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排卵
あるとき、昭和の作家たちが雑談をしていると、昭和初期の流行語、「モボ」や、「モガ」などを造語した、評論家の新居格(にいいたる)が「人間も卵を産むと便利だが…」といいだしました。
続いて、「生殖器がおでこについていたら面白いだろう」と話がますます脱線しました。
すると、「山椒魚」などを書いた小説家の井伏鱒二(いぶせますじ)が「頭に猿股(さるまた)をはくんですか」といいました。
猿股というのは現代のトランクスに似た男性用の下着です。
頭に猿股をはくのでは頭隠して尻隠さずではないですか。
でも、ジョークにしても現代なら女性の場合は完全にセクハラですね。
ああ、恐ろしくて、では排卵はどうなるんだと聞けませんね。
排卵とは
排卵(はいらん)とは卵巣(らんそう)から卵子(らんし)が放出されて卵管(らんかん)に入ることです。
卵巣はうずらの卵ほどの大きさの臓器で、卵巣の中には卵胞(らんほう)、つまり卵子を含む細胞の集合があります。
排卵の時期になると脳の視床下部を経て、脳下垂体から卵巣に指令が送られ、いくつかの卵胞が同時に成長していきます。
しかし、ふつうはその成長の過程でほとんどの卵胞が成長をやめて閉鎖卵胞と呼ばれるものになります。
残った約1個の卵胞だけが約2週間で20㎜ほどに成長して、卵子を放出します。
放出された卵子は子宮口にある卵管采(らんかんさい)から卵管に取り込まれます。
これが排卵です。
もし、卵子が精子と受精することなく、子宮内膜に着床しないと、排卵後から2週間前後で子宮内膜がはがれて外にでます。
このときに出血をともないますので生理出血、生理または月経といわれるものになります。
排卵後の体調
排卵が起きると女性ホルモンが変化し、女性ホルモンが変化することによって女性の身体にはさまざまな体調の変化が起こります。
排卵による体調の変化の代表的なものには、排卵痛や基礎体温の変化、排卵出血と呼ばれる少量の出血などがあります。
排卵痛は下腹部の痛みで、排卵出血は卵巣表面が破られることによって起こる出血です。
ほかにも、頭痛や眩暈(めまい)、吐き気や胸の張り、身体のだるさやほてり、眠気や体重の増加などが見られることもあります。
個人によってはおりものの状態が変わることもあります。
排卵直前のおりものは一般的に、透明でよく伸びます。
つまり、透明で伸びるおりものが確認できたら、まもなく排卵日になるということになります。
ただ、排卵日の状態には個人差があり、体調の変化を感じる人もいれば、まったく感じない人もいます。
排卵日を予測したいときは、体調の変化だけでなく、基礎体温を記録するほか、排卵検査剤などを合わせて使うことをおすすめします。
基礎体温とは
基礎体温とは朝、目覚めたあとの身体を動かす前の最も安静時の体温のことです。
夜、寝る前に枕元に体温計を置いておき、体温測定の準備をしておいて測ります。
翌日の朝、目覚めると寝床から身体を動かす前に、あくびや伸びもせず、寝たまま枕元の体温計ですぐに体温を測定します。これが基礎体温です。
女性の基礎体温は疾患やストレスがあるときなど以外は、0.3〜0.5℃の間で周期的に変化しています。
基礎体温を毎日測定して、記録すると、基礎体温の変化がわかり、女性の身体には一定のリズムがあることがわかります。
そのリズムを知ることで、排卵の有無や月経の時期、妊娠しやすい時期など身体の状態を把握することができます。
基礎体温はできるだけ、同じ時間に測定することが望ましいです。
基礎体温は次のような周期で変化します。
- 低温期
- 低温期は卵巣にある卵胞が成熟する期間で、個人によって違いますが、14〜25日あります。
- 排卵期
- 排卵期は成熟した卵胞が卵子を放出する期間で、低温期の最後にある1段低い体温の最低体温日をはさんで約5日間です。
- 卵子は精子と結合できなければ、約24時間で寿命を終えます。
- 高温期
- 卵子が放出されて抜け殻となった卵胞は黄体という細胞になります。
- 黄体は卵子と精子が結合して子宮内膜に着床、妊娠することに備えて子宮内膜を厚くします。
- しかし、着床しなかった場合は、必要がなくなるので次第に萎縮し子宮内膜がはがれ落ちて排出されます。
- このときに出血をともないますので生理出血、生理または月経といわれるものになります。
低温期、つまり卵胞期は約2〜4週間、排卵をはさんだ高温期、つまり黄体期が約2週間と、低温と高温がはっきりしているのが正常な基礎体温です。
基礎体温は前日の体温や睡眠、食事の内容からも微妙に変化することもありますので、基礎体温を毎日測ることで自分の体調を把握することもできます。
排卵のまとめ
排卵とは卵巣から卵子が放出されて卵管に入ることです。
もし、卵子が精子と受精することなく、子宮内膜に着床しないと、排卵後から2週間前後で子宮内膜がはがれて外にでます。
このときに出血をともないますので生理出血、生理または月経といわれるものになります。
排卵が起きると女性ホルモンが変化し、女性ホルモンが変化することによって女性の身体にはさまざまな体調の変化が起こります。
排卵による体調の変化の代表的なものには、排卵痛や基礎体温の変化、排卵出血と呼ばれる少量の出血などがあります。
排卵痛は下腹部の痛みで、排卵出血は卵巣表面が破られることによって起こる出血です。
ほかにも、頭痛や眩暈、吐き気や胸の張り、身体のだるさやほてり、眠気や体重の増加などが見られることもあります。
個人によってはおりものの状態が変わることもあります。
排卵直前のおりものは一般的に、透明でよく伸びます。
つまり、透明で伸びるおりものが確認できたら、まもなく排卵日になるということになります。
ただ、排卵日の状態には個人差があり、体調の変化を感じる人もいれば、まったく感じない人もいます。
排卵日を予測したいときは、体調の変化だけでなく、基礎体温を記録するほか、排卵検査剤などを合わせて使うことをおすすめします。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
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