健康食品・サプリメントの泉

グルタミン酸

「宮本武蔵」「鳴門秘帖」などの小説を書いた昭和の小説家、吉川英治(よしかわえいじ)はある年、福島県にある飯坂温泉に湯治にいきました。

吉川英治は飯坂温泉でカジカガエルの美しい鳴き声に感動し、1匹につき10銭(現代の約200円?)を払ってカジカガエルをたくさん買い集め、東京に持って帰りました。

吉川英治は東京の自宅の庭の池にカジカガエルを放し、カジカガエルの美声を心待ちにしていました。

ところが、このカジカガエルたちは自分の鳴き声を忘れて、吉川英治の自宅の庭の池に先に住んでいたカエルの鳴き声をみなマネしだしたということです。

カエルの鳴き声は環境に左右されるということですね。

グルタミン酸もうま味成分であるグルタミン酸ナトリウムになると、その善し悪しが環境に左右されるというインドネシア味の素の例があります。

グルタミン酸とは

グルタミン酸はタンパク質を構成する20種類のアミノ酸の1つです。

グルタミン酸は体内で合成されますので、必須アミノ酸ではありません。

身体の中には約2%の割合でグルタミン酸が含まれていますので、体重50㎏の方は体内に約1㎏のグルタミン酸を持っていることになります。

グルタミン酸の働き

グルタミン酸タンパク質を構成するだけでなく、グルタミン酸単体でも体内の器官や組織に含まれています。

これら単体のグルタミン酸はタンパク質の合成や分解、ほかのアミノ酸への転換、尿素の合成などの体内の生理現象に重要な働きがあります。

また、脳内ではブドウ糖からグルタミン酸が生合成され、神経伝達物質として認知や記憶、学習に重要な役割を果たしています。

脳内のグルタミン酸は生合成されますので、食物から摂ったグルタミン酸は脳内に入ることはなく、小腸で代謝燃料として重要な役割を果たしています。

食物中のグルタミン酸は小腸で吸収され、小腸粘膜で代謝されますので、ほとんど血液中に入ることはありません。

小腸ではグルタミン酸は吸収された細胞内で分解され、アンモニアアラニン、シトルリン、プロリン、二酸化炭素乳酸が生成されます。

つまり、グルタミン酸は代謝エネルギー源として、小腸上皮細胞や腸管付属リンパ節細胞にエネルギーを供給しています。

小腸の絨毛突起(じゅうもうとっき)には、栄養を吸収する際に、腸内フローラ細菌が血液中に入り込まないように、身体中の免疫細胞の約半分が集合しています。

食物から摂取されたグルタミン酸は、小腸上皮細胞や腸管付属リンパ節細胞にエネルギーを供給して、免疫力の強化に役立っています。

グルタミン酸の話題

1999年に発売された「買ってはいけない」という本で調味料の味の素がたたかれたことがあります。

味の素の主成分はうま味成分であるグルタミン酸のナトリウム塩です。

「買ってはいけない」ではこのグルタミン酸ナトリウムが細胞を破壊するとか、急性神経毒性を持つと書かれました。

その根拠となる実験はマウスの実験ですが、人間でいえば大量摂取にあたります。

大量に摂取すればどんなものでも何らかの障害を引き起こすのが当然でしょうね。

味の素もふつうに調味料として使っている分には何の問題もないでしょう。

味の素といえば2000〜2001年に発生したインドネシア味の素つまり、味の素のインドネシア現地法人のハラール違反事件があります。

そのハラール違反事件はインドネシア味の素が調味料にブタの肉の成分が使われているにもかかわらず、ハラール表示をしていたため表示法違反となり、商品の回収を命じられ、日本人役員ら6名が逮捕されたというものです。

インドネシアは2億4,000万人の国民の大多数がイスラム教徒です。

その世界最大のイスラム教徒の国でハラール表示をした調味料に本来禁止されているブタの成分が入っていたというのです。

ハラールというのはイスラムの法にのっとり合法であるということで、材料も調理法も調理人もハラールでないと食事さえできません。

ちなみに、非合法はハラームといいます。

インドネシア味の素の場合、実際には材料としてブタの成分を使用していませんでした。

ただし、デンプンや糖蜜を使った発酵をしてグルタミン酸ナトリウムを生成する過程で触媒としてブタの酵素を使用していたのです。

製品からブタの成分が検出されたというわけではありませんが、イスラムの法ではブタと一緒に保管されたり触れたりした食品も禁忌とされています。

そこで、インドネシア当局から触媒であっても認めない、つまりイスラムの教えに反し、消費者保護法に違反するとする厳しい判断が下されました。

インドネシア味の素は全製品の回収をすることになり、さらに、インドネシア現地製造工場担当の日本人役員ら6名が逮捕される事態にもなりました。

これらの事件はグルタミン酸やグルタミン酸の働きには何の関係がありません。

しかし、どんなに役立つものでも役に立つかどうかは使用者や使用する環境に左右されるということを意味しています。

グルタミン酸のまとめ

グルタミン酸はタンパク質を構成する20種類のアミノ酸の1つです。

グルタミン酸は体内で合成されますので、必須アミノ酸ではありません。

グルタミン酸はタンパク質を構成するだけでなく、グルタミン酸単体でも体内の器官や組織に含まれています。

これら単体のグルタミン酸はタンパク質の合成や分解、ほかのアミノ酸への転換、尿素の合成などの体内の生理現象に重要な働きがあります。

また、脳内ではブドウ糖からグルタミン酸が生合成され、神経伝達物質として認知や記憶、学習に重要な役割を果たしています。

食物中のグルタミン酸は小腸で吸収され、小腸粘膜で代謝されますので、ほとんど血液中に入ることはありません。

小腸ではグルタミン酸は吸収された細胞内で分解され、アンモニア、アラニン、シトルリン、プロリン、二酸化炭素、乳酸が生成されます。

つまり、グルタミン酸は代謝エネルギー源として、小腸上皮細胞や腸管付属リンパ節細胞にエネルギーを供給しています。

小腸の絨毛突起(じゅうもうとっき)には栄養を吸収する際に、腸内の細菌が血液中に入り込まないように、身体中の免疫細胞の約半分が集合しています。

食物から摂取されたグルタミン酸は、小腸上皮細胞や腸管付属リンパ節細胞にエネルギーを供給して、免疫力の強化に役立っています。

なお、健康食品やサプリメントとしてのコラーゲンを含む化粧品は医薬部外品のものもありますが、医薬品ではありません。

期待される効能もエビデンス(医学的根拠)が認められていません。したがって、効能を保証することはできませんのでご注意ください。

体調の悪い方、すでに疾患にかかっている方、妊婦の方、高齢者の方、児童などは摂取する前に必ず医師などの専門家にご相談ください

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