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クレアチニン
明治の思想家、中江兆民(なかえちょうみん)はフランスの思想家、ジャン・ジャック・ルソーを日本に紹介したことで有名です。
しかし、中江兆民は奇人としても有名で、ある宴会で興至り、前をひろげて玉袋、陰嚢(いんのう)を引き延ばし、酒をそそいで芸者に飲めといいました。
すると、彼女は臆せずに飲んで、熱燗(あつかん)のを1本とりよせ、「ではご返杯」とそれを陰嚢にそそぎました。
さすがの兆民先生「あつい!」と天井までとび上がりました。
いやあ、昔は余興のレベルも高かったのですね。
いや、この場合低かったというべきか。
ところで、クレアチニンのレベルは高くても低くても困り、適正値であることが望ましいというものです。
この宴会の余興のレベルの適正値はどうでしょうね。
クレアチニンとは
クレアチニンは筋肉の中にあるアミノ酸の一種クレアチンが代謝してできた物質です。
クレアチニンは尿酸や尿素と同じく身体の老廃物の1つで腎臓(じんぞう)の糸球体(しきゅうたい)でろ過され、尿細管で再吸収されずに尿中に排出されます。
クレアチニンは腎臓が正常であれば、ほぼすべてのクレアチニンが尿として体外に排泄されます。
そこで、血液中のクレアチニンの量をはかると腎臓の機能の低下の程度などを調べることができます。
クレアチニンのチェック
血液中のクレアチニンの検査は簡単なうえに、腎臓以外の影響は受けにくい検査です。
そのため、腎機能、腎糸球体機能のスクリーニング(ふるいわけ)や腎障害処置後の経過観察のための検査としてよく行われます。
また、クレアチニンは腎機能以外に筋肉の疾患を調べるときにも検査されます。
つまり、筋ジストロフィー症などの筋肉の萎縮する疾患があるときには血液中のクレアチニンの量は低値になります。
血液中のクレアチニンの量は血液を採取し、酵素を利用した試薬を加え、比色計の色と比較して量を調べます。
クレアチニンの血液検査の適正値は0.6〜1.1㎎/㎗です。
ただし、それは男性の場合で、女性は0.4~0.8㎎/㎗です。
クレアニチン値は筋肉の量に比例しますので、ふつうは女性より男性のほうが10~20%ほど高値になります。
クレアチニン値の年齢による変動はほとんどなく、高齢者では年齢とともに糸球体のろ過率が低下しますが、筋肉量も低下するため、ほぼ一定になります。
血液中のクレアニチン値が高い場合は腎機能の低下、低い場合は筋肉の異常が疑われます。
ふつうの腎不全(じんふぜん)ではクレアチニン値は1.5㎎/㎗を超えますが、重症の腎不全では2.4㎎/㎗以上になります。
クレアニチン値が5㎎/㎗を超えると腎機能の回復困難、10㎎/㎗が人工透析の開始の目安となります。
クレアチニン値が異常な場合の高値は急性・慢性腎炎、腎不全、尿毒症、腎盂腎炎(じんうじんえん)、腎臓結石、肝硬変、心不全など、低値は筋疾患(筋ジストロフィー)、尿崩症(にょうほうしょう)などが疑われます。
クレアチンとは
骨格筋が収縮して運動するときにはATP(アデノシン三リン酸)を加水分解するときに産生するエネルギーが使われます。
骨格筋のATPの量には限りがあるので、運動を続けるためには乳酸やクレアチンなどからATPを再合成しなければなりません。
クレアチンは無酸素運動のときに最も速くATP合成ができ、単位時間当たりのエネルギー産生量がもっとも大きくなります。
クレアチンはアルギニン、グリシンおよび必須アミノ酸のメチオニンの3種類のアミノ酸から肝臓、腎臓、脾臓(ひぞう)でつくられます。
体内のクレアチンの95%は骨格筋の中にあり、約60%はクレアチンリン酸(PCr)として存在しています。
体重70㎏の方のクレアチンの体内の量は120〜140gで、1日に約2gのクレアチンが代謝され、クレアチニンとなって尿中に排泄されます。
クレアチニンのまとめ
クレアチニンは筋肉の中にあるアミノ酸の一種クレアチンが代謝してできた物質です。
クレアチニンは尿酸や尿素と同じく身体の老廃物の1つで、腎臓の糸球体でろ過され、尿細管で再吸収されずに尿中に排出されます。
クレアチニンは腎臓が正常であれば、ほぼすべてのクレアチニンが尿として体外に排泄されます。
そこで、血液中のクレアチニンの量をはかると腎臓の機能の低下の程度などを調べることができます。
クレアチニン値が異常な場合の高値は急性・慢性腎炎、腎不全、尿毒症、腎盂腎炎、腎臓結石、肝硬変、心不全など、低値は筋疾患(筋ジストロフィー)、尿崩症などが疑われます。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
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