健康食品・サプリメントの泉
セラミド
「失楽園」を書いた17世紀のイギリスの詩人ジョン・ミルトンが妻とある集会にでていました。
すると、ミルトンが「そこはすきま風が入らないかね」と妻に尋ねました。
ふだん優しい言葉をかけたことのないミルトンにしては思いやりがあるので、妻は感激して「ちっとも入りませんわ」と答えました。
するとミルトンは「じゃ、席を代わってくれ。ここはひどくすきま風が入り込むんだ」といいました。
イギリスも昔はレディファーストではなかったのですね。
いや、それよりもミルトンが変わっていたのかも。
ミルトンはセラミドなどの美容成分の効能を知っていても妻のためには美容液などを買ってやらなかったでしょうね。
セラミドとは
セラミドは体内のあらゆる細胞膜に存在する脂質です。
セラミドは体内の酵素によって細胞膜から遊離され、各細胞へのシグナル伝達物質として機能します。
各細胞へのシグナルには分化、増殖、アポトーシスがあり、このシグナルによって各細胞が分化、増殖、死滅します。
なお、アポトーシスとは身体の一部の細胞があらかじめ遺伝子のプログラムで決められたメカニズムによって自殺的に枯死する生理現象のことです。
皮膚のセラミド
皮膚の表皮はケラチンという繊維状のタンパク質を生成するケラチノサイトと呼ばれる、表皮角化細胞でほとんど形成されています。
表皮は下にある真皮と接触している基底細胞がセラミドによって細胞分裂を盛んに起こし、表皮の上へ角質層としてたまっていきます。
表皮にはケラチンの保護機能があり、基底細胞から生成されたメラニンは紫外線から皮膚を保護します。
そして、28〜56日ほどのターンオーバーと呼ばれる新陳代謝で表皮細胞は厚さ10〜20μm、足の裏では㎜単位の角質、つまり角質層となり、やがてセラミドによって細胞活動を停止して垢(あか)などになってはがれます。
このように皮膚などのセラミドは表皮にあって、ヒアルロン酸とともに、皮膚のバリア機能としても働く細胞間脂質であり、表皮に水分と油分のバリアを張り巡らせ水分蒸発を防ぐとともに外的刺激が皮膚の奥へ伝わるのを防いでいます。
セラミドが不足すると皮膚は紫外線や細菌に弱くなり、「肌荒れ」や乾燥を引き起こしやすくなってしまいます。
また、「肌荒れ」や乾燥の状態が長く続くと重度の「敏感肌」やアトピー性皮膚炎を発症することにもなります。
セラミドの美容の効能の利用
セラミドの皮膚へのバリア機能は表皮に近いところで機能していますので、体の内部からつくりだすよりは化粧品などで体の外側から皮膚に塗布することが効果的でしょう。
また、皮膚内部の真皮にあるヒアルロン酸やコラーゲンの保湿力も強力にサポートしてくれます。
セラミドはもともと体にある成分なので、「敏感肌」でも刺激物と認識されにくく、セラミドをうまく補給してバリアを回復させると、荒れていた皮膚もすこしずつ整えることができます。
また、セラミドの分解物にコラーゲン産生促進作用があることを細胞実験によって確かめられています。
セラミドが体内で分解されることにより生成した成分が皮膚の繊維芽細胞に作用してコラーゲン量を増加させるということです。
つまり、セラミドを健康食品やサプリメントで補給すると皮膚のコラーゲンが増加し、皮膚のシワやたるみに改善の効能が期待できます。
セラミドのまとめ
セラミドは体内のあらゆる細胞膜に存在する脂質です。
セラミドは体内の酵素によって細胞膜から遊離され、各細胞へのシグナル伝達物質として機能します。
皮膚などのセラミドは表皮にあって、ヒアルロン酸とともに、皮膚のバリア機能としても働く細胞間脂質であり、表皮に水分と油分のバリアを張り巡らせ水分蒸発を防ぐとともに外的刺激が皮膚の奥へ伝わるのを防いでいます。
セラミドが不足すると皮膚は紫外線や細菌に弱くなり、「肌荒れ」や乾燥を引き起こしやすくなってしまいます。
「肌荒れ」や乾燥の状態が長く続くと重度の「敏感肌」やアトピー性皮膚炎を発症することにもなります。
セラミドは化粧品などで体の外側から皮膚に塗布することが効果的で、皮膚内部の真皮にあるヒアルロン酸やコラーゲンの保湿力も強力にサポートしてくれます。
また、セラミドの分解物にコラーゲン産生促進作用があることを細胞実験によって確かめられています。
セラミドが体内で分解されることにより生成した成分が皮膚の繊維芽細胞に作用してコラーゲン量を増加させるということです。
つまり、セラミドを健康食品やサプリメントで補給すると皮膚のコラーゲンが増加し、皮膚のシワやたるみに改善の効能が期待できます。
なお、健康食品やサプリメントとしてのヒアルロン酸を含む健康食品やサプリメントはあくまでも健康食品ですので、医薬品ではありません。
期待される効能もエビデンス(医学的根拠)が認められていません。したがって、効能を保証することはできませんのでご注意ください。
体調の悪い方、すでに疾患にかかっている方、妊婦の方、高齢者の方、児童などは摂取する前に必ず医師などの専門家にご相談ください。
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