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リンパ球
「ボヴァリー夫人は私だ」と19世紀のフランスの小説家ギュスターヴ・フローベールがいったのは有名です。
しかし、フローベールはボヴァリー夫人が毒物を飲むところを執筆しているとき、口中にヒ素の味がはっきりと感じられたそうです。
そして、フローベールは2回も嘔吐してしまいました。
すごい、リアリズムですね。
じゃあ、フローベールはボヴァリー夫人がバラのとげでひっかいた傷から敗血症になる場面があれば、本当に敗血症の症状がでたのかも知れませんね。
フローベールは意志の力でリンパ球の増減ができたりして。
リンパ球とは
リンパ球は免疫を担う白血球の一種で骨髄の造血幹細胞で産生されます。
骨髄で産生されたリンパ球は、未熟なまま産出され、胸腺で成熟するものをT細胞、骨髄で成熟するものをB細胞といいます。
さらに、リンパ球はリンパ節を通り、熟成・増殖していきます。
リンパ球には骨髄成熟のB細胞と、胸腺成熟のT細胞ほか、どちらにも属さないNK細胞があります。
リンパ球は小リンパ球と大リンパ球にわけることがあります。
リンパ球の働き
リンパ球は免疫機能があり、自分自身がだす抗体、つまり免疫グロブリンなどをつかってあらゆる異物に対して攻撃をかけます。
リンパ球は身体に有害な抗原物質が侵入すると分裂して数を増やしながらT細胞とB細胞が協力して抗原物質を無害なものにします。
これに顆粒球やマクロファージ(大食細胞)も貪食能をもって協力しあっています。
B細胞とは
B細胞はT細胞とともに免疫反応の中心となる血液の白血球のリンパ球の一種で、抗体を産生する形質細胞へと分化する細胞です。
B細胞の細胞表面には抗体分子のレセプター、つまり受容体があり、抗原が体内に侵入するとレセプターで抗原を認識します。
B細胞はレセプターで抗原の刺激に応答して増殖し、T細胞の関与の下で、抗体、免疫グロブリンを大量に産生する形質細胞へと分化します。
T細胞とは
T細胞は血液の白血球のリンパ球の一種で、骨髄の造血幹細胞でつくられ、胸腺(きょうせん)で分化・成熟する免疫を担当する細胞です。
T細胞はB細胞とともに免疫反応に重要な働きをしています。
B細胞は抗体の産生に関与していますが、T細胞は免役を記憶していて、B細胞に情報を与えて抗体の産生を助ける働きをしています。
T細胞はB細胞とともに免疫を行うために、リンパ節および脾臓(ひぞう)の中心や動脈の周囲に分布しています。
T細胞はその機能をもとにヘルパーT細胞、サプレッサーT細胞、エフェクターT細胞、キラーT細胞の4種類に分類できます。
NK細胞とは
NK細胞は英語のnatural killerから来ている細胞で、ナチュラルキラー細胞とも呼ばれ、免疫に関係する大顆粒リンパ球という白血球の一種です。
NK細胞はリンパ腫などのガン細胞、ウイルスに感染した細胞、未熟なリンパ球など身体の中に発生した異常な細胞を直接攻撃し、破壊します。
NK細胞は標的細胞を破壊するのに同じ免疫に関係するT細胞とは異なり事前に敏感にさせる、感作の必要がありません。
そのためNK細胞は生まれつき(natural)の細胞障害性細胞(killer cell)という意味で名付けられました。
リンパ球のまとめ
リンパ球は免疫を担う白血球の一種で骨髄の造血幹細胞で産生されます。
骨髄で産生されたリンパ球は、未熟なまま産出され、胸腺で成熟するものをT細胞、骨髄で成熟するものをB細胞といいます。
さらに、リンパ球はリンパ節を通り、熟成・増殖していきます。
リンパ球には骨髄成熟のB細胞と、胸腺成熟のT細胞ほか、どちらにも属さないNK細胞があります。
リンパ球は小リンパ球と大リンパ球にわけることがあります。
リンパ球は免疫機能があり、自分自身がだす抗体、つまり免疫グロブリンなどをつかってあらゆる異物に対して攻撃をかけます。
リンパ球は身体に有害な抗原物質が侵入すると分裂して数を増やしながらT細胞とB細胞が協力して抗原物質を無害なものにします。
これに顆粒球やマクロファージも貪食能をもって協力しあっています。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
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