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ホメオスタシス
古代ギリシャの哲学者ソクラテスについては大勢の人間が書物を書いていますが、ソクラテス自身の書いた書物は1冊もありません。
ある男がその理由をソクラテスに尋ねました。
すると、ソクラテスは「立派な考えを生きた人間の心から死んだ動物の皮に移すのが嫌だからだ」と答えました。
そうですね。
紀元前2世紀ごろ、古代中国の後漢の蔡倫(さいりん)が紙を発明し、それがヨーロッパに伝わり広がるまでは、ヒツジやヤギの皮に文章を書いていました。
今でもヨーロッパでは格式ばった場面で署名するときには羊皮紙を用いる場合もありますからね。
また、アメリカの小説家エドガー・アラン・ポーの有名な短編小説「黄金虫」には海賊の宝のありかを描いた羊皮紙がでてきます。
でも、ヒツジもホメオスタシスのおかげで進化したのに家畜として毛皮や肉を利用されるのはちょっとかわいそうな気もしますね。
ホメオスタシスとは
ホメオスタシスは恒常性ともいわれ、ストレスになる環境の変化に応じて体温や血圧など身体を安定した状態に保とうとする仕組みのことです。
例えば、気温が低いと筋肉を収縮させて身震いをして体温を上げようとし、気温が高いと皮膚などの表面にあるエクリン腺から発汗して体温を下げようとすることです。
ホメオスタシスの働き
ホメオスタシスは自律神経や免疫、ホルモンなどの内分泌の相互作用によって維持されています。
ホメオスタシスは体内の酸、血圧、血糖、電解質、エネルギー、ホルモン、酸素、タンパク質、および体温の各値を体内と体外の変化に反応して常に調整し、正常の値が保たれるようにしています。
ホメオスタシスの意義
ホメオスタシスはアメリカの生理学者W.B.キャノンがつくったことばです。
キャノンは1932年に発表した「人体の知恵」という本の中でhomeo(一定の)とstasis(定常状態)というギリシャ語を結びつけてこのホメオスタシスということばを使いました。
このキャノンが提唱したホメオスタシスという概念はその後、生物学上の重要概念となっています。
ほ乳類や鳥類がは虫類よりも気温や湿度などの外部環境の変化に強く、進化することができたのはこのホメオスタシスのおかげともいえるわけです。
つまり、気温が下がっても体温が一定なので活動的であり、ウイルスなどの病原体が体内に侵入しても体温を上げて撃退するということがほ乳類や鳥類ではできますが、は虫類ではできないということです。
ホメオスタシスのまとめ
ホメオスタシスは恒常性ともいわれ、ストレスになる環境の変化に応じて体温や血圧など身体を安定した状態に保とうとする仕組みのことです。
ホメオスタシスは自律神経や免疫、ホルモンなどの内分泌の相互作用によって維持されています。
ホメオスタシスは体内の酸、血圧、血糖、電解質、エネルギー、ホルモン、酸素、タンパク質、および体温の各値を体内と体外の変化に反応して常に調整し、正常の値が保たれるようにしています。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
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