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B細胞
安土桃山時代の名医、曲直瀬正盛(まなせまさもり)が織田信長にお目見えしたとき、献上物は扇子2本だけでした。
列席していた人々は「なんとお粗末な」と呆れた顔をしました。
ところが、正盛は臆せず「これはめでたく日本を御手の内に握らせ給うようにとの気持ちでございます……」といいました。
なるほど、「2本」と「日本」を掛けているのですね。
物はいいようです。
というか物より口上ですね。
権力者の織田信長はいろいろ贅沢な献上物をもらうのに慣れて免疫ができていますので、生半可な物を献上すると機嫌を損ねてあとが大変です。
曲直瀬正盛はうまく献上したというところでしょうか。
ところで、免疫といえば、T細胞は免疫を記憶し、B細胞に情報を与えるのですが、織田信長がB細胞とすると、T細胞は誰になるのでしょうね。
明智光秀でしょうか。
木下藤吉郎、すなわち、後の豊臣秀吉でしょうか。
B細胞とは
B細胞はT細胞とともに免疫反応の中心となる血液の白血球のリンパ球の一種で、抗体を産生する形質細胞へと分化する細胞です。
B細胞は骨髄(こつずい)の造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)でつくられ、そのまま骨髄で分化・成熟しますが、T細胞は骨髄の造血幹細胞でつくられ、胸腺(きょうせん)で分化・成熟します。
B細胞の働き
B細胞の細胞表面には抗体分子のレセプター、つまり受容体があり、抗原が体内に侵入するとレセプターで抗原を認識します。
B細胞はレセプターで抗原の刺激に応答して増殖し、T細胞の関与のもとで、抗体、免疫グロブリンを大量に産生する形質細胞へと分化します。
なお、人間を含むほ乳類ではB細胞は骨髄で分化・増殖しますが、鳥類ではファブリキウス嚢(のう)内で分化・増殖します。
T細胞
T細胞はB細胞と同じく血液の白血球のリンパ球の一種で、骨髄の造血幹細胞でつくられ、胸腺で分化・成熟する免疫を担当する細胞です。
B細胞は骨髄(Bone marrow)で分化・成熟しますので、骨髄の英語の頭文字をとってB細胞といい、T細胞は胸腺(Thymus)で分化・成熟をしますので、胸腺の英語の頭文字をとってT細胞といいます。
T細胞はB細胞とともに免疫反応に重要な働きをしています。
B細胞は抗体の産生に関与していますが、T細胞は免役を記憶していて、B細胞に情報を与えて抗体の産生を助ける働きをしています。
T細胞はB細胞とともに免疫を行うために、リンパ節および脾臓(ひぞう)の中心や動脈の周囲、小腸のパイエル板や虫垂などの腸管細胞に分布しています。
T細胞はその機能をもとにヘルパーT細胞、サプレッサーT細胞、エフェクターT細胞、キラーT細胞の4種類に分類できます。
B細胞に関係しているのはB細胞の抗体産生細胞への分化を助けるヘルパーT細胞とB細胞の抗体産生細胞への分化を抑制するサプレッサーT細胞です。
B細胞のまとめ
B細胞はT細胞とともに免疫反応の中心となる血液の白血球のリンパ球の一種で、抗体を産生する形質細胞へと分化する細胞です。
B細胞の細胞表面には抗体分子のレセプター、つまり受容体があり、抗原が体内に侵入するとレセプターで抗原を認識します。
B細胞はレセプターで抗原の刺激に応答して増殖し、T細胞の関与の下で、抗体、免疫グロブリンを大量に産生する形質細胞へと分化します。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
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