健康食品・サプリメントの泉

トリプトファン

明治の翻訳家、黒岩涙香(くろいわるいこう)は「鉄仮面」「巌窟王」「ああ無情」などの名作を翻訳しました。

ある日、若き日の黒岩涙香を友人が下宿に訪ねると、日中だというのに黒岩涙香は布団(ふとん)にくるまって寝ていました。

友人が「病気か?」と尋ねますと、「いや、友人が金がいるというので、着物を質に入れて金をつくってやったんだ」と黒岩涙香が答えました。

友人が「それで?」となお尋ねますと、「彼が帰ってくるまで裸で寝ているしかないんだ」と黒岩涙香が答えました。

これも友情ですかね。

自分の着物ではなく、友人の着物を質に入れさせる方もどうかと思いますが。

これで布団まで質に入れさせられたら、黒岩涙香はトリプトファンを十分に摂取していても眠れなかったでしょうね。

トリプトファンとは

トリプトファンタンパク質の合成などに使われる重要なアミノ酸で、脳内ホルモンセロトニンメラトニンの合成にも関わる必須アミノ酸です。

トリプトファンはタンパク質の多い食物に含まれ、魚介類、肉類、とくに鶏肉、卵やチーズなどの乳製品、納豆豆腐などの大豆製品、玄米などに豊富に含まれています。

トリプトファンはふつう大便臭がしますが、濃度が低いと芳香を放ち、ジャスミンなどの芳香のもとにもなっています。

なお、必須アミノ酸とは体内で十分な量を合成することができないため、栄養分として食物などから摂取しなければならないアミノ酸のことです。

トリプトファンの働き

トリプトファンに運ばれると、鎮痛、催眠、精神の安定などの作用があるセロトニンという脳内ホルモンをつくる原料となります。

セロトニンにはメラトニンという体内時計に関係する睡眠ホルモンの分泌を促す働きがあります。

セロトニンそのものはトリプトファンを材料として体内で合成するもので、食べ物や飲み物で補うことができません。

このセロトニンが不足すると、睡眠障害になったり不安感を覚えたり、憂鬱(ゆううつ)な気分になります。

トリプトファンが不足すると、セロトニンやメラトニンが不足して、不眠症などの睡眠障害やうつ病を発症する可能性があります。

トリプトファン事件

トリプトファン事件とはアメリカで1988年末から1989年6月にかけて、昭和電工が製造したトリプトファンを含む健康食品を摂取した人々に好酸球増加筋肉痛症候群(EMS)が大規模に発生した事件です。

好酸球増加筋肉痛症候群(EMS)は血液中の白血球である好酸球が異常に増加して筋肉痛や発疹をともなう症状がでる疾患です。

このアメリカでのトリプトファン事件では健康食品による被害としてわかっているだけでも、1,500件以上、38名の死者がでています。

原因は遺伝子組み替え技術を使用して製造したトリプトファンに含まれていた不純物ではないかとの結論が当時だされています。

しかし、その後、現在でも不純物、大量摂取による副作用や個人の体質、あるいはその複合作用だともいわれていて、原因を特定するまでにはいたっていません。

考え方の1つとして、医薬品などでも効能が期待できる化学物質はその摂取量を超えると体質、個体差、環境などにより副作用がでます。

食品ではあっても、その目的とした効能が医薬品なみに確かに得られる場合、副作用も医薬品なみに現れるということです。

健康食品であっても、過剰摂取はやめましょう。

身体を壊してしまってはなんのための健康食品かわかりません。

トリプトファンのまとめ

トリプトファンはタンパク質の合成などに使われる重要なアミノ酸で、脳内ホルモンのセロトニン、メラトニンの合成にも関わる必須アミノ酸です。

トリプトファンはタンパク質の多い食物に含まれ、魚介類、肉類、とくに鶏肉、卵や乳製品、納豆・豆腐などの大豆製品、玄米などに豊富に含まれています。

トリプトファンは脳に運ばれると、鎮痛、催眠、精神の安定などの作用があるセロトニンという脳内ホルモンをつくる原料となります。

セロトニンにはメラトニンという体内時計に関係する睡眠ホルモンの分泌を促す働きがあります。

トリプトファンが不足すると、セロトニンやメラトニンが不足して、不眠症などの睡眠障害やうつ病を発症する可能性があります。

医薬品などでも効能が期待できる化学物質はその摂取量を超えると体質、個体差、環境などにより副作用がでます。

食品ではあっても、その目的とした効能が医薬品なみに確かに得られる場合、副作用も医薬品なみに現れるということです。

健康食品であっても、過剰摂取はやめましょう。

身体を壊してしまってはなんのための健康食品かわかりません。

なお、健康食品やサプリメントとしてのコラーゲンを含む健康食品やサプリメントはあくまでも健康食品ですので、医薬品ではありません。

期待される効能もエビデンス(医学的根拠)が認められていません。したがって、効能を保証することはできませんのでご注意ください。

体調の悪い方、すでに疾患にかかっている方、妊婦の方、高齢者の方、児童などは摂取する前に必ず医師などの専門家にご相談ください

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