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キシリトール
精神分析学をはじめた20世紀初頭のオーストリアの心理学者フロイトはある夜けたたましい電話のベルの音でたたき起こされました。
ある男の気が狂ったからすぐ来てほしいという電話でした。
夜中にたたき起こされたフロイトは「こんな夜中に電話をかけてよこすなんて! 気の狂ったのは君だろう」とどなりました。
夜中に電話をかける方もですが、フロイトも医師でしょう?
そこはもののいいようがあったのでは?
要するに3人とも気が狂っていたのでしょう、そのときは。
ところで、キシリトールは糖アルコールの一種ですが、狂い水といわれるアルコールではなく、糖質の一種です。
キシリトールとは
キシリトールは天然の素材からつくられた糖アルコール、つまり糖質の一種の甘味料で、シラカバやカシを原料におもにフィンランドで大量生産されています。
キシリトールはイチゴやラズベリーなどの果実やレタスやホウレン草、カリフラワーなどの野菜にも少量ですが含まれています。
また、キシリトールは体内でも肝臓で1日に5~15g生産されていて、人間にとってはとても安全な甘味料の1つです。
キシリトールのcalは砂糖よりも25%ほど低く、甘さは同じで、溶けるときに熱を吸収し、独特の清涼感があります。
キシリトールは最初、カバノキから発見されましたので、ギリシャ語の木を意味するXylonから命名されました。
キシリトールはフィンランドなどの北欧諸国でたくさん使われています。
厚生労働省は天然にも存在する添加物に分類していて、過熱による甘みの変化がありませんので、加工にも適しています。
キシリトールの働き
キシリトールの働きと効能は次のようなものです。
- 虫歯
- 糖尿病
- 骨粗しょう症
- キシリトールは骨密度を改善する効能が期待でき、骨粗しょう症の治療に役立つ可能性があります。
- まだ、動物実験の段階ですが、フィンランドの研究者グループがキシリトールを投与することで実験用ネズミの骨密度が改善されることを報告しています。
- 急性中耳炎
- キシリトールを配合したガムが急性中耳炎を防ぐ効能が期待できることを示した研究報告もあります。
キシリトールはとくに毒性はみつかっていませんが、弱い下剤の作用があることがわかっています。
キシリトールを配合したガムを常時噛むなど、大量に摂取した場合は、下痢を起こす可能性があります。
また、キシリトール配合による虫歯予防を宣伝しているガムがありますが、キシリトールが90%以上含まれていないと虫歯予防の効能は期待できません。
歯科医院のキシリトールを配合したガムは90~100%ですが、スーパーやコンビニなどで販売されているキシリトール入りガムは30~70%がほとんどです。
キシリトールのイヌへの影響
キシリトールを長期間かつ大量にイヌに対して与えると、肝障害を起こすことがアメリカで報告されています。
キシリトールはイヌのインスリンの分泌を促進し、長期間かつ大量に与えた場合には肝臓へのグリコーゲンの蓄積が起こるという報告があります。
しかし、キシリトールを1回与えたぐらいでは肝機能の障害を起こすことはないとされています。
まあ、人間とイヌの代謝のちがいといえばそれまでですが、人間の祖先は樹上で果実などを食していましたし、イヌやオオカミの祖先は平原で肉食をしていたからかも知れません。
キシリトールのまとめ
キシリトールは天然の素材からつくられた糖アルコール、つまり糖質の一種の甘味料で、シラカバやカシを原料におもにフィンランドで大量生産されています。
キシリトールのcalは砂糖よりも25%ほど低く、甘さは同じで、溶けるときに熱を吸収し、独特の清涼感があります。
キシリトールは虫歯、糖尿病、骨粗しょう症、急性中耳炎に効能が期待できます。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
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