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プラごみ

「書かれざる作品」などを書いた大正、昭和の小説家、豊島与志雄(とよしまよしお)は大の酒好きでした。

しかし、仕事の打ち合わせを料理屋ですることを嫌い、「仕事は仕事、酒は酒」と言っていました。

そのくせ、彼の家に仕事の打ち合わせに誰かが行くと、要件は聞かずに酒をだして、「まあ、一杯飲んでからでいいじゃないか」と言うのでした。

本音と建前が違うのですね。いや、総論賛成、各論反対みたいなものですかね。

プラごみの問題も世界各国が連携して真剣に取り組まないと解決できないものですが、総論賛成、各論反対でなかなか議論が進みません。

プラスチックとは

プラスチックは石油からつくられる、合成樹脂で、加工しやすく軽くて安価なために世界中に普及しています。

熱に弱いという欠点はありますが、1950年代以降、ビンなどのガラス製品、缶などの金属製の容器などにとって代わり、急速に普及してきました。

現在、飲料などの容器に使われているペットボトルもプラスチック製品ですし、新型コロナウイルスの感染対策に使われている、飛沫防止用パーティションやフェイスシールドもプラスチック製品です。

プラごみの問題

廃プラスチックはプラスチックごみ、いわゆるプラごみと呼ばれ、環境に排出されたプラスチック製品のことです。

プラごみは自然環境中では分解されることはなく、半永久的に残り続けます。

河川から海へ流出したプラごみの量はは年間800万トンともいわれ、海洋プラスチック問題が大きな環境問題となっています。

プラスチックの袋やストローをエサと間違えて食べ続け、胃腸障害や飢餓のため、死ぬ海洋生物が続出しています。

また、波の力と紫外線により細かく砕けて、5㎜以下の断片になったマイクロプラスチックと呼ばれるプラごみになるものもあります。

ところで、日本のプラごみは約900万トンで、そのうち、有効利用は86%で、焼却や埋め立ては残りの14%です。

しかし、有効利用といっても、全部がリサイクルしているわけではなく、再生樹脂、その他の利用はその内の13%です。

有効利用の58%がサーマルリサイクル、海外ではサーマルリカバリーと呼ばれるものです。

つまり、焼却処分して、焼却した際に出る熱を温水にして使うなどの利用のことです。

実質焼却処分と同じものですし、二酸化炭素も排出されますので、地球温暖化を進めることにもなっています。

さらに、有効利用の15%は輸出で、中国や東南アジアに輸出してきました。もっとも、中国は2017年から、プラごみの輸入を規制しましたが。

また、海外に輸出したプラごみは発電の燃料として使われることもありますが、再生プラスチックとして利用されることもあります。

ただし、中身が残っていたり、汚れたプラごみは使えないため、そのまま廃棄され、河川から海に流出して、海洋プラスチックの問題に直結します。

結局は世界各国が連携して環境問題に真剣に取り組み、プラごみをださないようにする仕組みを世界で構築するしか、プラごみを減らすことはできないといえます。

なお、国連環境計画(UNEP)の意思決定機関、国連環境総会は2022年3月4日、海洋プラスチックごみ根絶を目指し、対策強化に向けた国際条約を制定することを決定しています。

2022年度後半に内容を議論する政府間交渉委員会を設置し、2024年までに条約案をまとめることになっています。

制定されれば、プラごみ問題に特化した初めての国際ルールになります。

プラごみのまとめ

プラスチックは石油からつくられる、合成樹脂で、加工しやすく軽くて安価なために世界中に普及しています。

現在、飲料などの容器に使われているペットボトルもプラスチック製品ですし、新型コロナウイルスの感染対策に使われている、飛沫防止用パーティションやフェイスシールドもプラスチック製品です。

廃プラスチックはプラスチックごみ、いわゆるプラごみと呼ばれ、環境に排出されたプラスチック製品のことです。

プラごみは自然環境中では分解されることはなく、半永久的に残り続けます。

河川から海へ流出したプラごみの量はは年間800万トンともいわれ、海洋プラスチック問題が大きな環境問題となっています。

プラスチックの袋やストローをエサと間違えて食べ続け、胃腸障害や飢餓のため、死ぬ海洋生物が続出しています。

また、波の力と紫外線により細かく砕けて、5㎜以下の断片になったマイクロプラスチックと呼ばれるプラごみになるものもあります。

日本のプラごみは約900万トンで、そのうち、有効利用は86%で、焼却や埋め立ては残りの14%です。

しかし、有効利用といっても、全部がリサイクルしているわけではなく、再生樹脂、その他の利用はその内の13%です。

有効利用の58%がサーマルリサイクル、海外ではサーマルリカバリーと呼ばれるものです。

つまり、焼却処分して、焼却した際に出る熱を温水にして使うなどの利用のことです。

実質焼却処分と同じものですし、二酸化炭素も排出されますので、地球温暖化を進めることにもなっています。

さらに、有効利用の15%は輸出で、中国や東南アジアに輸出してきました。もっとも、中国は2017年から、プラごみの輸入を規制しましたが。

また、海外に輸出したプラごみは発電の燃料として使われることもありますが、再生プラスチックとして利用されることもあります。

ただし、中身が残っていたり、汚れたプラごみは使えないため、そのまま廃棄され、河川から海に流出して、海洋プラスチックの問題に直結します。

結局は世界各国が連携して環境問題に真剣に取り組み、プラごみをださないようにする仕組みを世界で構築するしか、プラごみを減らすことはできないといえます。

なお、国連環境計画(UNEP)の意思決定機関、国連環境総会は2022年3月4日、海洋プラスチックごみ根絶を目指し、対策強化に向けた国際条約を制定することを決定しています。

2022年度後半に内容を議論する政府間交渉委員会を設置し、2024年までに条約案をまとめることになっています。

制定されれば、プラごみ問題に特化した初めての国際ルールになります。

ところで、

ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。

I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.

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