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基礎体温
イタリアのルネッサンス期の画家レオナルド・ダ・ヴィンチの部屋をのぞいて見ると、ダ・ヴィンチは船の絵を描いていました。
ところが船の船首の部分である舳先(へさき)が紙に入りきらずはみだしてしまいます。
そこで、ダ・ヴィンチはそこに別の紙をあてがって、船の舳先を描きました。
これを見て志賀直哉(しがなおや)は「俺も仕事をしなくちゃ」と思いました。
これは実は明治から昭和にかけての小説家、志賀直哉が明治45年に見た初夢の中のできごとなのでした。
作家の業(ごう)ですね。
つねに仕事に追われているのですね。
志賀直哉は日記をつけていましたので、こんな初夢を見たことも後世に残りました。
日記といえば、女性の方は基礎体温も毎日測って、記録していると妊娠がわかるだけではなく、体調管理に使えますよ。
基礎体温とは
基礎体温とは朝、目覚めたあとの身体を動かす前のもっとも安静時の体温のことです。
夜、寝る前に枕元に体温計を置いておき、体温測定の準備をしておいて測ります。
翌日の朝、目覚めると寝床から身体を動かす前に、あくびや伸びもせず、寝たまま枕元の体温計ですぐに体温を測定します。
これが基礎体温です。
女性の基礎体温は疾患やストレスがあるときなど以外は、0.3〜0.5℃の間で周期的に変化しています。
基礎体温を毎日測定して、記録すると、基礎体温の変化がわかり、女性の身体には一定のリズムがあることがわかります。
そのリズムを知ることで、排卵の有無や月経の時期、妊娠しやすい時期など身体の状態を把握することができます。
基礎体温はできるだけ、同じ時間に測定することが望ましいです。
基礎体温の周期
- 低温期
- 低温期は卵巣にある卵胞が成熟する期間で、個人によって違いますが、14〜25日あります。
- 排卵期
- 排卵期は成熟した卵胞が卵子を放出する期間で、低温期の最後にある一段低い体温の最低体温日をはさんで約5日間です。
- 卵子は精子と結合できなければ、約24時間で寿命を終えます。
- 高温期
- 卵子が放出されて抜け殻となった卵胞は黄体という細胞になります。
- 黄体は卵子と精子が結合して子宮内膜に着床、妊娠することに備えて子宮内膜を厚くします。
- しかし、着床しなかった場合は、必要がなくなるので次第に萎縮し子宮内膜がはがれ落ちて排出されます。
- このときに出血をともないますので生理出血、生理または月経といわれるものになります。
低温期、つまり卵胞期は約2〜4週間、排卵をはさんだ高温期、つまり黄体期が約2週間と、低温と高温がはっきりしているのが正常な基礎体温です。
基礎体温は前日の体温や睡眠、食事の内容からも微妙に変化することもありますので、基礎体温を毎日測ることで自分の体調を把握することもできます。
基礎体温の異常
基礎体温の変化をグラフにした場合、低温期と高温期の2つにわかれるようであれば、身体のリズムに問題はないと思われます。
基礎体温のグラフにはさまざまなパターンがありますが、体温の変化が低温期と高温期の2つになってなく、低温期が続く場合は月経があっても排卵がない無排卵月経かも知れません。
また、月経後も高温期が長く続く場合は子宮内膜症、高温期が短い、高温期がH型をして途中で体温が下がる場合は黄体機能不全ということも考えられます。
基礎体温と妊娠
女性は月にほぼ1回、卵巣から卵子が1つ排卵されますが、男性は精巣で1日数千万個の精子がつくられており、性交時には1回の射精で約2億個の精子が女性の膣内に放出されます。
精子が卵管で卵子とタイミングよく出会い、卵子の中に入り結合することで受精が終わります。
その後、受精卵は細胞分裂を繰り返しながら子宮へと送られ、子宮内膜に着床したところで妊娠となります。
ふつう受精から着床までは1週間ぐらいです。
排卵後の卵子の寿命は約24時間ですし、精子の受精能力は3日間ですので、排卵日の3日前から1日後の5日間がもっとも妊娠しやすい時期だといえます。
基礎体温表の低温期の最後にさらに1段階下がる最低体温日があり、それが排卵日と注目されてきました。
ところが、科学の進歩で、排卵時期が数時間単位で予測できるようになると、最低体温日=排卵日とは限らないことがわかってきました。
最低体温日の前日から最低体温日の翌々日の4日間がもっとも排卵が起こっている可能性が高いとされています。
とくに最低体温日の翌日がもっとも排卵日である確率が高いといわれています。
妊娠すると月経が止まる、基礎体温の高温期が続く、悪阻(つわり)が起こる、乳房が張り、乳輪が黒ずむ、身体がだるいなど、女性の身体にはさまざまな変化が起こります。
妊娠の初期は、胎児の脳や心臓などの諸器官ができる大切な時期ですので、思い当たる症状がある場合には、妊娠検査剤を利用するか、病院で診察を受けるなどできるだけ早く確認することが重要です。
基礎体温のまとめ
基礎体温とは朝、目覚めたあとの身体を動かす前のもっとも安静時の体温のことです。
女性の基礎体温は疾患やストレスがあるときなど以外は、0.3〜0.5℃の間で周期的に変化しています。
基礎体温を毎日測定して、記録すると、基礎体温の変化がわかり、女性の身体には一定のリズムがあることがわかります。
そのリズムを知ることで、排卵の有無や月経の時期、妊娠しやすい時期など身体の状態を把握することができます。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
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