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脳下垂体
「さかしま」などを書いた19世紀のフランスの小説家ジョリス=カルル・ユイスマンスは内務省の官吏もしていました。
ある日のユイスマンスと小説家ポール・ヴァレリーの対話。
ユイスマンス「無政府主義者の某(なにがし)が地下にもぐったので、全国に人相書きを送るのに3万フランかかるのだ」
ヴァレリー「それより1万フランの懸賞をかけたら?」
ユイスマンス「そんなに金はかけられんと当局はいうさ」
どういう算数でしょうね?
安上がりの方法でその某を捕まえるのがいいでしょうに、高くてもお役所の方法を押し通しますか?
ユイスマンスも内務省の官吏ですから、上には逆らえないのでしょうね。
まるで、視床下部の指令で働いている脳下垂体のようですね。
脳下垂体とは
脳下垂体(のうかすいたい)は脳に接して脳の直下、視床下部(ししょうかぶ)の下にある内分泌器官です。
脳下垂体は脳の一部がぶら下がっているように見えることから脳下垂体の名前があります。
脳下垂体は間脳(かんのう)の視床下部の下にあり、前葉(ぜんよう)、中葉(ちゅうよう)、後葉(こうよう)の3つの部分からなっています。
脳下垂体の下側は頭蓋骨(とうがいこつ)の蝶形骨(ちょうけいこつ)に接しています。
蝶形骨には脳下垂体がちょうどはまり込むようなトルコ鞍と呼ばれるくぼみがあります。
脳下垂体の働き
脳下垂体は視床下部の指令を受けながら甲状腺や副腎などの内分泌腺を刺激するホルモンを分泌しています。
たとえば、脳下垂体前葉からは成長ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモンが分泌されます。
脳下垂体中葉からはメラニン形成細胞と呼ばれるメラノサイトを刺激するメラノサイト刺激ホルモン(MSH)、つまりメラノトロピンが分泌されます。
脳下垂体後葉からは抗利尿ホルモンであり血圧上昇ホルモンであるバソプレッシンが分泌されます。
視床下部
視床下部は脳の間脳の一部で、視床の下側にあり、脳下垂体につながっている部分です。
脳にはコレステロールが多い白質とコレステロールが少ない灰白質がありますが、視床下部はおもに灰白質からなっています。
視床下部はたくさんの神経細胞から構成され、大脳皮質のほか、視床や脊髄(せきずい)などと神経線維でつながっています。
視床下部は自律神経系の最高中枢であり、体温調節・物質代謝の調節・睡眠・生殖など、生命維持にもっとも重要な統御機能を持っている組織です。
視床下部はホルモンを分泌して脳下垂体ホルモンの分泌をコントロールしています。
つまり、視床下部は脳下垂体前葉とは血管で、脳下垂体後葉とは神経の軸索でつながり、脳下垂体前葉、脳下垂体後葉に刺激ホルモンを分泌しています。
脳下垂体のまとめ
脳下垂体は脳に接して脳の直下、視床下部の下にある内分泌器官です。
脳下垂体は脳の一部がぶら下がっているように見えることから脳下垂体の名前があります。
脳下垂体は間脳の視床下部の下にあり、前葉、中葉、後葉の3つの部分からなっています。
脳下垂体は視床下部の指令を受けながら甲状腺や福神などの内分泌腺を刺激するホルモンを分泌しています。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
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