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NK細胞
古代ギリシャのミレトス学派で哲学者の始祖といわれるタレスはあるときいいました。
「私は次の3つの理由で運命の神様に感謝する。第1に動物ではなくて人間に生まれたことを。第2に女ではなく男に生まれたことを。第3に野蛮人ではなくてギリシャ人に生まれたことを」
すごく傲慢(ごうまん)というかプライドが高すぎるというか、世界中のものに自分は生かされているという意識のかけらもありませんね。
まあ、現代でも似たような考え方の持ち主はいますが…。
好きなものを思いっきり食べてアルコールも思いっきり飲んで、タバコも吸って、自堕落といってもいいような生活をしている人物が。
それはそれで本人が周りに迷惑をかけない限りは構いませんが、ツケは後で自分が払うことになります。
せっかく持って生まれた免疫力、NK細胞などがそういう自堕落な生活によって効力を失い、ガンで死ぬことにもなりかねません。
NK細胞とは
NK細胞は英語のnatural killerから来ている細胞で、ナチュラルキラー細胞とも呼ばれ、免疫に関係する大顆粒リンパ球という白血球の一種です。
NK細胞はリンパ腫などのガン細胞、ウイルスに感染した細胞、未熟なリンパ球など身体の中に発生した異常な細胞を直接攻撃し、破壊します。
NK細胞はインターフェロンによって活性化を受け、腫瘍細胞やウイルスなどの微生物を殺傷できるパーフォリンやグランザイムなどの細胞障害因子を持っています。
なお、パーフォリンは標的細胞の細胞膜に孔を開けるタンパク質であり、グランザイムは標的細胞にアポトーシスを誘導する一群のセリンプロテアーゼという酵素です。
NK細胞は標的細胞を破壊するのに同じ免疫に関係するT細胞とは異なり事前に敏感にさせる、感作の必要がありません。
そのためNK細胞は生まれつき(natural)の細胞障害性細胞(killer cell)という意味で名づけられました。
NK細胞の働き
NK細胞はインターフェロンによって活性化を受けるとクラスⅠMHCタンパクというタンパク質の発現量の少ないウイルス被感染細胞やガン細胞などを識別してアポトーシスを起こさせる働きがあります。
NK細胞には活性型レセプターと抑制型レセプターという2種類のレセプターがあります。
レセプターは受容体とも呼ばれ、抗原からの刺激を情報に変える仕組みや構造のことをいいます。
NK細胞がウイルスに感染した細胞やガン細胞と遭遇すると活性型レセプターからのシグナルが入ってウイルスに感染した細胞やガン細胞を攻撃して破壊します。
NK細胞は正常細胞と遭遇しても抑制型レセプターからのシグナルが優勢となりますので、正常細胞を攻撃することはありません。
T細胞
T細胞は血液の白血球のリンパ球の一種で、骨髄の造血幹細胞でつくられ、胸腺(きょうせん)で分化・成熟する免疫を担当する細胞です。
T細胞はその機能をもとにヘルパーT細胞、サプレッサーT細胞、エフェクターT細胞、キラーT細胞の4種類に分類できます。
T細胞はB細胞とともに免疫反応に重要な働きをしています。
B細胞は抗体の産生に関与していますが、T細胞は免役を記憶していて、B細胞に情報を与えて抗体の産生を助ける働きをしています。
T細胞はB細胞とともに免疫を行うために、リンパ節および脾臓(ひぞう)の中心や動脈の周囲に分布しています。
NK細胞のまとめ
NK細胞は英語のnatural killerから来ている細胞で、ナチュラルキラー細胞とも呼ばれ、免疫に関係する大顆粒リンパ球という白血球の一種です。
NK細胞はリンパ腫などのガン細胞、ウイルスに感染した細胞、未熟なリンパ球など身体の中に発生した異常な細胞を直接攻撃し、破壊します。
NK細胞は標的細胞を破壊するのに同じ免疫に関係するT細胞とは異なり事前に敏感にさせる、感作の必要がありません。
そのためNK細胞は生まれつき(natural)の細胞障害性細胞(killer cell)という意味で名付けられました。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
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