健康食品・サプリメントの泉

玉露

「戦争と平和」「アンナ・カレーニナ」などを書いた、19世紀のロシアの小説家レフ・トルストイはある時、ユダヤ人ぎらいの坊主に会いました。

「しかし、キリストはユダヤ人ですよ」とトルストイがいっても、「そんなことはありませんよ、絶対!」とその坊主はいい張ります。

「しかし、キリストの母のマリアはユダヤ人だし、キリストの父はユダヤ人の神ですよ」

「そうだったとしても、キリストはユダヤ人ではありません。それが神秘なのです」

何ですか、その信仰は。

不合理にも関わらず、信仰するのですか?

いや不合理だからこそ、信仰するのかも知れませんね。

玉露を含むお茶でも、そのような話があります。

いえ、生産地はどこのお茶がもっともおいしいかという話です。

お茶を生産しているところはどこでも自分のところのお茶がもっともおいしいと無条件に信仰しています。

目隠しをして利き茶をして、もっともおいしいお茶が別の産地のお茶であっても、自分のところのお茶がもっともおいしいとあくまでもいい張ります。

でも、どこのお茶がもっともおいしいかは消費者の方が決めることではないでしょうか?

玉露とは

玉露(ぎょくろ)は日本の緑茶の一種で、緑茶のなかでも最高級品であり、独特の香味や甘味があります。

玉露は江戸時代、天保年間に宇治でつくられたとも、あるいは明治時代になってからつくられたとも諸説があってはっきりしません。

玉露はふつうの緑茶とちがい、細長い針状をなし、色は青黒く光沢のあるのがよいとされています。

玉露をいれるお湯の温度は50〜60℃ぐらいで、甘みや香りが飛んでしまわないように温度に気をつけていれなければなりません。

玉露のつくり方

玉露は肥料を十分に施した老茶樹を選び、春季発芽の2週間ぐらい前からよしずや稲わら、黒い目の荒い薄地の織物である寒冷紗(かんれいしゃ)などで強い日差しが当たらないよう茶畑をおおってつくります。

20日ほど茶畑をおおったものが玉露の原料になり、20日以上の期間、茶畑をおおったものが抹茶の原料になります。

そして、直射日光をさえぎって育てた茶葉の若い芽を摘み取り、摘み取った茶葉の若い芽は茶葉の酵素による発酵が生じないようにすぐに強い蒸気でさっと蒸し上げて乾燥させます。

玉露の製茶工程は基本的には煎茶と同じですが、原料の葉が薄くやわらかいため、蒸気の温度の調節や揉捻(じゅうねん)の仕方がむずかしくなります。

玉露の効能

カフェインはコーヒーなどに含まれるアルカロイドの一種で、コーヒーなどに多く含まれますから、この名前があります。

茶ノ木からつくったお茶にも含まれていて、若い芽には多く含まれますので、抹茶や玉露には多くなります。

カフェインには眠気覚ましなどの覚醒作用や、解熱・鎮痛作用、血管拡張作用、胃酸分泌促進作用、基礎代謝量をあげる作用、尿の排出を促す利尿作用などがあります。

そのため、カフェインには自律神経の働きを高める、集中力を高める、運動能力を高めるなどの効能があります。

カフェインは過剰摂取しますと、が痛くなる、動悸が激しくなる、瞳孔拡大、赤面、頭痛、不眠症になるなど身体に異常が起きます。

カフェインには体重あたりの上限摂取量があり、妊婦や赤ちゃんなどの過剰なコーヒーや玉露を含めたお茶の飲用は危険です。

カフェインの量をカップ1杯あたりで比較してみますと、玉露がもっとも多く、ついでコーヒー、コーラ、抹茶、ココア、紅茶ほうじ茶ウーロン茶、緑茶、玄米茶の順になります。

また、お茶にはカフェインのほかに眠気を誘うテアニンが含まれていて、茶葉は日差しを浴びると、うま味成分のテアニンが渋味成分のカテキンなどのポリフェノールに変化します。

玉露や抹茶は日差しをさえぎって育てた茶葉からつくられますので、ふつうのお茶よりポリフェノールは少なく、うま味成分のテアニンを多く含んでいます。

テアニンはふつうの乾燥茶葉中に1〜2%含まれ、お茶に多量に含まれるアミノ酸の一種でうま味成分、グルタミン酸の誘導体です。

テアニンはリラクセーションの効能や脳神経細胞を保護する作用、抗ガン剤の作用を増強する効能が期待できます。

テアニンはドーパミンセロトニンノルアドレナリンなどの脳内神経伝達物質の働きに作用し、血圧や記憶学習能力、脳血管機能を改善する効能が期待できます。

テアニンはの抑制系神経を活性化し、興奮神経を鎮めることで、寝つきをよくし、睡眠をよくする効能が期待できます。

つまり、玉露はカフェインとテアニンを含んでいて、妊婦や赤ちゃんなどの飲用は危険であり、それ以外の方が適切な量を飲むとリラックスでき、ぐっすり眠れる効能が期待できます。

かりがね茶

玉露をつくる過程で選別された茎や葉脈の部分のお茶をかりがね茶といいます。

かりがねという名称はおもに京都で使われ、全国的には煎茶と同様に茎茶または棒茶といっているようです。

かりがね茶は一般に高級な茎茶となり、かりがね茶を焙(ほう)じる、炒るとかりがねほうじ茶になります。

かりがね茶は葉茶にくらべ若々しい香りとさわやかな風味がします。

茎だけがもつ独特の風味と甘みを合わせ持つお茶です。

玉露の場合は甘みや香りが飛んでしまわないようにぬるめのお湯で温度に気をつけていれなければなりませんが、かりがね茶の場合は煎茶のように80℃ぐらいのお湯でさっといれることができます。

しかし、かりがね茶は玉露とちがい、1回注ぐと2煎目から香味がとても薄くなります。

なお、かりがね、つまり雁が音の名は一説には渡り鳥の雁(かり)が海の上で身体を休めるために止まる小枝に茎が似ていることに由来するともいわれています。

玉露のまとめ

玉露(ぎょくろ)は日本の緑茶の一種で、緑茶のなかでも最高級品であり、独特の香味や甘味があります。

玉露はふつうの緑茶とちがい、細長い針状をなし、色は青黒く光沢のあるのがよいとされています。

玉露をいれるお湯の温度は50〜60℃ぐらいで、甘みや香りが飛んでしまわないように温度に気をつけていれなければなりません。

玉露はカフェインとテアニンを含んでいて、妊婦や赤ちゃんなどの飲用は危険であり、それ以外の方が適切な量を飲むとリラックスでき、ぐっすり眠れる効能が期待できます。

なお、健康食品やサプリメントとしてのお茶はあくまでも健康食品ですので、医薬品ではありません。

期待される効能もエビデンス(医学的根拠)が認められていません。したがって、効能を保証することはできませんのでご注意ください。

体調の悪い方、すでに疾患にかかっている方、妊婦の方、高齢者の方、児童などは摂取する前に必ず医師などの専門家にご相談ください

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