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レジオネラ

20世紀初頭のフランスの詩人のギヨーム・アポリネールは食事をすましたばかりでも、友人に会うともう一度食べ直すというのも平気というすばらしい食欲を持っていました。

そのため、アポリネールは微笑ましいほどのたくましい肥満ぶりで、その尻の重さでレストランのイスをいくつも押しつぶしています。

肥満になると免疫力が下がりますから、アポリネールは現在なら空調設備の循環水に発生したレジオネラによる感染症にはひとたまりもなかったかも知れませんね。

レジオネラとは

レジオネラはグラム陰性の桿菌(かんきん)で、レジオネラ属に属する真性細菌の総称です。

レジオネラは天然の土壌や沼や河川の水の中、人工的な環境でもビルの給湯設備や空調の循環水などに生息しています。

レジオネラは環境の中にふつうに存在する菌であり、通常では感染症を引き起こすことはあまりありません。

しかし、感染しやすい環境下では高齢者など免疫力の少ない方のレジオネラ感染症の原因になることがあります。

レジオネラの感染

人工的な環境において大量に水を貯めて利用する場所でレジオネラが繁殖することがあります。

とくに空調設備に使う循環水や入浴施設おいてよく見られ、循環水を利用するときに発生する微小な水滴によって感染することがあります。

レジオネラを含んだ微小な水滴が気道から体内に入ると、レジオネラはの肺胞に達します。

そして、そこで肺胞のマクロファージ(大食細胞)に貪食されますが、レジオネラは通性細胞内寄生性の性質を持っていて、マクロファージの貪食作用を逃れてマクロファージ内で増殖することができます。

レジオネラ感染症には次のようなものがあります。

  1. レジオネラ肺炎
    • レジオネラ肺炎は在郷軍人病ともいわれ、2~10日の潜伏期間を経て高熱、咳(せき)、頭痛、筋肉痛、悪寒などの症状が起こります。
    • レジオネラ肺炎が進行すると呼吸困難を起こし、胸の痛み、下痢、意識障害などを併発します。
    • レジオネラ肺炎の死亡率は15~30%と高く、1976年にアメリカのペンシルバニア州の在郷軍人会の大会で発生したときには、221名中34名の死者をだしています。
    • 日本でも毎年のように発生し、2017年3月には広島県の温泉施設で発生し、1名の死者がでています。
  2. ポンティアック熱
    • ポンティアック熱は多量のレジオネラを吸い込んだとき生じる感染症です。
    • ポンティアック熱の潜伏期間は1~2日で、全身の倦怠感、頭痛、咳などの症状を経て、多くは数日で回復します。

レジオネラ感染症は尿検査、胸部X線検査、細菌検査などを行い、診断しますが、同時に抗生物質による治療を開始します。

レジオネラ感染症はペニシリン系の抗生物質が効かないため、マクロライド系またはニューキノロン系の抗生物質で薬物療法を行います。

レジオネラ感染症が重篤化した場合は、心不全などにより多臓器不全を起こしますので、集中治療室で人工透析などの治療を並行して行います。

在郷軍人病

在郷軍人病はレジオネラ肺炎の別名です。

1976年にアメリカのペンシルバニア州で在郷軍人会の大会が開かれたとき、参加者と周辺住民221名が原因不明の肺炎にかかりました。

そして、そのうちの34名が死亡したというものですが、ウイルス、リケッチアなどが原因と考えられましたがそれらしいものは検出されませんでした。

その後、新種のグラム陰性桿菌が患者の肺から多数検出されました。

この集団感染例は在郷軍人会の大会会場近くの建物の冷却塔から飛散した微小な水滴に含まれていたレジオネラによるものと考えられています。

以降、レジオネラ肺炎は在郷軍人病として世に知られていきました。

レジオネラのまとめ

レジオネラはグラム陰性の桿菌(かんきん)で、レジオネラ属に属する真性細菌の総称です。

レジオネラは天然の土壌や沼や河川の水の中、人工的な環境でもビルの給湯設備や空調の循環水などに生息しています。

レジオネラは環境の中にふつうに存在する菌であり、通常では感染症を引き起こすことはあまりありません。

しかし、感染しやすい環境下では高齢者など免疫力の少ない方のレジオネラ感染症の原因になることがあります。

レジオネラ感染症にはレジオネラ肺炎、ポンティアック熱があります。

レジオネラ感染症は免疫力の低い、高齢者などの死亡率が15〜30%と高いことが特徴です。

レジオネラ感染症は尿検査、胸部X線検査、細菌検査などを行い、診断しますが、同時に抗生物質による治療を開始します。

レジオネラ感染症はペニシリン系の抗生物質が効かないため、マクロライド系またはニューキノロン系の抗生物質で薬物療法を行います。

レジオネラ感染症が重篤化した場合は、心不全などにより多臓器不全を起こしますので、集中治療室で人工透析などの治療を並行して行います。

なお、健康食品やサプリメントとしてのお茶を含む健康食品やサプリメントはあくまでも健康食品ですので、医薬品ではありません。

期待される効能もエビデンス(医学的根拠)が認められていません。したがって、効能を保証することはできませんのでご注意ください。

体調の悪い方、すでに疾患にかかっている方、妊婦の方、高齢者の方、児童などは摂取する前に必ず医師などの専門家にご相談ください

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