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アセチルコリン

江戸時代の俳人の横井也有(よこいやゆう)が旅の途中で護摩(ごま)の蝿(はえ)につきまとわれました。

いくらまこうとしてもダメでしたので1句を詠みました。

うるさくもつきくる蝿や 笠の中

これを紙に書いて護摩の蝿に見せると「ご名句」と逃げていきました。

護摩の蝿は正確には護摩の灰ですが、いつの間にか護摩の蝿になってしまいました。

高野聖の姿格好で弘法大師の護摩の灰の偽物を押し売りしていた者がいたことから、灰が蝿になり、転じて旅人をだまして金品をまきあげる泥棒をいうようになりました。

この場合、この護摩の蝿には学があり、俳句の鑑賞眼を持っていたことになります。

この護摩の蝿は記憶、認知、学習機能に働くというアセチルコリンがよく働いていたようですね。

アセチルコリンとは

アセチルコリンは副交感神経や運動神経の末端から放出され、神経刺激を伝える神経伝達物質です。

アセチルコリンは化学的にはコリンという、アミノ酸からつくられる栄養素の酢酸エステル化合物です。

コリンは循環器系との機能、および細胞膜の構成と補修に不可欠な水溶性の栄養素でもあります。

アセチルコリンの働きは多岐にわたり、体内で働く神経伝達物質の中でもとくに重要な物質の1つとなっています。

また、アセチルコリンが減少するとアルツハイマー型認知症を発症し、アセチルコリンが増加するとパーキンソン病を発症することが知られています。

アセチルコリンの働き

アセチルコリンは運動神経が支配する骨格筋心筋、内臓筋などに働いて、それぞれの筋肉を収縮させ、また興奮させます。

記憶や認知などをつかさどる脳の海馬の働きや血圧、脈拍、睡眠などもアセチルコリンの働きです。

つまり、アセチルコリンの働きは自律神経系への作用、運動神経系への作用、血圧や脈拍、記憶、認知、学習、睡眠や覚醒などへの作用です。

アセチルコリンの働きは具体的には

などがあります。

パーキンソン病とは

パーキンソン病は脳内の神経伝達物質のドーパミンが不足し、逆にアセチルコリンが脳内に増えていく進行性の神経変性疾患の1つです。

パーキンソン病は認知症のような症状があり、厚生労働省から難病として指定されている疾患です。

脳内ではドーパミンとアセチルコリンの神経伝達物質がバランスを取り合って働いています。

パーキンソン病では筋肉を動かすドーパミンが減って、運動機能の障害が起こると考えられています。

パーキンソン病は50代以上の方が発症することが多く、高齢化社会になっていく現代、高齢者の方の発症が増えています。

パーキンソン病には振戦と呼ばれる手足がふるえる症状、動作緩慢となるほか無動になる症状、固縮と呼ばれる筋肉がかたくなる症状、姿勢反射障害と呼ばれる身体のバランスが悪くなるといった症状があります。

そのため、パーキンソン病では顔の表情が乏しくなる、声が小さくなる、書く字が小さくなる、屈曲姿勢をとる、小股で突進するように歩くなどの運動症状がでます。

また、パーキンソン病は運動障害以外にも便秘や頻尿などの自律神経の異常、不眠などの睡眠障害、うつ症状、認知機能障害がでます。

パーキンソン病は現在のところ根本的な治療法は確立されていませんので、症状を改善するほか、疾患の進行を遅らせる治療法が基本となっています。

薬物療法は減少しているドーパミンを補うほか、ドーパミンの代用として作用する薬剤を服用します。

また、アセチルコリンの働きを抑え、ドーパミンとバランスを取るために抗コリン剤という薬剤を使います。

そのほか、パーキンソン病の治療には薬物療法、遺伝子療法、手術療法の3つがあり、3つの治療法のいずれかを組み合わせて行う治療法もあります。

アルツハイマー型認知症とは

アルツハイマー型認知症は認知症患者の約50%を占めています。

アルツハイマー型認知症は男性よりも女性に多く見られ、年々増加していく傾向が見られる認知症です。

アルツハイマー型認知症は脳の海馬と呼ばれる部分にアミロイドβ(ベータ)などの特殊なタンパク質がたまり、神経細胞が死滅、脳が萎縮していきます。

これはアミロイドβがアセチルコリンを分泌する海馬の神経細胞を集中的に死滅させるからです。

海馬は記憶をつかさどる脳の部分で、海馬に病変が起こるために、記憶ができなくなると考えられています。

アルツハイマー型認知症では記憶障害、判断力の低下、見当識障害、妄想、徘徊、暴力などの症状がでます。

アルツハイマー型認知症にはアセチルコリンの分解を抑制する酵素の働きを阻害する予防法の薬物療法があります。

アセチルコリンのまとめ

アセチルコリンは副交感神経や運動神経の末端から放出され、神経刺激を伝える神経伝達物質です。

アセチルコリンは運動神経が支配する骨格筋や心筋、内臓筋などに働いて、それぞれの筋肉を収縮させ、また興奮させます。

記憶や認知などをつかさどる脳の海馬の働きや血圧、脈拍、睡眠などもアセチルコリンの働きです。

アセチルコリンが減少するとアルツハイマー型認知症を発症し、アセチルコリンが増加するとパーキンソン病を発症することが知られています。

なお、健康食品やサプリメントとしての酢・黒酢はあくまでも、健康食品ですので、医薬品ではありません。

期待される効能もエビデンス(医学的根拠)が認められていません。したがって、効能を保証することはできませんのでご注意ください。

体調の悪い方、すでに疾患にかかっている方、妊婦の方、高齢者の方、児童などは摂取する前に必ず医師などの専門家にご相談ください

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