健康食品・サプリメントの泉

ボツリヌス菌

古代ギリシャの樽の中に住んでいた犬儒派の哲学者のディオゲネスは他人に物ごいをすることも平気でした。

ある市民が気前よくディオゲネスに施しをすると市民たちは「なんて気前の良い男だ」と施しをした男をほめました。

するとディオゲネスは「施しをたくさん受け取る価値のある俺のほうもほめてくれ」といったそうです。

なんて、図々しい哲学者でしょうか。

いや、哲学者だから図々しいのかも知れませんね。

こんな図々しい男はボツリヌス食中毒にはやられなかったでしょうね。

神経が太すぎて、ボツリヌス菌の毒素が効かなかったりして。

ボツリヌス菌とは

ボツリヌス菌はボツリヌス食中毒や乳児ボツリヌス症の原因となる嫌気性の細菌です。

ボツリヌス菌は土壌や海、湖、川などの泥砂中に広く分布していて、熱に強い、環境の悪化に耐えられる胞子のようなものである芽胞(がほう)をつくります。

ボツリヌス菌はソーセージやハムなどの保存肉食製品による中毒から検出されたことから、ラテン語の腸詰め・ソーセージを意味するbotulusから名づけられました。

ボツリヌス菌は嫌気性の細菌ですので、酸素がない体内の腸管内で増殖してボツリヌス毒素をつくりだします。

ボツリヌス菌の毒素は神経伝達物質であるアセチルコリン末梢神経の運動神経から放出されるのを妨げることにより筋肉をマヒさせます。

そのため、ボツリヌス食中毒では筋肉の弛緩性のマヒや呼吸マヒがおもな症状になります。

ボツリヌス食中毒は最初に口の中の乾燥、複視、の焦点が合わないなどの症状が現れ、の不快感が生じることもあります。

ボツリヌス菌の毒素は非常に強力な毒で神経機能を重度に損ないます。

これらの毒素は神経に重大な損傷を与えるため、神経毒と呼ばれています。

ボツリヌス食中毒は呼吸に使う筋肉もマヒして動かなくなってしまうので、人工呼吸器による呼吸の補助がなければ、死亡率が30%以上ともいわれている恐ろしい食中毒です。

しかも、人工呼吸器による呼吸の補助があっても、回復に数週間から数か月もかかります。

なお、最近ではボツリヌス毒素をごく少量、腋の下の皮膚などの下に注射して腋臭(わきが)を防止することも行われるようになっています。

乳児ボツリヌス症

乳児ボツリヌス症は、生後1年未満の乳児がボツリヌス菌の芽胞を口から食べたため、乳児の腸管内でボツリヌス菌が発芽・増殖して産生した毒素により発症します。

乳児ボツリヌス症はハチミツが主要な原因食品であり、当時は厚生省であった厚生労働省が1歳未満の乳児にハチミツを与えないようにとの通達を各都道府県にだしています。

乳児ボツリヌス症ではボツリヌス食中毒と同じように末梢神経の運動神経がボツリヌス毒素によっておかされます。

乳児ボツリヌス症は筋肉の弛緩性のマヒや呼吸マヒを発症しますが、致命率はボツリヌス食中毒とは異なり1〜3%と低くなっています。

しかし、乳児の突然死症候群の数%は乳児ボツリヌス症によるという海外での報告もありますので、注意が必要です。

乳児ボツリヌス症は便秘状態が数日間続き、脱力状態になる、ミルクを飲む力が低下する、泣き声が小さくなるなど、筋肉の力が弛緩することによるマヒ症状が特徴です。

ボツリヌス食中毒や乳児ボツリヌス症の予防

ボツリヌス菌の芽胞は土壌などに広く分布しているため、食品の原材料に含まれるボツリヌス菌の芽胞をなくすことは難しいことです。

ですから、ボツリヌス食中毒の予防は食品の中での菌の増殖を抑えることが重要なポイントになります。

市販レトルトパウチ食品や缶詰、ビン詰めなどは120℃4分間以上の加熱が行われていて、常温保存が可能になり、安全性が高くなっています。

しかし、自家製の缶詰や、ビン詰めなどをつくる場合には加熱するなどの操作が必要です。

  1. 製造と保存
    • ボツリヌス菌は熱に強い芽胞をつくるため、120℃で4分間、あるいは100℃で6時間以上の加熱をしなければ完全に死滅しません。
    • そのため、家庭で缶詰、真空パック、瓶詰め、いずしなどをつくる場合には、まず、原材料を十分に洗浄します。
    • その後、120℃で4分間、あるいは100℃で6時間以上の加熱殺菌を行わなければなりません。
    • 製造した食品の保存は3℃未満で冷蔵するか、またはマイナス18℃以下で冷凍しましょう。
  2. 食べるとき
    • ボツリヌス菌の芽胞ではなく、ボツリヌス食中毒の直接の原因であるボツリヌス毒素は、80℃で30分間、100℃なら数分以上の加熱で効力を失いますので、食べる直前に十分加熱しなければなりません。
  3. 乳児ボツリヌス症
    • 乳児ボツリヌス症の予防のため、1歳未満の乳児には、ボツリヌス菌の芽胞に汚染された可能性のあるハチミツなどの食物を食べさせるのは避けてください。

ボツリヌス菌のまとめ

ボツリヌス菌はボツリヌス食中毒や乳児ボツリヌス症の原因となる嫌気性の細菌です。

ボツリヌス菌は土壌や海、湖、川などの泥砂中に広く分布していて、熱に強い、環境の悪化に耐えられる胞子のようなものである芽胞(がほう)をつくります。

ボツリヌス菌は嫌気性の細菌ですので、酸素がない体内の腸管内で増殖してボツリヌス毒素をつくりだします。

ボツリヌス菌の毒素は非常に強力な毒で神経機能を重度に損ないます。これらの毒素は神経に重大な損傷を与えるため、神経毒と呼ばれています。

ボツリヌス食中毒は呼吸に使う筋肉もマヒして動かなくなってしまうので、人工呼吸器による呼吸の補助がなければ、死亡率が30%以上ともいわれている恐ろしい食中毒です。

乳児ボツリヌス症は、生後1年未満の乳児がボツリヌス菌の芽胞を口から食べたため、乳児の腸管内でボツリヌス菌が発芽・増殖して産生した毒素により発症します。

乳児ボツリヌス症はハチミツが主要な原因食品であり、当時は厚生省であった厚生労働省が1歳未満の乳児にハチミツを与えないようにとの通達を各都道府県にだしています。

乳児ボツリヌス症は便秘状態が数日間続き、脱力状態になる、ミルクを飲む力が低下する、泣き声が小さくなるなど、筋肉の力が弛緩することによるマヒ症状が特徴です。

ボツリヌス菌の芽胞は土壌などに広く分布しているため、食品の原材料に含まれるボツリヌス菌の芽胞をなくすことは難しいことです。

ですから、ボツリヌス食中毒の予防は食品の中での菌の増殖を抑えることが重要なポイントになります。

市販のレトルトパウチ食品や缶詰、ビン詰めなどは120℃4分間以上の加熱が行われていて、常温保存が可能になり、安全性が高くなっています。

しかし、自家製の缶詰や、ビン詰めなどをつくる場合には加熱する、製造後、冷蔵や冷凍をする、食べる直前に加熱するなどの操作が必要です。

乳児ボツリヌス症の予防のため、1歳未満の乳児には、ボツリヌス菌の芽胞に汚染された可能性のあるハチミツなどの食物を食べさせるのは避けてください。

なお、健康食品やサプリメントとしての消臭サプリメントはあくまでも、健康食品ですので、医薬品ではありません。

期待される効能もエビデンス(医学的根拠)が認められていません。したがって、効能を保証することはできませんのでご注意ください。

体調の悪い方、すでに疾患にかかっている方、妊婦の方、高齢者の方、児童などは摂取する前に必ず医師などの専門家にご相談ください

こちらに興味をもっていただけそうなものがあります。よろしければ、ご覧になってください。

こちらからどうぞ1
こちらからどうぞ2
こちらからどうぞ2

最新情報はこちらからどうぞ