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不妊症
岡倉天心(おかくらてんしん)に弟子入りした明治の画家の横山大観(よこやまたいかん)は岡倉天心に「どのくらい飲むか?」と尋ねられました。
横山大観が「2合か3合です」と答えると岡倉天心に「そんな酒ならやめてしまえ。1升以上飲むのでなければ俺といっしょに飲むな」といわれました。
後年、ご飯を食べず、酒だけで生きていたような横山大観も、そのころは1合飲むともう酔いました。
だれでもアルコールに慣れる練習をしないと、最初はこうですね。
飲む練習をしてアルコールに慣れると、大酒飲みになることができます。
しかし、大酒飲みは不妊症の原因になるほか、生まれる子どもも女性限定となる可能性があります。
お酒は楽しく、ほどほどに飲みましょう。
不妊症とは
不妊症(ふにんしょう)は避妊することなく正常な性生活を営みながら、2~3年たっても妊娠しない症状のことです。
避妊をせずに性交渉があれば、80%ほどの男女組が1年以内に、つぎの1年以内には10%ほどの男女組が妊娠するそうです。
2年以内には90%ほどの男女組が妊娠するということですが、残りの10%ほどの男女組が不妊症と呼ばれます。
この10%ほどの男女組のうち、子どもをどうしてもほしいと思う男女組が病院に行くことになります。
もちろん、子どもができなくても、子どもを希望していない場合は不妊症とはいいません。
不妊症の原因
不妊症の原因は生殖機能の未発達や機能不全、疾患などさまざまです。
不妊症の原因が男性側にあるものを男性不妊症といい、女性側に原因があるものを女性不妊症といいます。
また、分類としては一度も妊娠しない状態を原発性不妊症、妊娠の経験はありますが、その後妊娠しない状態を続発性不妊症とすることもあります。
不妊症は原因が女性側にあるもの、男性側にあるもの、男性側、女性側ともにあるものがそれぞれ3分の1ずつあります。
不妊症の男性側の原因としては、まず精子の異常があります。
精子の数が少ない精子減少症、乏精子症、おたふくかぜと呼ばれる流行性耳下腺炎などによる精子がない無精子症、精子の運動性がない精子無力症などがあります。
その他の男性側の不妊症の原因としては射精する方向が膀胱(ぼうこう)側である逆行性射精や精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)によって精液の量が減少している場合があります。
不妊症の女性側の原因としては排卵がない排卵障害、黄体(おうたい)の働きが十分でない黄体機能不全などの卵巣機能不全があります。
その他の女性側の不妊症の原因としてはクラミジアなどの性器感染による卵管炎、子宮の粘膜下筋腫などによる子宮性不妊、子宮内膜症、免疫性不妊などがあります。
不妊症の治療
不妊症の診断は精子の数や泳動の様子の検査、基礎体温測定、ホルモン測定、子宮内膜生検、免疫学的検査、腹腔鏡検査などを行って診断を行います。
男性側の不妊症の治療は乏精子症の場合、薬物療法が有効なことがあります。
また、精索静脈瘤の場合は手術療法が有効な場合があります。
女性側の不妊症の治療は漢方薬による薬物療法、排卵誘発剤の投与、外科手術、人工授精、体外受精などを行います。
治療法の多くは男女ともに精神的にも肉体的にも苦痛をともないますし、高額な医療費になりますので、お互いによく話し合って病院に行くことをおすすめします。
なお、厚生労働省による「不妊に悩む方への特定治療支援事業の拡充について」によりますと、次のようなものです。
- 要旨
- 不妊治療の経済的負担の軽減を図るため、高額な医療費がかかる配偶者間の不妊治療に要する費用の一部を助成
- 対象治療法
- 体外受精及び顕微受精(以下「特定不妊治療」という。)
- 対象者
- 特定不妊治療以外の治療法によって妊娠の見込みがないか、又は極めて少ないと医師に診断された夫婦
- (治療期間の初日における妻の年齢が43歳未満である夫婦)
- 給付の内容
- 1回30万円
- 凍結胚移植(採卵を伴わないもの)及び採卵したが卵が得られない等のため中止したものつにいては、1回10万円
- 通算回数は、初め助成を受けた際の治療期間初日における妻の年齢が、40歳未満であるときは通算6回まで、40歳以上43歳未満であるときは通算3回まで助成(1子ごと)
- 男性不妊治療を行った場合は30万円 ※精子を精巣または精巣上体から採取するための手術
- 拡充の適用
- 令和3年1月1日以降に終了した治療を対象
- 備考
- 所得制限 : 撤廃
詳しくは厚生労働省のホームページをごらんになってください。
不妊症のまとめ
不妊症は避妊することなく正常な性生活を営みながら、2~3年たっても妊娠しない症状のことです。
不妊症の原因は生殖機能の未発達や機能不全、疾患などさまざまです。
不妊症の診断は精子の数や泳動の様子の検査、基礎体温測定、ホルモン測定、子宮内膜生検、免疫学的検査、腹腔鏡検査などを行って診断を行います。
男性側の不妊症の治療は乏精子症の場合、薬物療法が有効なことがあります。
また、精索静脈瘤の場合は手術療法が有効な場合があります。
女性側の不妊症の治療は漢方薬による薬物療法、排卵誘発剤の投与、外科手術、人工授精、体外受精などを行います。
治療法の多くは男女ともに精神的にも肉体的にも苦痛をともないますし、高額な医療費になりますので、お互いによく話し合って病院に行くことをおすすめします。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
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