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インフルエンザ
19世紀のドイツの詩人ハインリヒ・ハイネは晩年、脊髄(せきずい)を悪くして8年間も病床にありました。
ハイネの友人たちはハイネの疾患があまりにも長いので、だんだん見舞う者が少なくなってしまいました。
ある日、「幻想交響曲」で有名なフランスの作曲家ルイ・エクトル・ベルリオーズがハイネを見舞いました。
すると、ハイネは「だから僕は君のことを変人だといつもいっているんだ!」といったそうです。
まあ、これも友情の裏返しでしょうね。
ほんとうは感謝しているのでしょうね。
ところで、ハイネの死因は鉛中毒だそうですから、鉛筆のなめ過ぎでしょうか。
良質の炭素のかたまりである黒鉛が発見されるまでは、大昔の鉛筆は鉛と錫の合金を芯として木の枠をつけたものだったものですから。
ハイネのわずらった脊髄の疾患は鉛中毒による神経系の疾患だったのでしょうね。
脊髄といえば、インフルエンザワクチンはワクチン接種後に10万人に2人程度、まれに中枢神経系の脱髄、病変が生じることがあり、急性散在性脳脊髄炎を起こすことがあるそうです。
そのため、インフルエンザワクチンの接種は自己負担、自己責任ということになっていますが、子どもの親にとっては頭の痛い問題ですね。
インフルエンザとは
インフルエンザは強力な感染力を持つインフルエンザウイルスにくしゃみや咳(せき)などで唾液(だえき)や鼻水が小さな水滴となって飛び散り、飛沫感染することによって起こる急性感染症です。
アデノウイルスやライノウイルスなどによるふつうの風邪よりも急激に発症し、症状が重いのが特徴です。
インフルエンザはいったん流行すると、年齢や性別を問わず、多くの人間に短期間で感染が広がります。
インフルエンザの流行は毎年11月〜4月の温度の低い期間に多く見られます。
もっとも最近の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行で、インフルエンザの感染者は大幅に減っています。
それは、新型コロナウイルス感染症の予防のうがい、手洗いの実行や3密対策がインフルエンザ感染に大きく貢献しているからだと思われます。
新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行は困りますので、引き続き警戒していかなければなりません。
インフルエンザの症状
インフルエンザに感染すると1〜5日の潜伏期間のあと、38℃以上の高熱や悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛、倦怠感などの全身症状が現れます。
そのほかに、インフルエンザは咳、痰(たん)、鼻水、呼吸困難などの呼吸器系の症状や胃痛、腹痛、下痢などの胃や腸の症状が現れます。
健康な大人であれば、その症状が3〜7日間続いたあと、自然に治癒に向かいますが、子どもや高齢者は気管支炎や肺炎を併発しやすく、脳炎や心不全になる場合もあります。
インフルエンザの発症者は0〜9歳の子どもが約半数を占めているのに対し、インフルエンザによる死亡者は65歳以上の高齢者が大部分を占めているといわれているくらい高齢者にとっては危険な疾患なのです。
なお、学校や保育園の場合、インフルエンザにかかったあとの登校や登園についてはインフルエンザ発症後5日を経過していること、解熱後2日を経過していることが出席の条件です。
つまり、2012年4月の学校保健安全法施行規則によれば、発症から5日かつ解熱から2日を経過するまで出席停止というインフルエンザに関する法律の指定があるからです。
インフルエンザの種類
インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の3つがあり、A型とB型が流行の中心となっています。
A型ウイルスはもっとも症状が重くなる傾向があり、死亡することもあるインフルエンザウイルスです。
またA型ウイルスは感染力が強いため、パンデミック、つまり大流行を起こしやすく、過去には香港かぜ、やスペインかぜなどが世界的に流行し多くの死者をだしています。
B型ウイルスはA型ウイルスよりも症状が比較的軽く、限られた地域で流行するケースが見られ、世界的な流行にはいたっていません。
C型ウイルスは鼻風邪程度の軽い症状ですむことが多いインフルエンザウイルスです。
インフルエンザの治療
インフルエンザの一般的な治療としてはできるだけ安静にし、栄養と十分な睡眠をとることが大切です。
また、インフルエンザウイルスの空気中での活動や感染を抑えるために、加湿器などで室内の湿度を50〜60%に保つこともよいことです。
インフルエンザを発症すると高熱がでて発汗し、鼻水や下痢などで脱水症状を起こすことがありますので、ミネラルウオーター、お茶、スープ、ジュースなどでミネラルと水分を十分に補うことが大切です。
インフルエンザの発熱や筋肉痛、関節痛に対しては解熱鎮痛剤、鼻水やくしゃみには抗ヒスタミン剤が投与されます。
しかし、インフルエンザの症状はインフルエンザに対して免疫が正常に働いている結果であり、薬剤で無理に抑えない方がよいという考え方もありますので、自分で判断せずに医師などの専門家の指示に従ってください。
インフルエンザの予防
インフルエンザの予防にはワクチンの接種がいいでしょう。
毎年11月〜4月の流行シーズンを迎える前の11月ごろの接種がおすすめです。
インフルエンザワクチンの接種は13歳未満が原則として2〜4週間の間隔をおいて2回、13〜64歳は1回または2回接種を行いますが、接種の回数は医師などの専門家の指導に従ってください。
インフルエンザワクチンの効能が現れるのは接種後のおよそ2週間後からで、その後約5か月間インフルエンザの予防の効能が持続するといわれています。
インフルエンザワクチンの接種の費用は残念ながら原則的として自己負担になっていて、1回につき3,000〜5,000円ほどかかります。
65歳未満の健常者では70〜90%の発病の予防の効能が期待でき、合併症の併発や高齢者の死亡を減らす効能があることが知られています。
自治体によっては65歳以上の高齢者にインフルエンザワクチンの接種費用を補助する場合がありますので、希望される方は自治体に問い合わせてみるのもよいでしょう。
インフルエンザワクチンは病院によっては予約制になっているところが多く、希望される方は早めに予約しましょう。
インフルエンザワクチンはワクチン接種後に10万人に2人程度、まれに中枢神経系の脱髄、病変が生じることがあり、急性散在性脳脊髄炎を起こすことがあるそうです。
そのため、インフルエンザワクチンの接種は自己負担、自己責任ということになっていますが、子どもの親にとっては頭の痛い問題ですね。
インフルエンザのまとめ
インフルエンザは強力な感染力を持つインフルエンザウイルスにくしゃみや咳などで唾液や鼻水が小さな水滴となって飛び散り、飛沫感染することによって起こる急性感染症です。
インフルエンザはいったん流行すると、年齢や性別を問わず、多くの人間に短期間で感染が広がります。
インフルエンザの流行は毎年11月〜4月の温度の低い期間に多く見られます。
インフルエンザに感染すると1〜5日の潜伏期間のあと、38℃以上の高熱や悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛、倦怠感などの全身症状が現れます。
そのほかに、インフルエンザは咳、痰、鼻水、呼吸困難などの呼吸器系の症状や胃痛、腹痛、下痢などの胃や腸の症状が現れます。
健康な大人であれば、その症状が3〜7日間続いたあと、自然に治癒に向かいますが、子どもや高齢者は気管支炎や肺炎を併発しやすく、脳炎や心不全になる場合もあります。
インフルエンザの発熱や筋肉痛、関節痛に対しては解熱鎮痛剤、鼻水やくしゃみには抗ヒスタミン剤が投与されます。
しかし、インフルエンザの症状はインフルエンザに対して免疫が正常に働いている結果であり、薬剤で無理に抑えない方がよいという考え方もありますので、自分で判断せずに医師などの専門家の指示に従ってください。
インフルエンザの予防にはワクチンの接種がいいでしょう。毎年11月〜4月の流行シーズンを迎える前の11月ごろの接種がおすすめです。
インフルエンザワクチンの接種は13歳未満が原則として2〜4週間の間隔をおいて2回、13〜64歳は1回または2回接種を行いますが、接種の回数は医師などの専門家の指導に従ってください。
インフルエンザワクチンは病院によっては予約制になっているところが多く、希望される方は早めに予約しましょう。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
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