健康食品・サプリメントの泉
フラボノイド
「細雪」「蓼食ふ虫」などを書いた明治から昭和の小説家、谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)は晩年、高血圧で健康が必ずしもすぐれませんでした。
しかし、谷崎潤一郎はそれを結構楽しんでいました。
あるとき、安倍能成(あべよししげ)はあるジャーナリストに「君、谷崎君のとこに行ったら、お元気ですねっていっちゃダメだよ。機嫌が悪くなるから……」といいました。
あのころの小説家など物書きは皆、不健康だったので、不健康であればあるほどよく売れているとみなされていました。
要するに、健康であれば偉大な小説家に見えないのですね。
それと健康であることはまた別なのですがね。
また、それとは別の話になりますが、谷崎潤一郎もフラボノイドをたくさん摂取していれば、高血圧に悩まされることがなかったのでしょうね。
フラボノイドとは
フラボノイドはポリフェノールのわけ方の1つで、植物に含まれている色素、苦味、辛味成分です。
フラボノイドはその種類によって働きがちがいますが、ポリフェノールですので、多くは強力な抗酸化作用があります。
ポリフェノールは光合成によってできる植物の色素や苦味の成分で、植物の細胞の生成、活性化などを補助する働きを持っています。
フラボノイドを豊富に含んでいる食品にはチョコレート、ココア、緑茶、紅茶、ワイン、柑橘類のジャバラなどがあります。
フラボノイドの種類
おもなフラボノイドには次のようなものがあります。
- アントシアニン
- ルチン
- ルチンはビタミンPとも呼ばれる水溶性のビタミン様物質でフラボノイドのポリフェノールです。
- ルチンは柑橘類、ソバ、ナス、アスパラガス、ホウレン草、クコ、イチジクなどの植物に多く含まれています。
- ルチンは摂取するとビタミンCを安定させ、ビタミンCの優れた抗酸化作用を補助する役割を持っています。
- ルチンは毛細血管の血管壁を強化し、栄養分や酸素が血管に出入りする機能を調整する働きがあります。
- また、ルチンは血流の改善作用により、血栓を防ぎ、狭心症や心筋梗塞(しんきんこうそく)などの虚血性心疾患の予防、脳梗塞(のうこうそく)、脳内出血などの脳卒中の予防、動脈硬化の予防、高血圧の予防など生活習慣病の予防に効能が期待できます。
- その他、ルチンはアレルギー症の予防、皮膚などの老化防止(アンチエイジング)、風邪の予防、ガンの予防などに効能が期待できます。
- カテキン
- イソフラボン
- イソフラボンは植物性色素成分フラボノイドで、大豆、葛(くず)などのマメ科の植物に多く含まれているポリフェノールです。
- イソフラボンは豆腐、納豆、ミソなどの大豆製品に豊富に含まれています。
- イソフラボンは人間が摂取すると、体内で女性ホルモンのエストロゲンに似た作用を呈し、植物エストロゲンとも呼ばれています。
- イソフラボンはエストロゲン様の活性を持っていますので、乳ガンのリスクを下げ、子宮ガンのリスクを増やすと考えられています。
- イソフラボンの摂取量が多いほど女性の乳ガンや脳梗塞と心筋梗塞、男性の前立腺ガンのリスクの低下の効能が期待できます。
- また、イソフラボンは更年期障害や2型糖尿病の改善に効能があるといわれ、骨粗しょう症にも効能が期待できます。
- しかし、イソフラボンには甲状腺へのヨウ素の取込みを阻害する作用があります。
- ヨウ素欠乏状態で大豆製品をたくさん食べるなどイソフラボンを大量摂取すると甲状腺肥大をもたらす可能性があります。
- ふつうの日本の食事では海苔やワカメ、コンブなどの海藻類にヨウ素が含まれているほか、寒天も原料がテングサなどの海藻ですのでヨウ素欠乏状態の心配はないでしょう。
- ケルセチン
フラボノイドのまとめ
フラボノイドはポリフェノールのわけ方の1つで、植物に含まれている色素、苦味、辛味成分です。
フラボノイドはその種類によって働きがちがいますが、ポリフェノールですので、多くは強力な抗酸化作用があります。
フラボノイドを豊富に含んでいる食品にはチョコレート、ココア、緑茶、紅茶、ワイン、柑橘類のジャバラなどがあります。
おもなフラボノイドには、アントシアニン、ルチン、カテキン、イソフラボン、ケルセチンなどがあります。
フラボノイドはその抗酸化作用により、高血圧、動脈硬化の予防など生活習慣病の予防などの効能が期待できます。
ところで、
ウクライナを侵略しているロシアが敗退して、この戦争が終わりますよう、切実に祈念いたします。
I sincerely pray for the end of this war with the defeat of Russia, which is invading Ukraine.
こちらに興味をもっていただけそうなものがあります。よろしければ、最新情報をご覧になってください。