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胚乳
紀元前4世紀ごろの古代中国の韓(かん)の昭侯(しょうこう)はあるとき、酒を飲み、酔ってうたたねをしました。
風邪をひいてはと冠係が上衣を昭侯に掛けました。
昭侯はやがて目を覚まし、上衣が掛かっているのを見て、「誰が掛けたか」と問いました。
そして、衣係を職務怠慢で罰し、冠係を越権で罰しました。
つまり、上衣を掛ける役目は衣係の役目であって、冠係の役目ではないからですね。
昭侯は職務の境界に厳しいですね。
しかし、衣係や冠係という仕事があれば、止むを得ないかもしれません。
家庭では誰が上衣を掛けようが構いませんし、要は風邪を引かないようにするということですからね。
ところで、胚芽と胚乳の役目もきっちり決まっています。
これは、どちらか一方に養分を蓄えればいいというものではありません。
胚乳から芽がでたりすると、おかしなことになります。
胚乳とは
胚乳(はいにゅう)は内乳(ないにゅう)とも呼ばれ、種子の中にあって、胚芽(はいが)の生長に必要な養分を蓄えて胚芽に供給する組織です。
胚乳は米や小麦などの植物にはありますが、豆類、つまり大豆などの無胚乳種子の植物では早くに退化してしまい、養分は子葉という組織に移されてしまっています。
胚乳の利用
胚乳には種子が発芽するときに使われる、デンプン、脂肪、タンパク質などの養分が蓄積されています。
一般に穀類の胚乳を食用として利用します。
たとえば白米は稲の胚乳であり、小麦粉は小麦の胚乳を粉にしたものになります。
ふつう胚乳は果実のように実の部分を利用するのではなく、種子を利用することになりますので、加熱して利用することがほとんどです。
そのため、デンプンや脂肪、タンパク質は主食として摂取しやすいのですが、熱に弱いビタミンの摂取が難しくなっています。
胚芽とは
胚芽とは植物の種子にある、生長すると芽になる部分のことです。
胚芽はこれから植物の本体になる芽ですので、種子の数%ほどの割合しかありません。
米の胚芽には稲の種子の生長に必要なビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEなどのビタミンやミネラルなどの微量栄養素が豊富に含まれています。
米の胚芽にはγ(ガンマ)-アミノ酪酸(らくさん)、通称GABA(ギャバ)と呼ばれる成分が含まれています。
GABAはアミノ酸の一種で、人間の脳の中にたくさんあります。
GABAはホルモンのアドレナリンンの働きを抑制し、神経の興奮を抑えて、正常な働きに戻す神経伝達抑制物質です。
また、GABAを含む食物を摂取するとアドレナリンの分泌が抑えられ、血圧が下がり、高血圧や脳梗塞(のうこうそく)や脳内出血などの脳卒中の予防に効能が期待できます。
胚乳のまとめ
胚乳は内乳とも呼ばれ、種子の中にあって、胚芽の生長に必要な養分を蓄えて胚芽に供給する組織です。
胚乳には種子が発芽するときに使われる、デンプン、脂肪、タンパク質などの養分が蓄積されています。
一般に穀類の胚乳を食用として利用します。
たとえば白米は稲の胚乳であり、小麦粉は小麦の胚乳を粉にしたものになります。
ふつう胚乳は果実のように実の部分を利用するのではなく、種子を利用することになりますので、加熱して利用することがほとんどです。
そのため、デンプンや脂肪、タンパク質は主食として摂取しやすいのですが、熱に弱いビタミンの摂取が難しくなっています。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
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