健康食品・サプリメントの泉
コハク酸
夫のマーシュと映画を観に劇場へ行く途中で「風と共に去りぬ」の作者のマーガレット・ミッチェルは交通事故で亡くなりました。
彼女が密かに抱いていた野心は自分の手で歴史を書き換えたいというものでした。
古代エジプトの女王クレオパトラみたいですね。
クレオパトラも自分の手で歴史を書き換えたいと望んで、ローマの英雄たちに取り入りましたからね。
でも、クレオパトラの最期はどうだったでしょう。
また、マーガレット・ミッチェルも交通事故とはいえ、不運な最期でした。
まあ、虎は死して皮を残すということばがあるように、野心的な女性2人とも歴史に名は残していますがね。
そこで、野心的ではない我々凡人としては、コハク酸をたっぷり含んだ美味しい清酒を飲んで歴史を書き換えられない憂さを晴らしましょうか。
コハク酸とは
コハク酸は琥珀(こはく)から発見されたジカルボン酸という有機化合物の一種で無色柱状の結晶であり、独特の酸味と旨味を持っています。
コハク酸はアサリなどの二枚貝や地衣類、菌類などに含まれていて、とくに貝類の旨味成分としてよく知られています。
コハク酸はリンゴ酸、乳酸とともに清酒の味の甘口、辛口を左右している成分でもあります。
コハク酸は琥珀の乾留により発見されたため、命名されました。
英語のコハク酸を意味するsuccinic acidはラテン語の琥珀を意味するsccuinumに由来しています。
コハク酸は体内における代謝でも重要な酸であり、クエン酸回路を構成する酸の1つです。
コハク酸の用途
コハク酸およびそのナトリウム塩であるコハク酸ナトリウムは食品衛生法により定められた指定食品添加物です。
コハク酸は食品の味をととのえる調味料や食品に酸味を加える酸味料、pH調整剤として用いられています。
コハク酸がよく使われているのは、合成清酒、ミソ、しょうゆなどの調味料で、合成酒中には清酒風味付けのために0.08~0.09%使用されています。
コハク酸はそのほか、インスタントラーメン、ハムやソーセージ、かまぼこや竹輪などの練り物系、漬け物などの加工食品にも使われています。
また、変わったところでは化粧品のpH調整成分としても用いられています。
コハク酸の有益性
コハク酸にはガン細胞の増殖を抑制する効能が期待できます。
ガン細胞は大きくなるために自分で血管をつくって栄養を確保します。
これを血管新生と呼んでいますが、これによりガンの増殖・転移のリスクが上がります。
コハク酸はそのガン細胞の血管新生を抑制する作用があります。
また、コハク酸は腸内細菌の発酵で体内でも産生されています。
ルチンやエラグ酸、クルクミンなどのポリフェノールを摂取すると腸内発酵を経てコハク酸が産生され、体内のコハク酸濃度があがります。
つまり、アサリなどの貝のミソ汁1杯を食べることで、体内のコハク酸濃度があがり、ガン細胞増殖の抑制の効能が期待できます。
その一方で血管の新生を抑制するコハク酸などの物質は過剰に摂取すると妊娠中の胎児の発育を阻害するリスクがあります。
そのほかコハク酸には狭心症や心筋梗塞(しんきんこうそく)などの虚血性心疾患の悪化といった副作用のリスクもあります。
コハク酸のまとめ
コハク酸は琥珀から発見されたジカルボン酸という有機化合物の一種で無色柱状の結晶であり、独特の酸味と旨味を持っています。
コハク酸はアサリなどの二枚貝や地衣類、菌類などに含まれていて、とくに貝類の旨味成分としてよく知られています。
コハク酸はリンゴ酸、乳酸とともに清酒の味の甘口、辛口を左右している成分でもあります。
コハク酸は体内における代謝でも重要な酸であり、クエン酸回路を構成する酸の1つです。
コハク酸およびそのナトリウム塩であるコハク酸ナトリウムは食品衛生法により定められた指定食品添加物です。
コハク酸は食品の味をととのえる調味料や食品に酸味を加える酸味料、pH調整剤として用いられています。
コハク酸には血管新生を抑制し、ガン細胞の増殖を抑制する効能が期待できます。
しかし、血管の新生を抑制するコハク酸などの物質は過剰に摂取すると妊娠中の胎児の発育を阻害するリスクがあります。
その他、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の悪化といった副作用のリスクもあります。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
こちらに興味をもっていただけそうなものがあります。よろしければ、最新情報をご覧になってください。