、妊婦の方、高齢者の方、児童などは摂取する前に必ず医師などの専門家にご相談ください。
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