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パイエル板

大正・昭和期のフランス文学者の鈴木信太郎(すずきしんたろう)は何かと人に比較されては親も子もつらいと3人の息子にはフランス文学だけはやらせまいと思いました。

そして、長男は建築をやり、うまくいったと思いましたが、次男はフランス文学、仏文に進み、三男までも仏文に進みかけました。

そこで、三男をやっと説得して英文、イギリス文学に進ませました。

なるほど、蛙の子は蛙というか、瓜の蔓(つる)にナスはならないということですね。

子どもは親の背中をみて育ちますからね。

ところで、免疫は母乳で親から子に伝わりますから、親の背中は関係ありません。

強いていえば赤ちゃんのころの免疫は親のパイエル板の働きが、子のパイエル板の働きになるということでしょうか。

パイエル板とは

パイエル板は小腸の空腸や回腸にある免疫器官です。

パイエル板は腸管を支える腸間膜とは反対側にあって、絨毛の根元の絨毛が未発達な部分にあります。

リンパ節は被膜で覆われて境界がはっきりしていますが、パイエル板は被膜で覆われてなく、周囲の小腸の粘膜との境界が曖昧になっています。

パイエル板の働き

パイエル板にはM細胞、T細胞B細胞などのリンパ球抗体が集まっています。

そして、身体の外から侵入した細菌ウイルスなどの抗原を無効化する処理をしています。

虫垂の免疫機能

虫垂(ちゅうすい)は小腸と大腸のつながる辺りにある盲腸についている太さ2〜3㎜、長さ3〜4cmほどの突起で、長い間無用の器官であると思われていました。

特に、虫垂炎という炎症を起こしやすく、虫垂炎が悪化すると盲腸炎から腹膜炎になり、生命の危険さえありました。

ところが、近年の研究で、虫垂は無用な器官ではなく、小腸のパイエル板と同じように免疫器官であることがわかってきました。

パイエル板は主に小腸の免疫を担当し、一部が大腸の免疫を担当していますが、虫垂のリンパ組織は小腸と大腸の免疫を両方担当しています。

そして、虫垂がなくなると、大腸の免疫が弱くなり、大腸の腸内フローラの細菌叢(さいきんそう)のバランスが崩れることがわかってきました。

つまり、悪玉菌が善玉菌よりも優勢になるのです。

虫垂炎で虫垂を切除してしまった方はヨーグルトなどで善玉菌を積極的に摂取しないと、便秘になりやすいということですね。

パイエル板のまとめ

パイエル板は小腸の空腸や回腸にある免疫器官です。

パイエル板は腸管を支える腸間膜とは反対側にあって、絨毛の根元の絨毛が未発達な部分にあります。

パイエル板にはM細胞、T細胞、B細胞などのリンパ球や抗体が集まっています。

そして、身体の外から侵入した細菌やウイルスなどの抗原を無効化する処理をしています。

ところで、

ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。

I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.

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