健康食品・サプリメントの泉

脚気

「令嬢ジュリー」などを書いた、19世紀後半のスウェーデンの小説家で劇作家のヨハン・アウグスト・ストリンドベリは食事が気に入らないと、食卓の上に妻あてのひどいことばを書いた紙を残して立ちました。

「デンマークのブタのエサはごめんだ!」とか「あなたは僕を毒殺するつもりですか?」とかの紙でした。

ストリンドベリはこうして3度結婚し、3度とも失敗しました。

ひどい人物ですね。

そりゃ逆三行半を突きつけられますよ。

でもストリンドベリは白米だけを食べるということはなかったでしょうから、偏食しても脚気にはならなかったでしょうね。

脚気とは

脚気(かっけ)ビタミン欠乏症の1つで、ビタミンB1の欠乏によって心臓機能の低下や心不全末梢神経障害を起こす疾患です。

心臓機能の低下や心不全によって脚の浮腫(むくみ)が起こり、末梢神経障害によって脚のしびれや多発性神経炎が起きることから脚気の名で呼ばれます。

また、脚気による心臓機能の低下、つまり心不全から呼吸困難を起こすこともあります。

脚気は古くは江戸時代から昭和の初期まで白米を食べる人びとに毎年10,000〜20,000もの多くの死者をだしました。

ビタミンB1という栄養素について研究が進んだ現在では脚気にかかる方は少なくなりました。

しかし、栄養の偏ったスナック菓子、インスタントラーメン、ファストフードなどのジャンクフードの普及により、脚気は再発してきています。

脚気はアルコール依存症患者にも多く、脚気はアルコールの分解の際にビタミンB1が消費されることと、偏食にも関わっています。

高齢化社会を迎えた最近ではビタミンB1を含まない、水分、電解質、栄養素などを点滴、静脈注射などで投与する輸液での発症も問題になってきています。

脚気の分類

  1. 乾性脚気
    乾性脚気は多発性神経炎がおもで、神経障害からしびれ、腱(けん)反射低下などが起きます。
  2. 湿生脚気
    湿生脚気は末梢動脈が拡張し、血管抵抗の低下から高拍出性心不全になり、浮腫(むくみ)が起きます。

脚気の検査

脚気の検査には脚を床から浮かせて座り、膝の下のくぼみを叩いて足が自然に跳ね上がるかどうかを調べる検査方法があります。

この検査は膝蓋腱(しつがいけん)を弛緩させた状態でたたくと大腿四頭筋(だいたいしとうきん)が収縮し脚が自然にぴょこんと上がることを利用しています。

この検査は膝蓋腱反射によって末梢神経障害があるかどうかを検査しています。

この検査は脚気の多発していた1960年代ごろまでは健康診断の必須項目でしたし、現在でも検査する医師がいます。

ビタミンB1と脚気

ビタミンB1は脚気を予防する成分、オリザニンとして1910年に鈴木梅太郎によって米糠(こめぬか)から抽出されました。

オリザニンはあとになってビタミンB1という名称になりました。

ビタミンB1は糖質および分岐脂肪酸を分解、代謝します。ビタミンB1は体内では消化酵素などの各種の酵素の補酵素として働く中間物質に変換されます。

また、ビタミンB1は神経の伝達に関与するため、体内で欠乏すると脚気や多発性神経炎などを発症します。

ビタミンB1は玄米や酵母、豚肉、ウナギ、胚芽、豆類に多く含まれています。

昔の日本人は玄米をよく食べていましたが、ビタミンB1の総摂取量の半分を玄米から摂取していたといわれています。

なお、白米にも玄米の7分の1程度のビタミンB1が含まれています。

ビタミンB1を含む食品においては調理するときに多く失われ、食品中に含まれる全体量のうち半分から3分の1は失われています。

ビタミンB1は水溶性ビタミンなので素材をあまり水にさらさない方がよく、米を磨ぐときは手早く少ない水で行う方がよいとされています。

脚気の予防

  1. ビタミンB1を多く含む食品を摂り、酒は適量にする
    • 脚気を予防するには、ビタミンB1を多くとることが大切です。ビタミンB1は、玄米や酵母、豚肉、ウナギ、胚芽、豆類などに豊富に含まれています。
    • また、ビタミンB1の吸収を高める成分であるアリシンが豊富なタマネギ、ニラ、にんにくを食材に加えるとさらに効果的です。
    • そして、酒はビタミンB1を多く消費するため、健康のためにも適量で楽しく飲みましょう。
  2. サプリメントや医薬品でビタミンB1を補給する
    • 忙しい日々を過ごしていると、意識して食事からビタミンB1をとることは難しいものです。
    • そんなときは、ビタミンB1が含まれたサプリメントを摂取することや医薬品を服用することを考えてみましょう。
    • ビタミンB1は体に吸収されにくい特徴を持っていますから、確実性を考えるなら、アリチアミンや体への吸収率を高めたビタミンB1誘導体が含まれる医薬品で補うという方法もあります。
  3. 体に異常を感じたら早めに病院で診察を受ける
    • 休んでも体の疲れが取れない、手足にしびれやマヒなどの症状が残るようなときは、内科、整形外科などの専門家に早めに相談しましょう。
    • 身近な高齢者の方でも体調の異常がありそうな場合は周りの方が気をつけてあげるようにしましょう。

脚気のまとめ

脚気(かっけ)はビタミン欠乏症の1つで、ビタミンB1の欠乏によって心臓機能の低下や心不全と末梢神経障害を起こす疾患です。

心臓機能の低下や心不全によって脚の浮腫(むくみ)が起こり、末梢神経障害によって脚のしびれや多発性神経炎が起きることから脚気の名で呼ばれます。

また、脚気による心臓機能の低下、つまり心不全から呼吸困難を起こすこともあります。

脚気の予防法としては、ビタミンB1を多く含む食品を摂り酒は適量にする、サプリメントや医薬品でビタミンB1を補給することなどがあります。

しかし、もっとも大切な脚気の予防法は体に異常を感じたら早めに病院で診察を受けるということです。

そして、身近な高齢者の方でも体調の異常がありそうな場合は周りの方が気をつけてあげるようにしましょう。

なお、健康食品やサプリメントとしてのプラセンタはあくまでも、健康食品ですので、医薬品ではありません。

期待される効能もエビデンス(医学的根拠)が認められていません。したがって、効能を保証することはできませんのでご注意ください。

体調の悪い方、すでに疾患にかかっている方、妊婦の方、高齢者の方、児童などは摂取する前に必ず医師などの専門家にご相談ください

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